直木三十五賞 なおきさんじゅうごしょう
『罪な女』は、藤原審爾が1952年に発表した小説。貧しく不幸な境遇に生まれ、男に尽くすことに生の拠り所を見いだす女性を中心に、人間の弱さ、愛情、哀しさを描く。『斧の定九郎』『白い百足虫』とともに第27回直木賞の対象となり、のちに講談社文芸文庫『赤い殺意/罪な女』などに収録された。
不幸の中で愛にすがる女の姿に、人間の哀しさが沈んでいる。