日本の文学賞

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河治 和香

かわじ わか

Kawaji Waka

プロフィール

性別
女性
生誕
1961-01-01 (東京都葛飾区柴又)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都葛飾区柴又(出生) → 北海道北広島市(在住)

経歴

職業
小説家
活動期間
2003年〜
所属
CBSソニー(ソニー・ミュージックレコーズ), 日本映画監督協会(事務職)
影響を受けた人物
三谷一馬

学歴

日本大学芸術学部
芸術学部 / 映画学科
国: 日本

受賞歴

小学館文庫小説賞
2003
対象作品: 秋の金魚
主催: 小学館
結果: 受賞
北海道ゆかりの本大賞
2018
対象作品: がいなもん 松浦武四郎一代
主催: 北海道ゆかりの本大賞
結果: 受賞
中山義秀文学賞
2019
対象作品: がいなもん 松浦武四郎一代
主催: 中山義秀文学賞
結果: 受賞
舟橋聖一文学賞
2020
対象作品: がいなもん 松浦武四郎一代
主催: 舟橋聖一文学賞
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 秋の金魚

    秋という季節の寂しさと、金魚のかすかな生命感を重ね、移ろいの中で取り残される感情をすくい上げる小説です。大きな事件よりも、身近な風景の変化に心が揺れる瞬間を丁寧に見つめます。

    小さな生きものの気配を通して、季節と心の変化が静かに浮かび上がります。

    季節喪失感小さな生命記憶
  1. 北海道の名付け親として知られる松浦武四郎の生涯を、晩年の語りを通してたどる歴史小説。蝦夷地調査、アイヌの人々へのまなざし、幕末から明治へ移る時代の歪みが、ひとりの探検家の熱量とともに描かれる。

    北の大地を歩き抜いた男の記憶が、北海道の名の奥にある歴史を呼び起こす。

    317ページ
    歴史小説松浦武四郎北海道アイヌ
  1. 『がいなもん 松浦武四郎一代』は、北海道の名付け親として知られる探検家・松浦武四郎の生涯を描く歴史小説です。晩年の武四郎が河鍋暁斎の娘に昔語りをする構成で、蝦夷地調査、アイヌへのまなざし、幕末明治の変動を浮かび上がらせます。

    途方もない男、松浦武四郎が見た北の大地と時代の歪み。

    317ページ
    歴史小説松浦武四郎北海道アイヌ
  1. 北海道の名付け親として知られる松浦武四郎の生涯を、晩年の語りを通じて描く歴史小説。蝦夷地調査、アイヌの人びととの交流、明治の価値観との衝突が浮かび上がる。

    途方もない旅の記憶が、ひとりの老人の語りから立ち上がる。

    285ページ
    歴史小説松浦武四郎北海道アイヌ

作品

代表作

秋の金魚

2003年 時代小説

デビュー作。江戸風俗を背景に人物の内面と日常の細部を描く長編小説。

江戸風俗女性の視点日常の細部

笹色の紅 幕末おんな鍼師恋がたり

2006年 歴史小説

幕末を舞台に、鍼師として生きる女性の生き方と恋を描く作品。

幕末職業と生き方恋愛

侠風むすめ 国芳一門浮世絵草紙

2007年 時代小説

歌川国芳やその門人たちをめぐる人情譚。浮世絵の世界観を織り込んだシリーズの第一作。

浮世絵人情職人世界

あだ惚れ 国芳一門浮世絵草紙 2

2007年 時代小説

国芳一門シリーズ第二作。門人たちを中心に描く人間模様を継承する一篇。

浮世絵絵師と弟子人情

鬼振袖 国芳一門浮世絵草紙 3

2009年 時代小説

シリーズ第三作。江戸の風俗の中で生きる人々の葛藤と情愛を描く。

江戸文化葛藤情愛

浮世袋 国芳一門浮世絵草紙 4

2010年 時代小説

シリーズ第四作。庶民の暮らしや風習を繊細に描写する一編。

庶民生活風俗描写

命毛 国芳一門浮世絵草紙 5

2011年 時代小説

シリーズ第五作。人の生死や因縁が主題となる物語。

生と死因縁

ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙

2020年 歴史小説

明治期を舞台にしたシリーズの発展作。近代化の波の中で変化する人々と芸術を描く。

明治近代化美術史

ひとり夜風/紋ちらしのお玉

2010年 時代小説

『紋ちらしのお玉』を中心とする一連の物語。女性の視点で江戸の暮らしを描く。

女性の生き方江戸の日常

鍼師おしゃあ 幕末海軍史逸聞

2012年 歴史小説

幕末の海軍史にまつわる逸話を織り込みながら進む物語。職業と時代背景を描く。

幕末海軍史職業小説

未亡人読本 いつか来る日のために

2012年 エッセイ/小説

未亡人の生き方や心情をテーマにした作品集。物語とエッセイの要素を併せ持つ。

喪失と再生女性の生き方

どぜう屋助七

2013年 歴史小説

江戸の庶民と職人を描いた物語。商いと人情を主題とする作品。

江戸庶民商い人情

遊戯神通 伊藤若冲

2016年 伝記小説

江戸の絵師・伊藤若冲の生涯を題材に描いた伝記的要素の強い小説。

美術史画家の生涯

がいなもん 松浦武四郎一代

2018年 伝記小説

蝦夷地を歩き記録した探検家・松浦武四郎の生涯を描く伝記的長編。地方史と探検を主要題材とする。

探検地方史伝記

全著作

  • 秋の金魚
  • 笹色の紅 幕末おんな鍼師恋がたり
  • 侠風むすめ 国芳一門浮世絵草紙
  • あだ惚れ 国芳一門浮世絵草紙 2
  • 鬼振袖 国芳一門浮世絵草紙 3
  • 浮世袋 国芳一門浮世絵草紙 4
  • 命毛 国芳一門浮世絵草紙 5
  • ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙
  • ひとり夜風/紋ちらしのお玉
  • 時雨ごこち 紋ちらしのお玉
  • 鍼師おしゃあ 幕末海軍史逸聞
  • 未亡人読本 いつか来る日のために
  • どぜう屋助七
  • 遊戯神通 伊藤若冲
  • がいなもん 松浦武四郎一代

作風・主題

文体
時代小説を基調とした叙述史実に寄せた長編・伝記的小説
頻出モチーフ
江戸風俗の細部描写職人・芸術家・実在人物の物語女性の視点と日常

評価・遺産

江戸風俗や実在の人物を丁寧に描く時代小説作家として評価される。地域史や伝記的作品で地方の歴史関心を喚起し、複数の文学賞を受賞している。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館データ(ID: 00932925)
  • VIAF(ID: 260012964)
  • ISNI(ID: 0000000380872433)
  • CiNii(著者ID: DA16906379)

豆知識

  • 1961年生まれ。東京都葛飾区柴又出身。
  • 日本大学芸術学部映画学科卒業。CBSソニー勤務や日本映画監督協会での事務職を経て作家活動を開始。
  • デビュー作『秋の金魚』で小学館文庫小説賞(第2回)を受賞し作家デビュー。
  • 『がいなもん 松浦武四郎一代』で北海道ゆかりの本大賞(2018年)、中山義秀文学賞(2019年)、舟橋聖一文学賞(2020年)を受賞。
  • ISNI、VIAF、国立国会図書館などの典拠識別子が登録されている。