俺の家の話
TBS金曜ドラマのオリジナルシナリオ完全版。ピークを過ぎたレスラーの寿一が、父の危篤をきっかけに家へ戻り、家族と介護とプロレスのあいだで揺れ直す全10話の脚本集。
作品情報
家に戻るほど、家族の濃さがむき出しになる。
KADOKAWAから2021年4月に刊行された脚本集。宮藤官九郎によるオリジナルシナリオを全10話分収録した文芸書で、ドラマの世界観をそのまま読める。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2021-04-07
- ページ数
- 340ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 12.9 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784047365728
- ISBN-10
- 4047365726
- 価格
- 1025 JPY
- カテゴリ
- 本/エンターテイメント/テレビ/TBS・毎日放送系
“濃すぎる家族が織りなす王道ホームドラマ”のシナリオ完全版! 宮藤官九郎のオリジナルシナリオ最新作。 長瀬智也×宮藤官九郎。 令和初タッグで描く“濃すぎる家族が織りなす王道ホームドラマ”のシナリオ全10話分を完全収録! ピークを過ぎたレスラー・寿一の元に、20年以上音信不通だった父で人間国宝寿三郎危篤の知らせが飛び込んできた。奇跡的に一命を取り留めた寿三郎は、介護ヘルパーのさくらと婚約して遺産もすべてさくらに譲ると宣言。介護と遺産相続を巡る激しいバトルのゴングが鳴り響く!! ・第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話、第8話、第9話、第10話シナリオ完全オリジナル版 <巻末特典> ・あとがき 宮藤官九郎 ・キャスト&スタッフアンケート ・教養としての「能」演目編 ・教養としての「プロレス」コスチューム編 ・キャストリスト、スタッフリスト
●宮藤 官九郎:1970年、宮城県出身。脚本家、映画監督、構成作家、俳優。91年より「大人計画」に参加。近作のテレビドラマの脚本は「NHK連続テレビ あまちゃん」「ごめんね青春!」「ゆとりですがなにか」「監獄のお姫さま」「NHK大河ドラマ いだてん~東京オリムビック噺」など。
レビュー
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クドカン最高です
クドカン最高です、としか言いようがありません。語彙力なくてごめん。
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クドカンの
真骨頂
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愛に溢れた大好きな1冊
宮藤官九郎さんならではの生き生きとしたセリフたちと共に観山家のみんなに会える愛すべき1冊です。あとがきでは裏エピソードと宮藤官九郎さんの言葉に感動して泣きました。長瀬さんファンは必読です!
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違いを探して楽しんでいます。
5話が、なぜか途中で録画が止まっていたことに気がつき、失われた部分を補完するために購入。 それプラス、テレビ放映とは違う部分がないか、探して楽しんでいます。 『俺の家の話』は傑作だと思うので、やっぱりブルーレイもゲットしないとダメかも・・・。
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このドラマには、感謝しかないよ……書いてくれてありがとう
【以下で、物語のネタバレしてます。】 すごく久しぶりにリアルタイムで日本のTVドラマに熱狂しました。 しかしドラマ鑑賞中は映像に圧倒されてしまうので、シナリオ本を読むとまた違う発見があります。ちょっとしたト書きなんかにやられたりします。 最終回は、放映の際は恐れていた展開が現実となったショックで茫然としてしまい、中盤観てても見えてなかったのですが、シナリオ読んでみるとやっぱり最終回素晴らしい。 能の使い方、寿一が残したものの使い方と亡霊らしさの描き方(シナリオで読んであらためて泣けた!)、始まり方、終わり方、どれも見事で唸りました。 あと、ドラマ観てるときは第3話が大大大好きで、第8話の後半も印象的でしたが、シナリオ読むとやっぱり第1話はめちゃめちゃ気合い入ってるなあ、なんて……(当たり前?)。 『タイガー&ドラゴン』のシナリオも読んで、あれも素晴らしかったのですが、そっちは毎回古典落語との組み合わせという派手な仕掛けを見事に仕込んでいた反面、勢いで押しきるような展開もけっこうあったけど、『俺の家の話』のシナリオはよりきめ細かく、全話平均的に完成度が高い感じがします。これは宮藤官九郎さんの円熟もあるのかな。それをまた俳優さんたちも精緻に形にしていたんだなあと、現物を思い出しつつシナリオと比べると作り手の方たちの工夫もたくさん発見されて楽しい。 こんなによいシナリオだけど、撮影しながらさらにセリフを工夫していたり(第3話の、世阿弥マスクでフライパンの蓋開ける瞬間の「正解!」には私から座布団5枚)、同じセリフでも見せ方を変えたり(第3話の最後、シナリオは「……知らねえよ(笑)」ですが、実際の寿一の表情は「(笑)」よりもはるかに味わい深い! 第8話のグループホームから寿一が去る場面も、シナリオには「情けなさと申し訳なさで泣けてくる寿一」って書いているだけですが、それがあんな素晴らしいカットになるなんて!)、そしておそらくシナリオで想定されていたものをはるかに超えてしまったプロレスシーン(めちゃくちゃかっこよかったっす)……スタッフ&キャストのみなさんがほんとうに丹念につくりこんでいるのがよくわかります。みなさん最高だよ、ありがとう!と言いたい。 かくの如くただただ好きなドラマに溺れる思考に能動的に没頭できるのがシナリオ本。映像には頭ごともっていかれてしまうけど、シナリオ読むときには自分がたずなを握れるから、これを読むのが、『俺の家の話』ロス/寿一ロス/長瀬ロスの三重ロスを癒す喪の仕事になりました……。 あとがきで宮藤官九郎さんが長瀬智也さんのことを「スーパー主人公マシン」と言っていて、これはきっと、主人公を演じられる資質に加え、疲れ知らずで主人公を演じきることに没頭してその結果、人間離れした結果を出す人というような意味かと思うのですが、「マシン」という言葉遣いには、ユカやさくらが寿一を「妖精」と形容するときと同じようなニュアンスも滲んでいるような気がしてしまいました。でもお二人のドラマのファンとしては、現実の存在はそうも割り切れないことが遠からず判明すると信じたい。あとがきの末尾にグッときました。