小説宝石新人賞 しょうせつほうせきしんじんしょう
江戸の俳人・与謝蕪村を思わせる語りの中で、梅と鶯の取り合わせから人と怪異の気配をすくい上げる時代小説。静かな季節感と、日常の背後に潜むあやかしの気配が重なる短編である。
春の気配の奥に、江戸の人びととあやかしの影がふっと立ち上がる。