日本の文学賞

← 文学賞一覧に戻る

早稲田文学新人賞

わせだぶんがくしんじんしょう

早稲田文学新人賞は早稲田文学会によって主催されている公募新人文学賞です。

小説評論短歌
創設年
1984
主催
早稲田文学会
カテゴリー
文学総合・文芸総合
選考方式
公募
受賞対象
新人
開催頻度
不定期
賞のステータス
終了

説明

早稲田大学文芸科の教授であった平岡篤頼の尽力により1984年に創設された公募新人文学賞。1984年から2000年までは小説・評論・詩・短歌の4部門、2001年から2004年までは小説・評論の2部門制で毎年実施された。2005年から2007年は誌面休刊により休止し、2008年の『早稲田文学』復刊とともに不定期ながら再開され、小説1部門制、選考委員1名制と定められている。

関連の賞

  • 三田文学新人賞
  • 江古田文学賞

公式情報

http://www.bungaku.net/wasebun/

過去の受賞者

中野睦夫 なかの むつお 受賞
贄のとき

「贄のとき」は、中野睦夫による早稲田文学新人賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。

中野睦夫の「贄のとき」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

受賞作人物の選択社会と記憶
桝田豊 ますだ ゆたか 受賞
小悪

「小悪」は、桝田豊による早稲田文学新人賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。

桝田豊の「小悪」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

受賞作人物の選択社会と記憶
黒田夏子 くろだ なつこ 受賞

全文横書きで固有名詞を排した実験的な小説。幼少期から両親を見送るまでの記憶を、独自の文体でしなやかにたどる。

abさんごは、黒田夏子の受賞作として、題名のモチーフから作品世界へ読者を導く。

128ページ
文学賞受賞作人物の選択記憶と関係性
青沼静哉 あおぬま しずや 受賞
ほか♨いど

北海道を思わせる土地と言葉遊びを組み合わせた新人賞受賞作。公開されている本文では、地方に生きる人物の居場所のなさと奇妙なユーモアが前面に出る。

北の土地をめぐる言葉が、居場所を失った人物の声になる。

新人賞受賞作北海道居場所ユーモア
間宮緑 まみや みどり 受賞
牢獄詩人

「牢獄詩人」は、間宮緑による受賞作。人物の心の動きと周囲の世界を丁寧にたどり、短い題名の奥にある葛藤や変化を描き出す。

「牢獄詩人」は、間宮緑による受賞作。

人物葛藤変化
雅雲すくね がうん すくね 受賞
不二山頂滞在記

『不二山頂滞在記』は、雅雲すくねによる小説作品。受賞時の評価対象として、題名が示す情景や人物の動きを軸に、短い形式の中にも時間の厚みを感じさせる作品である。

不二山頂滞在記という題名が、作品の中心にある気配と緊張を端的に伝えている。

人物関係成長時代
萩田洋文 受賞
ロマン戦

「ロマン戦」は、萩田洋文による早稲田文学新人賞受賞作です。『早稲田文学』誌上で発表された小説で、同時代の新人文学賞の中で、妄想や世界の端へ向かう感覚を帯びた作品として記録されています。

『早稲田文学』誌上に掲載された、単行本化未確認の新人賞受賞小説。

新人賞文芸誌掲載現代小説未単行本化
仙田学 受賞
中国の拷問

早稲田文学新人賞を受けた小説作品。題名は暴力と異国表象を強く響かせ、身体へのまなざし、権力、苦痛をめぐる文学的な問いを喚起する。

中国の拷問は、千田学の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。

小説身体暴力権力新人賞
該当なし
城殿智行 受賞
吐き怒る天使--大岡昇平と「現在形」の歴史

『吐き怒る天使--大岡昇平と「現在形」の歴史』は、2000年の受賞対象となった評論・エッセイ作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

『吐き怒る天使--大岡昇平と「現在形」の歴史』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む評論・エッセイ作品です。

評論随筆思索
鶴岡一生 佳作
サイヨーG・ノート

『サイヨーG・ノート』は、2000年の受賞対象となった評論・エッセイ作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

