デフォルト: 債務不履行 (角川文庫 あ 47-1)
日銀、財務省、金融庁、大手銀行をめぐる腐敗に挑む経済サスペンス。金融市場を舞台に、理不尽な死への怒りを抱えた人々が国家的な債務不履行を狙う計画へ踏み込む。
作品情報
標的は日銀。経済の中枢を相手にした復讐劇が動き出す。
通信社記者出身の著者によるデビュー作。金融行政と市場の緊張を背景に、権力の腐敗と個人の怒りをサスペンスとして組み上げる。
レビュー要約
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題材への踏み込みと構成の明快さが評価される一方、専門性の高さや作風の癖を読み手がどう受け止めるかで印象が分かれる。
書籍情報
- 出版社
- 角川書店
- 発売日
- 2007-11-25
- ページ数
- 360ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784043872015
- ISBN-10
- 4043872011
- 価格
- 130 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/経済・社会小説
Amazon.co.jp: デフォルト: 債務不履行 (角川文庫 あ 47-1) : 相場 英雄: 本
レビュー
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荒唐無稽だがドラマ的臨場感はあり。
現実的な「仕掛け」としては、先行レビュアーたちが指摘しているように無理である。とくにペソを5億円ほど買い占め、1000%で売りつけるのは、どう考えてもあり得ない。日銀のシステムに入り込むのも簡単すぎてありえない。日銀総裁、金融大臣、証券会社専務の会話はいずれも陳腐すぎ。 だが、この小説は、そんなことはどうでもいいのだ。 ハードボイルド小説。痛快冒険小説だ。上層部の人物造詣は陳腐だが、復讐を企む記者、ファンドマネジャー、ホストの三人は逆にリアリティがある。三人の集まるバーの店主、そこに集う他の客たちというのも、都合はよくても、こういう店はあるものだ。 全体は映画的。バー関口でのシーンはとても演劇的。 そして随所にはさまれる70年代ロックナンバーの数々。これがこの小説の醍醐味で、かつ著者の嗜好性をよく表している。共感した!最高の娯楽小説だ。
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This book is just great, with so much power.
最高です。誰か翻訳したら、英米でベストセラーになります。その仕事手伝いたいです。 SK
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かなりハードボイルド
経済小説とハードボイルドなサスペンスとの合体版という感じの本ですが、ストーリー的にテンポも速く引き込まれてしまいます。日銀内部の状況が克明に記されており興味深かったです。この小説がフィクションでなければ、いとも簡単に日本やアメリカの金融操作が可能という事になってしまうので、ちょっと出来すぎた展開ではありますが、単なる経済小説ではつまらないという人には面白い本たど思います。
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デフォルト―債務不履行
どろどろとした人事抗争小説ではなく日銀、破綻先銀行、財務省へのいわゆる復讐物語である。 複数の人間が協力し奇想天蓋な発想で前者を追い詰める。 復讐に都合よい人物ばかりが登場し成功させてしまう点は戴けない。 一般文学通算867作品目の感想。2012/11/15
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経済小説?
経済小説というくくりではもったいないかもしれないです。 読み終わるまで落ち着きません。 Key Words: ストーリーテリング、ロック、バーボン、スピーディ、日銀、記者クラブ、復讐、債務不履行 ← タイトルそのまま
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間違えだらけ
まず、タイトルが変。「デフォルト」とは「債務不履行」の事じゃない。 「債務不履行状態」のこと。その違いは、対称となる企業・国・政府などが 他社と結ぶ契約書に、「○○になったら、『債務不履行状態』になったと認定しますよ」 と書いてある。その契約書に規定している状態にならない限り、債務不履行状態とは言わない。 この小説では、日銀特融をもって、日銀が東北新和銀行の決済を保証する、となっているが、 特融は融資であり、保証じゃない。したがって、東北新和銀行の債務不履行があったとしても 日銀の債務不履行にも、債務不履行状態にもならない。それに、そもそも、日銀特融なんて 事を、軽々しく質問に答える形で、日銀総裁が話すことはない。それに、期日に払い込まなくても 直にデフォルトにならない。何故なら、受取手は、相手が簡単にデフォルトに なってしまったら困るので、デフォルトと認定するに至るまで何日かの猶予がある。 次に、誰かが特定の通貨や有価証券でショート・ポジションを持っていて、 決済前に無理やり市場で調達するのが解っていて、他の者がその通貨や有価証券を 買いあさって値を吊り上げる事をショート・スクイーズというが、5億円相当のペソで ショート・スクイーズが可能だとするのは、コップ一杯のインクでプールが青く染まる、 と言っているようなもの。それに対して買占めをかける者はいない。買い占めた者は、 売らなければ益にならないが、そこで値を叩かれる。 5億円の目に見える買いニーズしか存在しない以上、ストーリー通りなら、 シュルツ証券は、膨大な損失(日銀がマーケットをあさっても見付からない 程買い占めていたわけだから)を負うことになる。 あり得ない話だが、仮にこのスクイーズが成功していたとしても5億円の1000%の金利で、 50億円儲けるのは無理。著者は、1年分と計算したのだろうが、オーバーナイトかせいぜい数日間の 貸出しかあり得ない。 裏側でシュルツ証券がペソを調達するのに1年間のスワップを組むことは不可能だからだ。 そうなると、数百万円から数千万円の世界である。 既に、他の人が指摘しているように、神業のようなスーパー・ハッカーの登場といい、 機密情報が簡単に漏れてしまう都合のよさといい、小説のようなフィクションに ディフォルメされた要素はつきものとはいえ、リアリティには随分 欠ける気がした。
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もう少し爽快感があっても良かったかも
本著は、友人の弔い合戦として日銀や財務省相手にデフォルトを仕掛けるという内容で、 その壮大なスケールにわくわくしました。 ただ途中、沢田さんは単純に他の会社に転職すればよかったんじゃないかとか、 最後のオチでコンピュータクラッキングが都合のいい魔法のように使われているのが気になりました(あんなことはできません)。 またせっかく得たお金を寄付しちゃうのは中途半端な偽善かも。全額沢田さん親子にあげるとか。 どうせフィクションなのでルパン三世のような爽快感があればと思いました。
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38ページで限界にきた
ポイ。 なんでこの小説が賞を取ったの? 他に無かったのか? どうでもいいけど。
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