小説新潮賞 しょうせつしんちょうしょう
無頼派周辺の気配を帯びた人間像を、戦後文学のざらついた現実感の中で描く作品。破滅へ向かう衝動と人への執着が重なり、題名どおり修羅を生きる人物の輪郭が浮かび上がる。
人は傷を抱えたまま、なお他者へ向かって歩いていく。