日本の文学賞

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早稲田文学新人賞 わせだぶんがくしんじんしょう

第9回(1992年)

小説評論短歌

受賞者

3名
麻田圭子 受賞
モーニング・サイレンス

早稲田文学新人賞の小説部門受賞作。朝の静けさを思わせる題名から、日常の中にある沈黙、すれ違い、変化の兆しを描く作品として読める。

朝の沈黙の中で、まだ言葉にならない変化が動き出す。

新人賞小説沈黙日常変化の予感
シングルマザー

羽根田康美の「シングルマザー」は、早稲田文学新人賞の小説部門で受賞した短編作品。家族の形と生活の圧力を、平成初期の空気の中で見つめる題名そのものの切実さが中心にある。

家族をめぐる孤独と生活感が、短い題名の中に凝縮される。

母子家庭生活の不安家族新人文学
テネシーワルツ

小笠原和幸「テネシーワルツ」は、短歌連作として早稲田文学新人賞を受けた作品。異国の歌を思わせる題名と、死生観を強く帯びた歌風が結びつき、孤独な生の感覚を鋭く響かせる。

歌のリズムの奥に、死へ向かう生の硬い感触が残る。

154ページ
短歌死生観孤独地方性