『サイヨーG・ノート』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む評論・エッセイ作品です。

評論随筆思索
松本薫 受賞
ブロックはうす

『ブロックはうす』は、早稲田文学新人賞の受賞作で、若い書き手の実験性と同時代感覚が表れた小説です。

『ブロックはうす』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

受賞作文学賞人間描写
高橋秀行 受賞
影の眼差し

『影の眼差し』は、早稲田文学新人賞の受賞作で、若い書き手の実験性と同時代感覚が表れた小説です。

『影の眼差し』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

受賞作文学賞人間描写
阿部公彦 受賞
荒れ野に行く

『荒れ野に行く』は、阿部公彦による作品。1998年のwaseda literature newcomer awardで受賞対象となった。

鈴木佐知 佳作
センプリニ

『センプリニ』は、鈴木佐知の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。

『センプリニ』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。

受賞作人物の変化時代と社会
城戸武墾 佳作
必然 他二篇

『必然 他二篇』は、城戸武墾の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。

『必然 他二篇』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。

受賞作人物の変化時代と社会
岡田親義 佳作
かなさあたんど

岡田親義『かなさあたんど』は、早稲田文学新人賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

『かなさあたんど』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

人生記憶時代
男沢一 佳作
徘徊する男

男沢一『徘徊する男』は、早稲田文学新人賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

『徘徊する男』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

人生記憶時代
大久秀憲 受賞
葛西夏休み日記帳

『葛西夏休み日記帳』は、大久秀憲による文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。

『葛西夏休み日記帳』は、大久秀憲の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。

人間関係記憶時代の空気
向井豊昭 受賞
BARABARA

『BARABARA』は向井豊昭による受賞作品です。単行本・文庫・短編集としての刊行確認は限定的ですが、受賞作として作者の同時期の表現を示す作品です。

『BARABARA』は、向井豊昭の受賞対象となった作品です。

受賞作同時代の表現作者の展開
月蝕名簿

『月蝕名簿』は、小軌みつきによる作品で、早稲田文学新人賞の受賞作です。受賞対象となった作品として、人物や社会の緊張、記憶、日常の変化を描く読み物です。

早稲田文学新人賞で評価された、小軌みつきの作品です。

文学賞受賞作人物描写時代と記憶
小倉倫子 佳作
熱帯魚の水

『熱帯魚の水』は、小倉倫子による作品で、早稲田文学新人賞の受賞作です。受賞対象となった作品として、人物や社会の緊張、記憶、日常の変化を描く読み物です。

早稲田文学新人賞で評価された、小倉倫子の作品です。

文学賞受賞作人物描写時代と記憶
森田候悟 受賞
曝野

『曝野』は、荒れた野に身をさらすような感覚を題名に持つ作品。早稲田文学新人賞の受賞作として、露出した場所に立つ人間の不安と、言葉によって世界を測り直す姿勢を示す。

荒野にさらされた身体のように、言葉が世界との距離を測る。

荒野の感覚新人文学露出と不安
正山千夏 受賞
忘却セッケン

『忘却セッケン』は、洗うことと忘れることのイメージを重ね、記憶の汚れや日常の感触を詩的に扱う作品。軽やかな題名の奥に、身体感覚と喪失の気配が潜む。

洗い流す手触りのなかに、忘れられないものの輪郭が残る。

忘却身体感覚日常の詩
古井ミト 佳作
夕焼けの測り方

『夕焼けの測り方』は、夕焼けという移ろう光を測るという不可能に近い行為を通じて、感情や時間のつかまえにくさを描く小説。日常の風景を、少しずれた角度から見直す。

夕焼けを測ろうとする視線が、時間と感情の曖昧な輪郭を浮かべる。

夕焼け時間の感覚日常のずれ
麻田圭子 受賞
モーニング・サイレンス

早稲田文学新人賞の小説部門受賞作。朝の静けさを思わせる題名から、日常の中にある沈黙、すれ違い、変化の兆しを描く作品として読める。

朝の沈黙の中で、まだ言葉にならない変化が動き出す。

新人賞小説沈黙日常変化の予感
シングルマザー

羽根田康美の「シングルマザー」は、早稲田文学新人賞の小説部門で受賞した短編作品。家族の形と生活の圧力を、平成初期の空気の中で見つめる題名そのものの切実さが中心にある。

家族をめぐる孤独と生活感が、短い題名の中に凝縮される。

母子家庭生活の不安家族新人文学
テネシーワルツ

小笠原和幸「テネシーワルツ」は、短歌連作として早稲田文学新人賞を受けた作品。異国の歌を思わせる題名と、死生観を強く帯びた歌風が結びつき、孤独な生の感覚を鋭く響かせる。

歌のリズムの奥に、死へ向かう生の硬い感触が残る。

154ページ
短歌死生観孤独地方性
湾岸street

「湾岸street」は、矢水由起彦による早稲田文学新人賞佳作作。湾岸という都市の縁辺を舞台に、時代の空気や若者の感覚をストリートの語感で捉える作品と見られる。

湾岸の道に、都市の熱と孤独が流れ込む。

湾岸都市若者新人文学
田中綾 佳作
人間呼格

「人間呼格」は、田中綾による早稲田文学新人賞佳作作。題名は、呼びかけられる存在としての人間や、言葉と主体の関係を思わせる。

呼びかける声のなかで、人間の輪郭が立ち上がる。

言語主体新人文学現代詩的表現
林和太 受賞

『アプカサンペの母(ハポ)』は、林和太による小説。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

林和太の『アプカサンペの母(ハポ)』は、受賞歴とともに読み継がれる小説。

248ページ
小説文学賞受賞作日本文学
磯村健 佳作
蓼莪

『蓼莪』は、磯村健による短歌作品。佳作として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

磯村健の『蓼莪』は、受賞歴とともに読み継がれる短歌作品。

短歌作品文学賞受賞作日本文学
東京一景

『東京一景』は、波多野杜夫による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『東京一景』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作文学作品記憶時代
松崎美保 受賞
まり子のこと

『まり子のこと』は、松崎美保による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『まり子のこと』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作文学作品記憶時代
引間徹 受賞
テレフォン・バランス

