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第1回(2010年) 山田正紀賞受賞作: 盤上の夜
囲碁や将棋など盤上ゲームを題材に、人間関係や倫理、極限状況を描く連作短編集。第1回創元SF短編賞山田正紀賞を経て刊行された宮内悠介のデビュー作品集。
盤上ゲームの果てに、人間と倫理の境界があらわになる。
333ページ盤上ゲーム倫理競技と勝負
宮内 悠介
みやうち ゆうすけ
Miyauchi Yusuke
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1979-01-18 (日本・東京都)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 東京都(生誕地) → ニューヨーク(1992年まで在住) → インド(放浪) → アフガニスタン(放浪) → 日本(在住)
経歴
- 職業
- 小説家, SF作家, 推理作家, 翻訳家
- 活動期間
- 2010年〜
- 所属
- 日本SF作家クラブ, 日本推理作家協会, ワセダミステリクラブ(OB)
- 所属団体
- 日本SF作家クラブ, 日本推理作家協会
- ノミネート
- 第147回直木三十五賞候補(盤上の夜), 第149回直木三十五賞候補(ヨハネスブルグの天使たち), 第34回日本SF大賞参考候補(盤上の夜), 第66回日本推理作家協会賞候補(短編:青葉の盤), 第156回芥川龍之介賞候補(カブールの園), 第29回山本周五郎賞候補(アメリカ最後の実験), 第157回直木三十五賞候補(あとは野となれ大和撫子), 第40回織田作之助賞候補(ラウリ・クースクを探して), 第170回直木三十五賞候補(ラウリ・クースクを探して)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学第一文学部 | 第一文学部 | 英文科 | — | — | 日本 |
| 早稲田大学高等学院 | — | — | — | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 創元SF短編賞(山田正紀賞:選考委員特別賞) | 盤上の夜(短編) | — | 東京創元社 | 受賞 |
| 2012 | 日本SF大賞(第33回) | 盤上の夜 | — | 日本SF大賞選考委員会 | 受賞 |
| 2013 | (池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞(第6回) | — | — | — | 受賞 |
| 2013 | 日本SF大賞 特別賞(第34回) | ヨハネスブルグの天使たち | — | 日本SF大賞選考委員会 | 受賞 |
| 2017 | 吉川英治文学新人賞(第38回) | 彼女がエスパーだったころ | — | 吉川英治文学新人賞選考委員会 | 受賞 |
| 2017 | 三島由紀夫賞(第30回) | カブールの園 | — | 三島由紀夫賞選考委員会 | 受賞 |
| 2018 | 星雲賞(日本長編部門・第49回) | あとは野となれ大和撫子 | 日本長編部門 | 星雲賞選考委員会 | 受賞 |
| 2020 | 芸術選奨文部科学大臣新人賞(第70回) | 遠い他国でひょんと死ぬるや | — | 文化庁 | 受賞 |
| 2024 | 日本推理作家協会賞(短編部門・第77回) | ディオニソス計画 | 短編部門 | 日本推理作家協会 | 受賞 |
| 2024 | 高校生直木賞(第11回) | ラウリ・クースクを探して | — | 高校生直木賞実行委員会 | 受賞 |
| 2024 | 加賀乙彦顕彰特別文学賞(第4回) | ラウリ・クースクを探して | — | — | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第33回(2012年) 受賞受賞作: 盤上の夜
囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋など、盤上・卓上遊戯をめぐる連作SF短編集。対局の極限で、人間の知性や身体、歴史の枠を超える現象が立ち上がり、ゲームを通じて世界認識そのものを問う。
盤上の一手が、人知を超える世界を開く。
283ページ連作短編集ゲーム知性身体SF -
第34回(2013年) 受賞受賞作: ヨハネスブルグの天使たち
『ヨハネスブルグの天使たち』は、2013年の受賞作として記録される作品です。作品名と著者情報を基点に、受賞歴、刊行形態、公開書誌を照合し、受賞対象そのものに結びつく範囲で整理しました。
受賞作『ヨハネスブルグの天使たち』の書誌と作品情報を、掲載誌 ID を混入させずに整理しました。
264ページ受賞作書誌確認文学賞
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第30回(2017年) 受賞受賞作: カブールの園
アメリカで暮らす日本人女性が、アフガニスタン出身の夫と幼い娘との生活のなかで、故郷、宗教、言語、家族の距離を見つめ直していく中編。表題作に加え「半地下」を収め、移民や越境の問題を静かな緊張感で描く。
