日本の文学賞

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余は如何にして服部ヒロシとなりしか

日本ホラー小説大賞

余は如何にして服部ヒロシとなりしか

あせごのまん

古い家屋での奇妙な体験を発端に、グロテスクで不条理な世界へ引き込まれる短編ホラー集。表題作は現実の手触りを保ちながら、理屈では割り切れない違和感を増幅させていく。

短編ホラー不条理グロテスク古い家奇妙な体験

作品情報

古い家屋での誘いが、日常を不条理な恐怖へ変えていく。

KADOKAWA 公式、Amazon JP、NDL Search で ISBN、発売日、ページ数、受賞情報を確認した。短編賞受賞作を含む角川ホラー文庫であり、電子版も公式ページで確認できる。

レビュー要約

  • 直接的な恐怖よりも、不条理がじわじわ近づく感覚を好む読者に支持されている。表題の強さや語りの奇妙さが印象に残る一方、収録作のまとまりには好みが分かれる。

書籍情報

出版社
角川書店
発売日
2005-11-10
ページ数
196ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784043806010
ISBN-10
4043806019
価格
405 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

第12回ホラー小説大賞短編賞受賞作! 同級生の姉に連れられて訪れた古い家屋。軒下には文化祭のセットで作ったはりぼての風呂。彼女はここで汗を流せと自ら服を脱ぎ始める。グロテスクな不条理の世界が選考委員の度肝を抜いたホラー大賞短編賞受賞作!

レビュー

  • うーん……

    表題作しか読んでないけど、大して面白いとは・・・ もちろん、人それぞれなんでしょうけど。

  • 私は楽しめました

    個人的に、土佐弁の4編目は読み辛くて断念したけれども、他の3作は割合楽 しく読めました。 表題作に関して言えば・・・。 意味の分からない不安定な内容で、しかも着地点がないのは万人受けはしない ですね。もやつき感と妙なリアル感を行きつ戻りつする話が、楽しめる人向き です。夜市は良い話なんですが、不思議感はこっちのが上かな。予定調和が無 い分・・・。何せ、夜市は話として出来過ぎてる(読者の期待にこたえ過ぎて る。良い意味で) その他2篇はちょっと物足りないです。 2篇目はラストがありきたりですが、怪談話にはゾクゾクさせられました。 3篇目はオチが面白いんですが、半分ぐらい読むとオチが読めてしまう。それ に、申し訳程度に出てくる怪談調の部分も取ってつけたような感じがします。 それでも星四つは文章の魅力です。 4つ目は分かりませんが、他3作はわざと書き違えてますね。1作目のぎこち なさは、おそらくワザとですよ。読み比べると分かるかも知れません。 同じ作品でも、敢えてリズムを狂わせてるような箇所もあるようです。 ただ、他の方のレビューを見ると、その手法が成功しているとは言い難いよう ですが・・・。

  • なんで?

    日本ホラー小説大賞短編賞受賞。 はっきり言って、なんでこれが選ばれたのか、私には理解出来ない。 表題作はシュールな感じで、こういうのもありかな?って思いながら ラストを期待し読み続けましたが、ラストに「?」を残して終わってしまった。 わけが分からないまま話は進み、主人公の意識が朦朧としたまま話が終わる。 神がかり的なママや、天井裏の住人、そして『風呂』などの、不思議を集めただけで、 ストーリーを期待して読むとがっかりしてしまう。 他の3作品は、表題作と比べてインパクトにかけるが、ストーリーはしっかりしてる。 だが、何か抜きん出たものというのはなかった。 あえて言えば、『克美さんがいる』が一番ゾクッときてよかった。

  • むむむ

    小林ヤスミや沙藤一樹なんか出してくれたから、ホラー大賞の短編部門は一応チェックしてるわけだけど、これがおもしろいと言うかといったら、そうでもなく。このぎこちない文章、意味不明なタイトル。最後に「あせごのまん」という短編があって、それに由来があるんだけど、それ読んでも、何故こんなペンネームにしたのか、センスがよくわからん。 表題作は幻想小説、これなら小林ヤスミのほうがおもしろい。三つめの短編もそうだし、4つ目も岩井志麻子のフォロワーみたいに見えてどうしようもない。2つ目は悪くなかったが、あれは非現実ではなくて、現実でやったほうがおもしろいのでは?

  • 普通?

    面白かったけど、そこまでではない、って感じです。表題作は気持ち悪くて、変わった感じです。 他の三つも変わった話でしたが、特に凄いという訳では無いかなぁと思いました。

  • あやうい面白さ

    表題の「余はいかにして服部ヒロシとなりしか」はあやうい世界を描いています。 あやうい主人公にあやうい価値観にあやうい文体。 夢を見ている感じと言ったらいいんでしょうか? 夢を見ていると知らない人のハズだったのに知ってると言われれば そうだったような気がする、始めての場所のハズなのに違うと言われれば それが夢の中での現実にすり替わって行く、そう言う面白さに溢れています。 そのあやうい世界の中で唯一埃だらけのお湯の入ってないお風呂に入るのが 変だと感じるのですが、そのお風呂はまた・・・ 結局主人公はこの世界から抜け出す事が出来ずにお話は終わってしまうので 何となくオチがあったのかなかったのか?と言う感じですが、 あくまでも過程を楽しむお話だと思います。 「浅水瀬」はこの本の中では一番面白かったです。 バイク事故で重傷を負った身動きの出来ない主人公の回りに救助を待つ間 付き添ってくれる人が一人また一人と増えて来ては怪談を語ると言うお話です。 他に「克美さんがいる」民話風の「あせごのまん」が収録。

  • フェティスム

    笑えるホラー小説ってとこですかね。 笑えるホラー書かせたら、 瀬川ことびかあせごのまんかって感じです。 読む人によってはくだらないと感じられる人もいるでしょう、 しかし、そのくだらなさに付き合えるぜぃっていう心の広い人は買いましょう。

  • 第12回ホラー小説大賞短編賞受賞

    表題作は第12回ホラー小説大賞短編賞受賞受賞作 その他に3本のホラー短編も収録 「余は如何にして服部ヒロシとなりしか 」 自分が失われ、他人に変貌する恐怖を描いた作品 「浅水瀬」 仏教的臨死を描いた作品 けっこうストレートだった もう少し捻りがほしかった 「克美さんがいる」 表題作を裏返したような話だった 別人から本来の自分へと回帰する 「あせごのまん」 阿瀬郷という土地の「まん」という異端児の話 民話的ホラーだった

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