『テレフォン・バランス』は、引間徹による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『テレフォン・バランス』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作文学作品記憶時代
アクセルとブレーキ・娼婦

アクセルとブレーキ・娼婦は、内海恵理子による文学作品。人物の選択と時代の空気を丁寧に追い、静かな余韻を残す物語として読まれてきた。

アクセルとブレーキ・娼婦は、内海恵理子による文学作品。

文学人物時代余韻
行場沙羅 佳作
海峡の方向に踏みだして

海峡の方向に踏みだしては、行場沙羅による文学作品。人物の選択と時代の空気を丁寧に追い、静かな余韻を残す物語として読まれてきた。

海峡の方向に踏みだしては、行場沙羅による文学作品。

文学人物時代余韻
プツン

『プツン』は、まきの・えりによる文学作品で、早稲田文学新人賞の受賞作です。

『プツン』は、まきの・えりの受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

人間記憶時代
北原耀子 受賞
青炎

『青炎』は、北原耀子による文学作品で、早稲田文学新人賞の受賞作です。

『青炎』は、北原耀子の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

人間記憶時代
スカスカにしてやる

『スカスカにしてやる』は、みつ山すず江による文学作品で、早稲田文学新人賞の受賞作です。

『スカスカにしてやる』は、みつ山すず江の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

人間記憶時代
ゴールデン街 一九八七年 真夏

新宿ゴールデン街の濃密な時間と人間関係を、真夏の熱気の中で切り取る短編小説です。街の狭さ、夜の会話、時代の匂いが、都市に生きる人々の孤独としたたかさを浮かび上がらせます。

真夏のゴールデン街で、夜の言葉が人の輪郭を照らし出す。

都市盛り場孤独一九八〇年代

小笠原和幸の歌集です。日常の手触りと身体感覚を短歌の凝縮した形式に収め、率直な言葉の奥に生活者の痛みや滑稽さをにじませます。

生活のざらつきを、短い歌の芯に残す歌集。

148ページ
短歌日常身体感覚生活

織田百合子の小説で、デビュー作品集『潮香』に収められた早稲田文学新人賞受賞作です。土地や記憶の気配を繊細にすくい、若い書き手の瑞々しい文体で内面の揺れを描きます。

土地の匂いと記憶の陰影が、若い感受性の中で静かに響き合います。

125ページ
記憶土地若い感受性内面
伊東貴之 受賞
変奏する人生――八木義徳「私のソーニャ」をめぐって

八木義徳『私のソーニャ』をめぐる評論で、一人の作家の作品を通じて人生の変奏と記憶のあり方を考察します。文学作品を読む行為そのものを、思想的な問いへ広げた文章です。

一つの小説をめぐる読解が、人生と記憶の重なりを問い直します。

文学評論八木義徳記憶人生
望月信昭 佳作
おやすみは小さな声で

望月信昭の小説で、静かな声や眠りの気配を手がかりに、日常の奥にある孤独や親密さを描く作品です。早稲田文学新人賞の佳作として発表されました。

小さな声の届く距離に、日常の孤独と親密さが浮かび上がります。

日常孤独親密さ
西山翳 佳作
風の棲み家

西山翳の小説で、風の気配を帯びた場所を舞台に、人の居場所や心の揺らぎを描いた作品です。早稲田文学新人賞の候補作として記録されています。

風が通り抜ける場所に、人の居場所と心の揺れが重なります。

居場所風景心の揺らぎ候補作
坂口恒 佳作
都会の標本箱

坂口恒の小説で、都市の断片を標本のように切り取り、そこに生きる人の感覚を見つめる作品です。早稲田文学新人賞の候補作として記録されています。

都市の断片が標本のように並び、人の感覚の輪郭を浮かび上がらせます。

都市観察断片現代生活
白鳥達也 佳作
樹雨

樹木と雨の気配を重ね、若い感受性が外界と触れ合う瞬間を描いた新人賞受賞作。湿度を帯びた情景の中に、人物の孤独と変化がにじむ。

『樹雨』は、白鳥達也の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。

新人文学自然描写孤独感受性
盛田隆二 佳作
夜よりも長い夢

夜の時間を超えて続く夢を手がかりに、若者の不安と希求を描く初期作品。現実から逃れたい気持ちと、現実へ戻らざるを得ない感覚が交錯する。

『夜よりも長い夢』は、盛田隆二の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。

新人文学青春不安
古今の花

過去と現在をつなぐ花のイメージを軸に、人の記憶や美意識を描いた新人賞対象作。古典的な響きと同時代の感覚を交差させる。

『古今の花』は、清田由井子の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。

新人文学記憶古典性
桂とライラとカガンダンハン

『桂とライラとカガンダンハン』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

『桂とライラとカガンダンハン』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

受賞作品人間関係時代性記憶社会
安久昭男 受賞
悲しいことなどないけれどさもしいことならどっこいあるさ

『悲しいことなどないけれどさもしいことならどっこいあるさ』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

『悲しいことなどないけれどさもしいことならどっこいあるさ』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

受賞作品人間関係時代性記憶社会