小学館児童出版文化賞 しょうがくかんじどうしゅっぱんぶんかしょう
第2回(1953年)
受賞者
6名『お月さまをたべたやっこだこ』は、永井鱗太郎による児童向け作品で、月と凧という親しみやすい題材から、子どもの想像力をのびやかに広げる物語。空に浮かぶ月を食べてしまうという大胆な発想が、昔話のような楽しさを生んでいる。
やっこだこが月を食べてしまう、空いっぱいに広がる子どもの想像の物語。
伊藤永之介『五郎ぎつね』は、農村文学で知られる著者が子ども向けに書いた児童文学作品です。狐をめぐる民話的な親しみやすさを通して、自然、暮らし、人と動物の関係を描いた物語と考えられます。
狐の物語を通して、自然と人の暮らしを子どもに伝える児童文学です。
二反長半『子牛のなかま』は、子牛をめぐる生活と仲間たちを描いた児童文学作品です。動物と子どもの近さ、農村の暮らし、命を育てる喜びを、子どもに親しみやすい物語として伝えます。
子牛とその仲間たちを通して、命と暮らしの温かさを描く児童文学です。
鈴木寿雄の「一連の作品」は、戦前から戦後にかけて児童出版物に描かれた童画の仕事を対象にした評価である。モダンでユーモラスな絵柄と、子どもの生活に近い親しみやすさによって、絵本や教科書の視覚表現を豊かにした。
モダンで親しみやすい童画によって、子どもの本の紙面を明るくした仕事。
三芳悌吉「一連の作品」は、児童出版における絵本・童画の仕事を対象にした受賞です。自然や生きものをよく観察する画家の目と、子どもに届く明快な絵づくりによって、戦後の児童文化に貢献しました。
特定の一冊ではなく、三芳悌吉が児童出版に残した絵と絵本の仕事全体を指す受賞対象です。
倉金章介の「一連の作品」は、戦後の児童漫画を明るく親しみやすい娯楽として広げた仕事を対象にした評価である。代表作『あんみつ姫』に見られる軽快なユーモアと愛らしい人物造形は、少女漫画・児童漫画の読者層を広げる力を持っていた。
明るいユーモアと愛らしい人物造形で、戦後の児童漫画を広げた仕事。