日本の文学賞

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直木三十五賞 なおきさんじゅうごしょう

第83回(1980年)

大衆文学小説

受賞者

2名
向田邦子 むこうだ くにこ 受賞

「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」は、向田邦子の短編集『思い出トランプ』に収録された短編。夫婦、家族、日常の会話や仕草の奥にある弱さ、狡さ、後ろめたさを、鋭く抑制された筆致で描く。

家族と夫婦の日常に潜む弱さや後ろめたさを、短い場面の積み重ねで浮かび上がらせる三短編。

225ページ
家族夫婦日常記憶後ろめたさ
志茂田景樹 しもだ けいき 受賞

『黄色い牙』は、志茂田景樹が秋田山中のマタギ社会を描いた長編小説。大正から昭和初期へ向かう時代の中で、狩猟をなりわいとする人々の誇り、掟、家族、近代化に押される共同体の悲哀を描く。

秋田の山で生きるマタギの共同体を、狩猟、掟、近代化の波の中に描く長編。

388ページ
マタギ秋田狩猟共同体近代化