アフリカを食べる/アフリカで寝る (朝日文庫 ま 16-5)
『アフリカで寝る』は、松本仁一による作品で、1997年の日本エッセイスト・クラブ賞で受賞対象となった。朝日新聞出版から刊行された作品として読まれている。
作品情報
日本エッセイスト・クラブ賞で受賞対象となった『アフリカで寝る』。
『アフリカで寝る』は、松本仁一による作品で、1997年の日本エッセイスト・クラブ賞で受賞対象となった。朝日新聞出版から刊行された作品として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 発売日
- 2008-11-07
- ページ数
- 462ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784022616036
- ISBN-10
- 4022616032
- 価格
- 342 JPY
- カテゴリ
- 本/社会・政治/社会学/社会学概論
インパラの刺し身、いも虫のから揚げ、象の干し肉、羊の目玉……アフリカ現地の食を縦横無尽に食べ、難民テントや砂漠で寝泊りしながら、アフリカの普通のひとびとの生活を描く。「食べる」「寝る」行為を通してアフリカを身体から理解できる一冊。朝日新聞特派員としてアフリカに暮らした著者による紀行ルポ『アフリカを食べる』『アフリカで寝る』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)の増補版合本。
レビュー
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名著
いろんなひとに薦めたい名著。 食べるのが好き、旅が好きというひとはきっと楽しく読めるのではないでしょうか。
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私にとって永遠の愛読書です。
以前買って何度も読み返していましたが、古くなり傷んできたので買い換えました。 食と住という視点からアフリカを見つめ、アフリカの持ついろんな問題をリアルに提示してくれます。記者としてアフリカに滞在し、飢饉や難民問題についても現場で取材する姿勢に頭が下がります。現地の人々との距離の取り方も抜群で、余分なセンチメンタリズムや勝手な思い入れを加えず、客観的に、かつ、ユーモアの感覚を忘れずに書かれている好著です。アフリカに尽くす日本人が多く紹介され、彼らの幾人かが事故や病気で帰らぬ人となるあたり、胸が熱くなりまいた。
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1990 年代までのアフリカの食などの文化
もともと 2 冊だった本を 1 冊にまとめている. 前半はひたすら食にこだわっている. ゲテモノの話もあるが,ほかにはないおいしいものもある. 特大のウナギを料理した話,料理人に刺身をつくらせた話もある. 後半は宿が中心だか,もっとはばひろい話だ. マサイ族の家にとまったら,その妻といっしょに寝ることになったという話もある. アフリカも最近は変化がはげしいが,それ以前の時代の文化を知ることができる.
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アフリカに親近感沸きます
アフリカに関する本でも、これほど背伸びしていない筆者のアフリカに対する思い、気持ちが出ている本はそう無いんじゃないでしょうか。 アフリカの負の部分は決して避けてはいないけど、それにとらわれずアフリカに生きる人々、その人々を取り巻く環境が、筆者が体験した食と宿のことから描写されています。 素直にアフリカ、アフリカの人々にすーっと入っていける、そんな本です。 僕も世界いろいろな国に行きましたが、特にサハラ以南のアフリカは行った事ありません。 この本を今読んでおいてよかったと思います。 だってとかくアフリカ行きと言うのはどうもやたら構えがちになりそうだけど、この本を読んだということで自然体で望める気がするので。
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実際に現地で 食べてみて 寝てみてこそ 見えてきた、本当のアフリカ
「 アフリカを食べる 」「 アフリカで寝る 」の合本です。1980〜1990年代前半のアフリカ各地で著者が実際に食べて、寝てみて考えたこと・エピソードが分かり易く書かれています。合本に際して、エピソードのその後の状況が注釈として書き添えられているほか、新しい話が追加されています(「セネガルの魚ごはん」「カメムシ」「監獄島」)。 「 アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 」「 カラシニコフ I 」「 カラシニコフ II 」などの取材の舞台裏の数々のエピソードが披露されている感じですね。アフリカの食文化・住文化に現地で直接触れてこそ見えてきた、アフリカ風俗・歴史・文化・モノの考え方の多種多様さ(地域性)には感心させられっぱなしでした。例えば、一神教と多神教、豚を食う・食わない、昆虫を食う・食わないの差は実は地理的・気候的要因が大きいのではないか、という著者の洞察には唸らされました。(詳しくは本文をどうぞ) 各国において旧宗主国の文化の差も垣間見えるのも面白いところです。 本書でもアフリカ各国の抱える問題について所々で言及されています。この状況はどうやら現在まで続いているようです。(詳しくは「 アフリカ・レポート 」をどうぞ) "社会主義"という看板を掲げた独裁国家の政治腐敗の例を読むと、これは別にアフリカに限った話ではない(アジアでもありがちな話!)と改めて気付かされます。「歴史を学ばない者は同じ過ちを繰り返す」(池上彰)という言葉を思い出した次第です。 そういう硬い話もありつつも、アフリカ紀行誌としても普通に読める側面も本書にはあります。普段は行く機会がないアフリカについて面白く学べました。
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過酷な生活
著者の二つのエッセイを合板です。 アフリカの食べ物を中心にした前半とホテルなど宿泊先の話題を中心にした後半から構成されており、興味深く読み進めることが出来ました。 食べ物では、おいしそうなものも出てくる一方、カメムシや芋虫など(日本人の価値観から見れば)ゲテモノも紹介されています・ 日本から見るとややもすると、アフリカでひとくくりにしてしまうことがありますが、食生活、豊かさ/貧しさ、その他生活のさまざまな面で国や地域によって、いかに異なるかという一面を本書は分かりやすく伝えてくれます。 時折発せされる硬派なメッセージを併せて、遠目の外国、アフリカ全般の色々な文化を伺うのに便利なエッセイ集として、お勧めできます。
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多様性のアフリカ
実に素晴らしい紀行型エッセイ。松本氏の著書、アフリカレポートのあとに読んだ。アフリカレポートでは、最新のアフリカ事情を語っているが、この著書は、80−90年代のアフリカの姿を、食住の環境を通して描き出している。まずは、この二つの著書で一気に松本仁一氏のファンになった。 食や寝を通じて、アフリカの文化、政治、戦争、紛争などを描き出している。朝日新聞の論調にありがちな、こうあるべきといった、意見の強い押し付けを決して感じることのないすがすがしい物言いであり、アフリカの素敵な未来を大いに期待し、アフリカへの思いやりのある文章となっている。同じ外国文化を論じた、今年のベストセラー、貧困大国アメリカでは、ことさらに、自分の意見の押し付けがあり、好きではなかった。この二つを読み比べると、アフリカの将来に大いに期待を感じる。 さらに、アフリカはわれわれ日本人にとっては、単なるアフリカであったが、この本を読むと、アフリカは、国ごとに実に多彩な文化が存在し、到底似つかない国々が多く存在していることを思い知った。素晴らしい著書です。