日本の文学賞

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嘘神 (角川ホラー文庫 み 3-1)

日本ホラー小説大賞

嘘神 (角川ホラー文庫 み 3-1)

三田村志郎

「嘘神」の声に導かれた者たちが非情な状況へ追い込まれていくホラー小説。嘘、信仰、恐怖が絡み、逃げ場のない心理的圧迫が物語を動かす。

恐怖心理戦

作品情報

『嘘神』は、三田村志郎の持ち味が表れた受賞作である。

「嘘神」の声に導かれた者たちが非情な状況へ追い込まれていくホラー小説。嘘、信仰、恐怖が絡み、逃げ場のない心理的圧迫が物語を動かす。

書籍情報

出版社
角川書店
発売日
2009-10-24
ページ数
407ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784043943180
ISBN-10
4043943180
価格
1 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

「ここを出たくば、生き残れ」。コーイチたち高校の仲間6人が目覚めると、そこは出口のない部屋だった。「嘘神」の示す7つのルールが、非情なゲームの始まりを告げる。第16回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

1987年、新潟県出身。千葉県在住。2009年、「嘘神」で第16回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。

レビュー

  • ある意味笑える

    ありがちなクローズドサークルでの命をかけた心理バトル しょっぱいトリックの数々にテンプレ的に豹変する某人物と熱血主人公 そして妙なダーク展開を通じて何の意味があるのか分からない継承オチ 全てにおいてつっこみどころが満載なので、ネタとして読むにはいいでき

  • 娘が購入

    「めっちゃ面白い!!」と絶賛の中学生の娘。友達にも貸して話が弾んだそうです。ホラー好きな方におススメですよ。

  • 賛否別れそう

    正直序盤の条件提示のシーンで嘘に検討がついてしまい、まさかなと思いつつ読み進めてみたらそのままで拍子抜けしました。ただそこを見破ったからといって登場人物たちが救いの確信を持てたかというとそうとも思えず… ホラー小説の括りに入ってはいますが、超常現象デスゲームを受け入れた登場人物たち、という設定を無理矢理前提に置いた変則ミステリーみたいな感じでしょうか 一人やや狂った人物が出てきますが、物語的にはその人物が面白さの大半を占めてたような感想です ホラー大賞受賞作のようですが、ホラーとしては個人的にはうーんと思います ただ話自体に引き込まれる勢いみたいなものはありますし、ラノベテイスト好きな方にはハマるかもしれません

  • バトルロワイヤルがトラウマ?

    選考者はバトルロワイヤルがトラウマになっている? 残酷さとゲーム性の絡みで売れるのは、感情移入を抑えたものだけだ。 そうでないものはマニアの嗜好を刺激する内容じゃないと。 本書はどの部分を見ても中途半端。 一般受けしそうにない反感狙いのキャラに、マニアがスルーするようなあっさり感。 若者らしさ、バトルロワイヤル風、現代っぽいだけでウケるわけがない。

  • この作家は化けるかも

    映画ソウシリーズ、バトルロワイアル、カイジ、こういった先達の影響をモロに受けた設定は新味はありませんが若書きの典型のような複数視点の暑苦しい一人称の描写にヘンなリアリティがあって引き込まれます。落ちもどんでん返しのようなものを期待するとスカされますがこの作家が実にスマートな論理展開で全体を俯瞰していたのに驚かされます。バカバカしい設定の中にきちんとルールを組み込んでそのルールの中で読者の裏を書いてくるという作品は多いようでなかなかありません。さすがに荒俣宏氏や高橋克彦氏が絶賛するだけのことはある作品ですね。

  • 閉じ込められてのサバイバルゲーム

    仲の良い男女数人が一部屋に閉じ込められ、生死をかけたゲームをする。 限られた水と食料。 外へ出られるのは、生き残った最後の一人だけ。 友情か、愛か、理性か、本能か? こういってしまうと身も蓋もないが、山田悠介系や携帯小説系でよく見られるありふれた設定。 目まぐるしく視点が代わり、合間に彼等の辛い過去や、仲間との暖かいエピソードなどを織り交ぜ、飽きさせない構成になっている。 文章は大味だが、サクサクと手軽に読めるのは良い。 が、設定もありふれていれば、お涙頂戴もののストーリー展開もありふれている。 馬鹿で浅はかな登場人物達が、見ていてたまに腹立たしい。 彼等が選ぶ選択も、まあ毎度毎度お約束通り。 山田悠介や携帯小説のノリが好きな方は楽しめる。 それらが嫌いな人は、読んだ後「馬鹿じゃねーの?」と悪態をつきたくなる。 そんな話。

  • これがケータイ小説ってやつか

    場面展開のない密室で、ありきたりな心理ゲームプラスありきたりな過去描写を延々と見させられる。ネタばれになるから詳しくは書かないが、ある登場人物の過去が2chでよく馬鹿にされているケータイ小説のコピペみたいで笑ってしまった。総じて薄っぺらい。 同じようなゲーム感覚小説ではバトル・ロワイヤルがあるんだろうが、あれは孤島の中でも動きがあったし過去描写も多種多様だった。 ラストでよほどすごいどんでん返しがあるのかと思えばそれほどでもない。 読んでいていらいらするのはわざとらしい会話文だ。鼻声を表すときには濁点を入れ、必死の声には小文字母音を入れる。それって地の文で表現するところだろ。 タイトルと、ホラー小説大賞長編受賞ということで買ってしまった。買う前に中身を少しでも読んでおけばよかった。

  • 展開は上手に書けていたと思う

    別に悪い作品とは思わない。 個人的には面白い作品だと思います。 嘘神が仕掛けたゲームの中で語られる、登場人物たちの過去が 甦る場面はなかなかひきつけられる読み応えです。 この小説の内容とオチにはギャップがあり、 そう言う事だったのかと満足感が感じられます。 でも、この本は人によって好評・不評の感覚が 異なると思います。私は長編小説等はあまり 読んだことは無くて新しいもの見たさで この本を購入したのですが、程よいストーリーで 読むのも辛くなかったし、逆にどんどん読みたくなる展開が この本の面白さの一つだと思います。だけど そこまで自分が「これは良い本だ!」とは思いません。 凡作の上に作りこみと感動を練り合わせたまあまあの作品だと自分は評価します。 だから私は3星にしました。批評している方は多いですが、そんな悪い作品ではないと思います。 かといって秀作と言うわけでもないので、そこのところご了承下さい。

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