日本詩歌句協会賞 にほんしかくきょうかいしょう
第14回(2018年)
詩短歌俳句随筆評論
受賞者
7名
星善博
協会賞
消える
日常の一瞬が失われていく感覚を、短い詩歌の形式に凝縮した受賞作。余白のなかに、存在のはかなさと記憶の手触りを残す。
消えるは、詩歌を軸に読者を作品世界へ導く。
詩歌消失記憶余白
河野昌子
優秀賞
色
色彩を手がかりに、感情と風景が重なる瞬間をすくい取る詩歌作品。簡潔な表現のなかに、見ることと感じることの距離が置かれている。
色は、色彩を軸に読者を作品世界へ導く。
色彩感情風景詩歌
沢村俊輔
優秀賞
躍動
身体や景の動きを、伸びやかなリズムでとらえた詩歌作品。静止した言葉のなかに、生命の弾みを残す構成が印象的である。
躍動は、躍動感を軸に読者を作品世界へ導く。
躍動感生命リズム詩歌
夏井通江
協会賞
黄色
黄色という視覚的な核から、明るさ、不安、季節感を引き出す詩歌作品。ひとつの色が複数の感情へ広がるところに読みどころがある。
黄色は、黄色を軸に読者を作品世界へ導く。
黄色季節感感情の揺れ詩歌
藤咲みつを
優秀賞
お正月
年の始まりの空気を、生活の近さから描く詩歌作品。祝祭感だけでなく、時間が改まる静けさも含んだ題材になっている。
お正月は、正月を軸に読者を作品世界へ導く。
正月生活時間詩歌
小峰新平
奨励賞
ヤシの木の下で
南方的な景物を背景に、人の気配と風の感触を重ねる詩歌作品。明るい場所に潜む孤独や余韻が、題名の開放感と響き合う。
ヤシの木の下では、ヤシの木を軸に読者を作品世界へ導く。
ヤシの木南方の風景孤独詩歌
日野百草
奨励賞
『砲車』は戦争を賛美したか 長谷川素逝と戦争俳句
長谷川素逝の『砲車』と戦争俳句をめぐり、作品が戦争をどのように表象したかを問い直す評論。俳句史と戦時下の言葉の関係を検討する。
『砲車』は戦争を賛美したか 長谷川素逝と戦争俳句は、長谷川素逝を軸に読者を作品世界へ導く。
長谷川素逝戦争俳句砲車俳句評論