三島由紀夫賞 みしまゆきおしょう
母が植物状態になったあとも病室へ通い続ける娘の視点から、介護と成長、生と死の境目を静かに描く長編。身体の記憶と家族の距離感が、淡々とした語りの中で深く立ち上がる。
生と死で線引きされない場所に、親子の物語がある。