同級生たち: 一九四八年 (偕成社の創作文学 50)
戦後まもない時代の子どもたちを描く児童文学。学校生活と家庭の空気を通して、同級生同士の関係、成長、時代の影を見つめる。
児童文学戦後学校友情成長
作品情報
同じ教室に集う子どもたちの姿から、戦後の時間が立ち上がる。
一九四八年を副題に持つ佐々木赫子の児童文学作品。戦後の生活感を背景に、同級生たちの心の揺れと関係の変化を丁寧に描き、日本児童文学者協会賞などを受けた。
書籍情報
- 出版社
- 偕成社
- 発売日
- 1993-01-01
- ページ数
- 276ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784037205003
- ISBN-10
- 4037205009
- カテゴリ
- 本/文学・評論
終戦直後の岡山の小学5年生の生活と、人々の風俗を鮮かに描く。 対象年齢:小学上級から
レビュー
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いまはもうない、穏やかな風景
昭和初期の農村を舞台に、小学生たちの目から見た、日々の暮らし。 決して華やかではなく、決して、全てが美しいものでもない。 子供ながらに働きに出るもの、農地改革で土地を失った祖母から衝撃的な提案をされる者、悪知恵の働く子もいるし、無鉄砲な子もいる。 でも、そのどれもが、キラキラと輝いて見えるのは、生き生きとした彼らの表情が目に浮かぶからだろう。 町の食堂で働く姉に会いに行く妹の話が、10年以上たった今でも、まだ忘れられない。 とても印象的な作品である。