日本の文学賞

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志茂田 景樹

しもだ かげき

Shimoda Kageki

別名: 下田 忠男 / 境 忠雄
ペンネーム: 志茂田 景樹主に用いる筆名, 境 忠雄一時期使用した別名

プロフィール

性別
男性
生誕
1940-03-25 (静岡県伊東市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
静岡県伊東市 → 東京都

経歴

職業
小説家, 絵本作家, タレント
活動期間
1976年〜
所属
日本文芸家クラブ(会長), 日本ペンクラブ(会員), ビッグ・ブッキング・エンターテインメント(所属プロダクション)
所属団体
日本文芸家クラブ, 日本ペンクラブ

学歴

中央大学
法学部 / 政治学科
国: 日本
入学から卒業までに6年かかったとされる

受賞歴

小説現代新人賞
1976
対象作品: やっとこ探偵
主催: 小説現代
結果: 受賞
直木三十五賞
1980
対象作品: 黄色い牙
主催: 直木賞選考委員会
結果: 受賞
日本文芸大賞
1984
対象作品: 汽笛一聲
主催: 日本文芸大賞選考委員会
結果: 受賞
日本文芸家クラブ特別大賞
1994
主催: 日本文芸家クラブ
結果: 受賞
日本絵本賞(読者賞)
2014
対象作品: キリンがくる日
主催: 日本絵本賞実行委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: やっとこ探偵

    『やっとこ探偵』は、志茂田景樹の出発点となった作品で、探偵小説の枠を借りながら、庶民的な人物のずれた可笑しみと哀感を描く。のちの多彩な作風につながる軽妙さがある。

    探偵もののかたちで、笑いと哀感を混ぜ合わせた志茂田景樹のデビュー作。

    229ページ
    探偵小説庶民性ユーモアデビュー作
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: 黄色い牙

    『黄色い牙』は、志茂田景樹が秋田山中のマタギ社会を描いた長編小説。大正から昭和初期へ向かう時代の中で、狩猟をなりわいとする人々の誇り、掟、家族、近代化に押される共同体の悲哀を描く。

    秋田の山で生きるマタギの共同体を、狩猟、掟、近代化の波の中に描く長編。

    388ページ
    マタギ秋田狩猟共同体近代化

作品

代表作

やっとこ探偵

1976年 探偵小説(短編集)

志茂田のデビュー作。登場人物を重視した短編ミステリー群で、受賞を経てプロデビューを果たした作品集。

人間描写ユーモアミステリー

黄色い牙

1980年 長編小説(歴史的要素・人間ドラマ)

父の北海道勤務時の話を素材に書かれた大作で、社会的・歴史的背景を織り込みながら人間模様を描いた作品。直木賞受賞作。

土地と家族人間の本性郷土性

孔雀警視(シリーズ)

推理小説(ユーモア・官能要素を含む)

女性キャリア捜査官を主人公にしたシリーズ。お色気とユーモアを織り交ぜた軽快な語り口で人気を博した。第一作がテレビドラマ化されるなどのメディア展開も行われた。

女性キャリア官能とユーモア捜査
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] それゆけ孔雀警視 (1987)

汽笛一聲

1983年 長編小説・実録要素

社会的な題材を扱った長編。1984年に日本文芸大賞を受賞した作品で、現代社会の問題や人物の葛藤を描く。

社会問題人間葛藤

戦国の長嶋巨人軍

1995年 架空戦記・タイムスリップ

自衛隊での体験入隊を経て執筆された架空戦記。長嶋茂雄が戦国時代にタイムスリップし、織田信長と共に天下を目指すという大胆な設定でカルト的人気を博した。

タイムスリップ歴史の改変スポーツと戦争の融合
映像化・舞台化
  • [漫画] (漫画化)戦国の長嶋巨人軍/戦国の長縞GB軍 (2013)

キリンがくる日

2014年 児童書・絵本

子ども向けの絵本。やさしい語りと挿絵で親子に向けたメッセージを伝える作品で、日本絵本賞(読者賞)を受賞。

友情成長

全著作

  • やっとこ探偵
  • 黄色い牙
  • 汽笛一聲
  • 戦国の長嶋巨人軍
  • 蒼翼の獅子たち
  • 折伏鬼
  • 制覇(映画原作)
  • 首領を継ぐのは俺だ
  • 孔明の艦隊
  • 彗星の艦隊
  • 極光の艦隊
  • キリンがくる日
  • サラリーマン裏太平記
  • ザ・騙し人(漫画原作)
  • カゲキに生きてみないか

翻案

  • それゆけ孔雀警視(テレビドラマ化、1987)
  • 制覇(映画化の原作、1982)
  • 戦国の長嶋巨人軍(漫画化、2013)
  • ビーロボ カブタック(テレビ出演、1997-1998)

作風・主題

文体
娯楽性の高い語り口登場人物重視の作劇口述筆記での執筆例が多い
頻出モチーフ
歴史の大胆な再解釈タイムスリップ/架空戦記官能表現とユーモアの混在タレント性を反映したキャラクター造形

健康

  • 膠原病
    2017年 -
    体調に制約が出始めたが執筆や発信は継続
  • 関節リウマチ
    2018年 -
    関節の痛みや機能制限が生じた
  • 腰の圧迫骨折
    2019年
    転倒による圧迫骨折で一時的に車椅子生活を送った

評価・遺産

ジャンルを横断する多彩な作風とメディアでの高い可視性により、特に架空戦記やユーモアを交えた警察小説の分野で独自の位置を築いた。子ども向け読み聞かせ活動や絵本執筆でも評価を得ており、タレント活動を通じた大衆的な影響力も大きい。

関連学会

  • 日本文芸家クラブ
  • 日本ペンクラブ

資料所蔵先

  • 国立国会図書館
  • 中央大学附属図書館

大衆文化への影響

  • テレビバラエティ・ドラマへの多数出演(『笑っていいとも!』等)
  • 山本寛斎のファッションショーでモデルを務めた経歴
  • Twitter等SNSでの発信と人生相談での人気(多数のフォロワー)

引用

  • 「茂る田んぼを志す」という気持ちから志茂田という変名を用いた。
    出典: ウィキペディア「志茂田景樹」
  • 「短編を書くならストーリーの面白さよりも登場人物を重視するといい」という助言を受け、それを反映した作品でデビューした。
    出典: ウィキペディア(インタビュー・来歴の記述)

豆知識

  • 奇抜なファッションセンスで知られ、山本寛斎のファッションショーにモデル出演した。
  • 自らの選書・復刊レーベル「KIBA BOOKS」として絶版自著を復刊した。
  • 2014年、事務所の金庫の鍵が壊され6,000円が盗まれる事件が報じられた。
  • 長年にわたりタレント活動と執筆活動を並行して行い、読み聞かせ隊を結成して児童向け活動も行っている。
  • 幼少期の疾患の影響で音楽の表現能力に制約があると公言している。