大佛次郎賞 おさらぎじろうしょう
第8回(1981年)
小説ノンフィクション歴史書
受賞者
2名ドイツ・ニュルンベルクを主な舞台に、中世都市に生きた名もなき人びとの暮らしをたどる歴史書。貨幣経済の浸透や職人世界、祭り、贈与、女性、ユダヤ人などを通じて、人と人との関係や社会構造が大きく変わっていく中世ヨーロッパの姿を描き出す。
暗黒時代という通俗的な見方を越え、民衆の暮らしから中世ヨーロッパの大転換を見通す。
384ページ
中世都市ニュルンベルク貨幣経済職人世界民衆史
内田義彦が、アダム・スミス、河上肇、中江兆民らの著作を読む実践を通して、社会科学を生きた思考の営みとして語る評論集。制度や理論を外側から眺めるのではなく、作品を読むように言葉と構成に入り込み、社会認識を自分の生の問題として引き受ける姿勢を示す。
社会科学を、抽象的な理論ではなく、人間が社会を生きて読むための作品として捉え直す。
380ページ
社会科学読書論アダム・スミス河上肇中江兆民市民社会