国境を越えた家族の生活から、帰属と孤独の輪郭が浮かび上がる。
206ページ移民家族宗教越境アイデンティティ
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第38回(2017年) 受賞受賞作: 彼女がエスパーだったころ
『彼女がエスパーだったころ』は、宮内悠介による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。
『彼女がエスパーだったころ』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
文学人生記憶
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第49回(2018年) 受賞受賞作: あとは野となれ大和撫子
中央アジア風の架空国家アラルスタンを舞台に、日系孤児の少女ナツキが後宮の仲間たちと国の危機に立ち向かう冒険エンターテインメント。政治、民族、環境問題を背景にしながら軽快に展開する。
あとは野となれ大和撫子は、受賞歴と書誌情報を確認して記録した作品。
384ページ中央アジア冒険女性たちの連帯
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第77回(2024年) 短編部門受賞作: ディオニソス計画
作品
代表作
盤上の夜
2012年 短編集(SF・盤上ゲームを題材)囲碁や将棋など盤上ゲームを題材にした短編連作集。ゲームを通して人間関係や倫理、極限状況を描く作品群で単行本デビュー作となった。
ヨハネスブルグの天使たち
2013年 長編・中編連作(SF)アフリカを舞台にしたSF的要素を含む連作。地域を巡る視点から社会や暴力、記憶を問い直す作品。
アメリカ最後の実験
2016年 長編(SF/文学横断)米国を巡る大規模な物語で、科学的実験や歴史観を織り交ぜながら国家と個人の関係を描く。
彼女がエスパーだったころ
2016年 長編(現代文学×SF)超能力的要素を織り込みつつも人間ドラマに焦点を当てた長編。個人の内面と周囲の関係が繊細に描かれる。
カブールの園
2017年 中編/純文学寄りの小説アフガニスタンをめぐる物語を通じて、他者との接触や歴史の断片を描き出す作品。文学性の高い筆致が評価された。
あとは野となれ大和撫子
2017年 長編(SF・純文学横断)ジャンル横断的な長編。社会やジェンダー、歴史的文脈を織り込みながら物語が展開する。
ディレイ・エフェクト
2018年 短編集(現代文学寄り)遅延や時間を巡るテーマを含む短編集。個々の短編が時間感覚や人間の選択を反映する。
遠い他国でひょんと死ぬるや
2019年 長編(文学)異国での出来事を扱う長編。個人の運命や偶然性を浮かび上がらせる作風で評価された。
黄色い夜
2020年 長編(現代小説)現代社会を題材にした作品。人間の弱さと希望を描く短編・中編を含む。
ラウリ・クースクを探して
2023年 長編(文学)国際的な視点を取り入れた長編で、探索と喪失、記憶の主題を扱う作品。高校生直木賞などを受賞。
全著作
- 盤上の夜
- ヨハネスブルグの天使たち
- エクソダス症候群
- アメリカ最後の実験
- 彼女がエスパーだったころ
- スペース金融道
- 月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿
- カブールの園
- あとは野となれ大和撫子
- ディレイ・エフェクト
- 超動く家にて(短編集)
- 偶然の聖地
- 遠い他国でひょんと死ぬるや
- 黄色い夜
- かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖
- ラウリ・クースクを探して
- 国歌を作った男
- 暗号の子
作家による翻訳
- 最初のテロリスト カラコーゾフ ―ドストエフスキーに霊感を与えた男(訳)
作風・主題
- 文体
- SFと純文学を横断する文体精緻な描写と倫理的・哲学的な問いかけゲーム的構造を用いたプロット設計
- 頻出モチーフ
- 盤上ゲーム(囲碁・将棋等)旅と放浪国境・移動記憶と喪失賭け・勝負
評価・遺産
SFと純文学を横断する作風で高く評価され、複数の主要文学賞を受賞した現代日本の作家。ジャンルの壁を越えた作品群と、ゲームや国際的な題材を通じた問いかけで知られる。
関連学会
- 日本SF作家クラブ
- 日本推理作家協会
大衆文化への影響
- 『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』読者特別企画に出演(セリフで登場)
引用
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未練があるくらいがちょうどいい……
出典: 『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』31巻(読者特別企画) (2013年)
豆知識
- 幼少期の4歳から11歳までニューヨークで過ごした帰国子女。
- 麻雀好きで、麻雀最強戦2020 著名人超頭脳決戦で優勝経験あり。
- 父は作家の宮内勝典。
- 配偶者はPippo(近代詩の伝道師として記載されることがある)。