日本の文学賞

← 新潮新人賞に戻る

新潮新人賞 しんちょうしんじんしょう

第39回(2007年)

純文学小説

受賞者

2名
高橋文樹 たかはし ふみき 受賞

岩手から上京した美貌の青年・天地遍人は、路上で詩を書く仕事を始め、文芸同人誌「破滅派」に加わる。個性の強い仲間たちとの活動にのめり込む一方、代表の恋人・深川潮への思いと、逼迫していく同人誌の運営が遍人を揺さぶる。

実在するオンライン文芸誌を舞台に、創作への熱狂と人間関係のもつれを描く成長小説。

301ページ
文芸同人誌創作上京友情と恋愛若者の成長
大澤信亮 おおさわ のぶあき 受賞

宮澤賢治を「絶対平和の詩人」という像だけで捉えず、その作品に潜む暴力性と自己破壊的な倫理を読み解く文芸評論。近代文学と批評の問いをたどりながら、暴力を非暴力の地平へ導く思考を探る。

絶対平和の詩人に孕まれていた暴力性は、いかにして非暴力の地平へと至ったのか。

253ページ
宮澤賢治文学批評暴力と非暴力自己破壊的倫理近代文学