小学館文庫小説賞 しょうがくかんぶんこしょうせつしょう
第2回(2002年 第2回開催)
エンタテイメント小説
受賞者
2名
秋の金魚
秋という季節の寂しさと、金魚のかすかな生命感を重ね、移ろいの中で取り残される感情をすくい上げる小説です。大きな事件よりも、身近な風景の変化に心が揺れる瞬間を丁寧に見つめます。
小さな生きものの気配を通して、季節と心の変化が静かに浮かび上がります。
季節喪失感小さな生命記憶
if
「もしも」という仮定が人生の選択を照らし出す、短い題名の余白を生かした小説です。過去の分岐や取り返せない時間を見つめながら、別の可能性を考えることが現在の自分をどう変えるのかを描きます。
別の道を思い描くことで、いま立っている場所の意味が見えてくる作品です。
仮定選択時間自己認識