作品情報
芸の道にすべてを賭けた男の半生を描く。
朝日新聞出版刊。上巻「青春篇」と下巻「花道篇」からなる長編で、歌舞伎の世界を舞台に、芸に取り憑かれた人物の人生を重厚に描く。
レビュー要約
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歌舞伎を知らない読者にも伝わる熱量と、人生を芸に捧げる人物造形の迫力が評価されている。長さを感じさせない推進力を挙げる声が多い。
書籍情報
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 発売日
- 2018-09-07
- ページ数
- 351ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 18.8 x 13.1 x 2.5 cm
- ISBN-13
- 9784022515650
- ISBN-10
- 4022515651
- 価格
- 1216 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
吉田修一(『悪人』『怒り』)最新作 作家生活20周年をかざる新たな最高傑作 1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか? 朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。 鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある。
レビュー
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映画と併せて観るのが良いですね
先に映画を何と二度も見ましたが、何度見てもみたらないほど随所に新たな発見がありました。そこで改めて原作を読み始めましたが、細かいエピソードを含めて、痒いところに手の届くように行き届いた作りで、グイグイと引き込まれて、あっという間に読み終わりました。人物造型が深く彫り込んであり、ストーリーのはるかに複雑。それを映画に作り替えた李監督の手腕も大したものと改めて感銘を覚えました。どちらが先でも全く問題なし。小説と映画とを合わせてみることを強くお勧めします。
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映画で脚光を浴びているので原作を読みたい衝動に
映画を見る前に読みたいと思い、購入しました。文庫本でこの厚さそれも2冊、たじろぎましたがどんどん引き込まれて面白く読めました。多分映画とは違った良さがあるのじゃないかと思います。
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意外とKindle版、いいですね
Kindle版 初めての購入です 意外と読みやすいですね PCから読みました
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国宝は映画も小説も良いです!
映画で見て本当に素敵な作品だったので、本も読みたくなり購入しました。 読みながら映画のワンシーンが浮かび上がってくるのでスルスル読めました! 映画を観てない方にもおすすめしたいです(^o^)
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さぁ、物語の始まり 始まりぃ〜!
「青春篇」ということで主人公・喜久雄の生活のがコロコロと変化して、そのような面で下巻よりかはストーリー的には面白かったです。 作者の語り口調による進行は上下巻とも変わらず終始、漫談・講談を聴いているような楽しい雰囲気が読者をつつみ込みます。もちろんシリアスな場面もあります。それはそれで読みごたえはありました。 喜久雄は長崎の新興ヤクザの親分の一人息子です。この小説の始まりは任侠映画っぱりの新年会からのシーンで始まり、読者は一気に心を持ってかれますが、じょじょにヤクザから「歌舞伎」の世界へどんどん話は展開していきます。 梨園名門の御曹司・俊介とは良きライバル関係になりますが、俊介がもつ「血筋」という最大の利点に対して、喜久雄は「才能」というもので対抗していった印象です。 歌舞伎界から見た「部外者」である喜久雄。作者はなぜ「ヤクザ」出身にしたのでしょうか。 戦後「興行・芸能」という世界はヤクザとの関係で成り立っていた面があります(現在はそんなこと言えませんが)また、歌舞伎もヤクザも「家」という、そこに束縛されながらも「つながり」を大事にしているところが、似ているところではあります。 喜久雄は愛想が言えない、昭和的ぶっきら棒さと、気に食わないことには感情的になる粗野さがあり、性格的にヤクザ的です。さらに、ヤクザ出身ということが作中、たびたびマスコミ・テレビなどからの批判の的になります。 喜久雄のモデルではないかと女形・坂東玉三郎が言われてますが、彼は歌舞伎の名門の出身ではありません。この点は喜久雄との共通点です。しかし、さすがにヤクザ出身ではありません。(ご両親は料亭を経営されていたとか) 現実にはヤクザ出身の歌舞伎役者など存在しないのです。 結果、この話は「虚構」ですよ、っていうことを作者は表現したかったんじゃないかと思います。話の序盤に、血が滴る雪景色が描かれてますが、これは非常に幻想的でかつ、生々しく舞台的な演出です。 これらは「喜久雄というのは、本当には存在しませんが、読者の皆さんはこの主人公・喜久雄の波乱万丈の人生を、どうぞ心ゆくまでお楽しみ下さい」という作者メッセージであったんじゃないかと私には思うのです。ヤクザ出身というのは、この小説は現実ではないという明確な境界線になったと感じます。 ですが本作品は、有名な演目がたくさん出ており、歌舞伎に馴染みのなかった私にも勉強となり、歌舞伎へ興味を待たせてくれるきっかけとなりました。この作品がヒットしたということは、日本文化にとっては良き影響となったのは確かなことです。
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感動
デジタルデトックスをしたくて小説を読んでみようとこちらを読みはじめたのですが、小説で泣いたのは初めてです。どっぷり感情移入してしまいました。 下を読むのが楽しみです!
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観てから読んでます
映画とのストーリーの違いも面白く、もっと理解できた事もあって下巻も楽しみです。
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なるほど
映画が先に大反響したので、本から読むことにして購入しました。 これが映画化すればと思わせる内容で面白く読ませていただきました。
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