野間文芸新人賞 のまぶんげいしんじんしょう
宇都宮郊外で、団地に囲まれながらわずかに残った土地にしがみつき、トマトのハウス栽培を続ける青年・満夫を描く長編小説。高度成長後の都市化、農地と家族の変質、性と金をめぐるむき出しの欲望が、遠く鳴る雷のように生活へ迫ってくる。
団地のそばのビニールハウスで、青年は変わりゆく土地に抗うようにトマトを育てる。