日本の文学賞

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黄色い牙 (講談社文庫)

直木三十五賞

黄色い牙 (講談社文庫)

志茂田景樹

『黄色い牙』は、志茂田景樹が秋田山中のマタギ社会を描いた長編小説。大正から昭和初期へ向かう時代の中で、狩猟をなりわいとする人々の誇り、掟、家族、近代化に押される共同体の悲哀を描く。

マタギ秋田狩猟共同体近代化

作品情報

秋田の山で生きるマタギの共同体を、狩猟、掟、近代化の波の中に描く長編。

秋田山中で狩猟に生きるマタギの統領、佐藤継憲を中心に、父から受け継ぐ掟、妻さととの生活、反抗者たちとの軋轢、山と獣に向き合う日々が描かれる。近代化する日本社会の中で、山の民の暮らしと価値観が少しずつ追い詰められていく悲哀を、冒険と闘争の物語として押し出す。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1982-10-01
ページ数
388ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784061362512
ISBN-10
4061362518
価格
1990 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第83回(昭和55年度上半期) 直木賞受賞

レビュー

  • 購入した中古本のカバーデザイン

    今回購入した中古本「黄色い牙(講談社文庫)」ですが、amazon購入画面では中古本のカバーデザインが「熊の全身の絵」でしたが、実際に届いた中古本のカバーデザインは「積雪の中の樹木(写真)」でした。 この本は熊と闘う猟師の話なので、「熊」のカバーデザインがイメージ的に良かったです。 少々残念でした。

  • よかった

    ただね、継という字が名前や組の名前に入ってて、皇室の現天皇の継の宮から来てるじゃないかと勘繰りました。直木賞もそんなのも 考慮されるのかな?と。最後ネタばれですが、あっけなかった。敵対する熊との一騎打ちのとどめで話しは終わり、これからのマタギはどうなるのかというところがもう少し引き延ばして書いて欲しかった。

  • マタギの誇りと時代の流れを描ききった力作

    秋田内陸縦貫鉄道に乗ったきっかけでこの作品に出会った。旧いしきたりの中で、しかし厳しくも正直に生きてきたマタギたちが、時代に翻弄されていく……悲愴な物語ですが。しっかり面白かった。

  • 唸った

    時代の移り変わりと一つの風習風俗文化の移り変わり、のみならず人間の感情の移り変わりを無理なくリアルに描いた快作、と感じました。

  • アニマル本

    人間模様が深かった。もっと単純なアニマルパニックと思っていた。

  • 説明通りの良品

    説明通りの良品であり、梱包も適切と考えます。その他、特に指摘する事項はありません。

  • 黄色い牙

    評判が良いので読んでみたのですが、とてもいい本でした。主人公の心の強さに、いろいろ考えさせられました。

  • マタギ文化を描いたもの

    特定ヒグマとの壮絶な戦いを描いたものではなく、マタギ文化を描いたものでした。きちんと取材をして、得られた情報をなるべく全部活かすように上手く組み立てて小説化したという印象です。だからなのでしょうか、唐突に終わってビックリしましたが、あの先は創作できなかったという事なのでしょう。でも、マタギ文化には大いに興味があるので面白かったです。

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