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魔女と始める神への逆襲 道化の魔女と裏切られた少年 (ファンタジア文庫)

ファンタジア大賞

魔女と始める神への逆襲 道化の魔女と裏切られた少年 (ファンタジア文庫)

水原みずき

道化の大魔女と排斥された少年が、神への逆襲に挑むファンタジア文庫のライトノベル。

ライトノベルファンタジー魔女叛逆

作品情報

魔技と試煉の世界で、二人が運命をひっくり返す。

KADOKAWA のファンタジア文庫として刊行確認。大賞受賞作として、神匣をめぐる叛逆劇が描かれる。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2021-01-20
ページ数
326ページ
言語
日本語
サイズ
10.7 x 1.5 x 14.9 cm
ISBN-13
9784040739601
ISBN-10
4040739604
価格
715 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

このオレさまが、オマエのフザけた運命を覆してやる 定められた《試煉》の達成により、超常の力《魔技》が手に入る世界。 禁忌の魔技【神匣】を心臓に宿すために世界中から狙われ続け、排斥された少年・ティクス。 彼が【神匣】を消去し、平穏を取り戻すために頼ったのは―― かつて世界中で暴虐の限りを尽くした《道化の大魔女》オヨチだった。 「偉大な魔女様であるオレさまの目的は、この世の中への逆襲だ!」 「僕は僕のため、あなたはあなたのために【神匣】を消しましょう」 二人の神をも恐れぬ《試煉》に待ち受ける真実とは――。 第33回ファンタジア大賞《金賞》堂々受賞。 叛逆と衝撃のウィッチ・ダーク・ファンタジー。

レビュー

  • 絶望と道化が入り混じるダークファンタジー

    道化の魔女らしい、けどたまに本音が顔に出てしまう可愛らしい魔女でした。 裏切られ続けた少年が強制により魔女に力を無くしてもらうまでの物語。 魔女の真意を知った時の絶望感。その先に過去がどれだけ大事だったかを理解しました。 少年の選択があったからこその終盤。もし、この関係を築いていなければバットエンドで終わっていたであろう展開と、最後まで絶望があり、敵がしっかりと敵になっていて、最後は良いやつだったなどなく、胸糞が残るものの、こういった展開があるのが自分は好きになれる作品でした。

  • 破天荒(でも随所に可愛いところがある)な魔女と魔技が彩る独特の世界感

    私はファンタジー小説が好きでとりわけ魔女って言葉に食いついてしまう性癖があります。 そんなところもあってこの作品に食いついた訳ですが結構楽しんで読めました。 金賞受賞作らしいしっかりとした構成の作品でした。 取り分け特徴となるのはオリジナルの世界感です。 様々な《試練》を達成することによって超常の力《魔技》を獲得することができる。 その魔技が物語を動かす重要な要素になっています。 加えて主人公と魔女の出自や境遇は違ってもそれぞれがどこか孤独さを感じており信じられる人が欲しい、 よりどころを欲しているというお互いに共通した気持ち。そういった気持ちが伝わってきました。 まあ、少し偉そうにいうと気になるところがない訳ではないですが(受賞作ってフラグを回収しきらないといけないのでついつい説明が冗長になりがちでテンポを悪くしていまうところとか、とか) こういったオリジナルな世界感が好きだったりファンタジーが好きな方には良い作品かと思います。 ただ、血が流れない作品ではないのでそう言うのが苦手な方は気を付けて下さいね。 決してほのぼのとした作品ではないので。

  • 続編を期待したい

    表紙の魔女が傲慢で無知で可愛くて強い期待通りの作品。これだけで評価できる。 ただ、魔女のキャラメイクに全力を尽くして、他がおざなりになっている感は否めない。 主人公どんな人だっけ?ラスボスは何がしたかったんだっけ?というあたりに 設定を詰め込み過ぎて、やや取っ散らかってる感があるのと、 魔女と気の合いそうな強そうな個性のキャラをあっさり殺すあたり、 中二臭さと意外性を無理に出そうとしているように感じた。 ただここらはレーベルの伝統か?富士見F文庫はそういう変なとこだけリアルさを出してることが多い気がする… フェチが合う人にはおすすめ。そうでないと悪くはないよね、って感じかも。

  • 引っ掛かるところが多すぎて内容が入ってこなかった

    手に入れれば神の力を得られるという力を心臓に宿されてしまった主人公が、心臓を元に戻すために魔女と行動を共にする話。 説明が多い割に、この世界の価値観が良くわからない。 確かに強大な力は魅力かもしれないが、誰もが目の色を変えて、それこそ人を殺してまで手に入れたいと思うものなのだろうか。 そもそも伝承レベルで効果も確かなものではなさそうなのに。 というかパンドラを作るのは禁忌でそれは守っているようなのに、パンドラを宿した心臓を奪って手に入れるのは実行に躊躇がなさそうなのはなぜなのか。 この倫理観な上にハッキリと試煉の内容もわかっているのなら、自らパンドラを生み出そうとする者などいくらでも出てきそうだが……。 それに限らず、全体的に違和感が多い。 『二つの扉に同じ型の鍵を一日中差し続ける』程度でその場所同士が一瞬で利用出来るようになるならそれこそ庶民も当たり前に使っていなければおかしい気がするのだが、なぜか超高級品で『汎用性がない』からと富裕層しか持っていない扱い。 『体感時間を十分の一にする』ので見た目と年齢が合っていないという理屈も理解出来ない。 それまでの描写的に、実際に百年以上生きているはずなのだが、『体の成長を遅らせる』の間違いではないのか……? 魔女が迂闊なのはキャラだから良いとして、主人公の行動が迂闊すぎる意味もわからない。 お尋ね者で前日襲撃された身でありながら、なぜ隠密行動もしないのか。 キャラは悪くなかったしストーリーも大筋としては面白いと思うのだが、数ページに1回くらい引っかかりを覚えて物語に入り込めなかった。

  • 突き放し,突き落とされ,それでも

    ※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 特別な思いはなく,主従,利害の一致と,いいように使い,使われてだったはずが, ふと覗く彼女の素顔に戸惑う彼と,何気ない彼の振る舞いに『はじめて』を知る彼女. それでも,少し近付けたかと思った途端に激しく突き放し,突き落とされる絶望と, 一度は諦めながらも,彼女に惹かれ,駆け寄る彼とその疾走感には引き込まれていき, 一方では,追い込まれても彼を信じ,新たなはじめてを求める彼女の様子が印象的です. また,彼女と敵となる人物の関係,さらに交わされるやり取りには胸が詰まらされ, 相手が返したあまりの反応には,どうかひとつだけでも…と願わずにはいられません. このほか,旅立つ二人と,前途多難で大きな負担を背負わされてしまったある人物, 二組それぞれの決別を描くラストも良く,特に後者の『決断』は苦い後味を残します. ただ,物語と直接の関係はありませんが,タイトルロゴが少しわかりづらかったこと, あとは,キャラクタをはじめ,いくつかの『名前』がスッと入ってきづらく感じました.

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