作品情報
春の気配の奥に、江戸の人びととあやかしの影がふっと立ち上がる。
『踊る猫』に収録された短編。与謝蕪村が見聞きした妖たちの物語という連作の一編として、古典的な季語や江戸の生活感を足場に、目に見えないものとの出会いを描く。
レビュー要約
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季節の情緒と怪異をやわらかく重ねる筆致が読まれている。派手な恐怖よりも、余韻と人情の残る短編として受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 2017-02-09
- ページ数
- 328ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.5 x 15.2 cm
- ISBN-13
- 9784334774295
- ISBN-10
- 4334774296
- 価格
- 256 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 踊る猫 (光文社文庫 お 51-1 光文社時代小説文庫) : 折口真喜子: 本
レビュー
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優しいお話
優しさに溢れた話で満たせれている。つらい話も妖しい話もすべてが優しい。
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落ち着いてじっくり読むのに向いています。
蕪村の生活ぶりや生き方が感じられてじっくり読みました。久しぶりによい本に出会いました。
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うーん
表紙買いしました。 かつ、不思議な話や妖怪関係の話が好きなので期待して読んだところ、少しガッカリしました。 短編集でさらっと書かれているとはいえ、もうちょっとこう、言葉では伝えにくい残念な感想が残りました。 良く言えば長編で書かれている物がどういうものか気になる、という所です。 期待せずに読んだ方が面白く感じるかも。
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近所の書店で本を見て、購入はアマゾン。
説明通りの本でした。満足でした。同じ作者の本も購入しました。
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あっさり読めても案外ずしんとくる作りとなっている
日刊ゲンダイでの紹介を読んで購入した。 夢枕獏の「陰陽師」にも似た怪異譚である。但し蕪村を主人公としている分時代が下っており、中世の あやかしの物語ではなく、近世のファンタジーである点で若干趣も違っている。また内容においては 俳句の「軽み」ともいうべき軽妙洒脱さはありながらも、きちんと書き込んでいるテーマは密やかな重さも 湛えている。あっさり読めても案外ずしんとくる作りとなっていると言える。 個人的な難点としては文中に出てくるカタカナにいくつか違和感を感じる場面があった。これは著者の 作戦なのかもしれない。ともすると古風な方向に流れてしまいそうな題材に幾分か異物を混ぜ込むことで 読者になんとなく居心地を悪くさせるという戦術は確かに一つあるとは思う。但し、「居心地良く」 読んでいた僕としては、アサリの中に砂を噛んだような気もした。 「夜の鶴」が一番好きである。子を持つ親として、これは読んでいて正直辛い。但し、最後の明るさが 救いでもある。こういう結末をかける著者の人間の幅には感銘を受けるしかない。 新人、とのことらしいが、楽しみな方である。
関連する文学賞
- 小説宝石新人賞 第3回(2009年) ・受賞