日本の文学賞

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横溝正史ミステリ&ホラー大賞 よこみぞせいしみすてりあんどほらーたいしょう

第1回(1981年)

ミステリホラー

受賞者

4名
斎藤澪 さいとう みお 受賞
この子の七つのお祝いに

政界を影で動かすと噂される女占い師と、事件の背後を追うルポライターたちを軸に、歌に結びついた不穏な謎が広がっていく。妖しさと社会性が重なる、横溝正史賞らしいミステリー。

七つのお祝いに結びついた謎が、事件の闇を深くする。

304ページ
ミステリー女占い師政治謎解き妖気
小針鯛一 こばり たいち 候補
葡萄屋敷にさよならを

横溝正史賞の候補作として発表された短編で、葡萄屋敷という題が呼び込む閉ざされた空気や、過去の匂いを静かにたどる。家の記憶と人の関係が、ゆっくりと陰影を帯びる作品。

葡萄屋敷の記憶に、静かな別れを告げる。

記憶過去閉塞別れ
速水拓三 はやみ たくぞう 候補
念の系譜

横溝正史賞の候補作として発表された短編で、念の系譜という題が示すように、思い込みや記憶の連なりが人の行動を縛る感覚をたどる。静かな圧迫感が残る作品。

念が連なるたび、過去の影が濃くなる。

記憶思い込み連鎖圧迫過去
光藤光雄 みつふじ みつお 候補
夕映えに赤く燃える

横溝正史賞の候補作として発表された短編で、夕映えに赤く燃えるという題名に重なる、終わり際の熱や高まりを静かに描く。日が沈む前の濃い色合いが、余韻として残る作品。

夕映えの赤が、終わりの熱をそのまま映す。

夕映え終わり色彩余韻