日本の文学賞

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直木三十五賞 なおきさんじゅうごしょう

第32回(1954年 第2回開催)

大衆文学小説

受賞者

2名
梅崎春生 うめざき はるお 受賞

『ボロ家の春秋』は、市井の日常を舞台に、ユーモアと諷刺を交えて人間の滑稽さや弱さを描く梅崎春生の短編集。戦争体験を描いた作品群とは別の流れとして、戦後の暮らしの中にひそむ歪みとおかしみを軽やかに見せている。

ボロ家に集まる日常のささやかな事件が、人間の弱さとおかしみを映し出す。

304ページ
戦後文学市井の日常ユーモア諷刺人間の弱さ直木賞
小説家
戸川幸夫 とがわ ゆきお 受賞

「高安犬物語」は、戸川幸夫が旧制高校生時代に出会った幻の日本犬・高安犬との交流を描いた動物文学です。最後の高安犬チンと、チンを愛した人びとの姿を通して、失われゆく自然と人間の責任を静かに問いかけます。

幻の日本犬チンの生を、動物への深い愛情と惜別の思いで描いた直木賞受賞作です。

206ページ
動物文学高安犬絶滅人と動物自然
小説家