書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日
- 2014-02-08
- ページ数
- 344ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.8 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784048663120
- ISBN-10
- 4048663127
- 価格
- 29 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
"魔術"から"魔法"への大転換期――。世界を滅ぼしかねない禁断の書【ゼロの書】を盗まれた魔女ゼロと、人間になりたい半獣半人の傭兵が織りなすグリモアファンタジー! 第20回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作!!
レビュー
-
軽く読めて読後もいい
獣人の傭兵と魔女のゼロが出会って始まる物語。 ボーイミーツガールですね。 目的地への旅の道中でいろいろなことが起こり、主人公の目的がどんどん変わっていって最後に収束を迎える、そんな感じのお話でした。読者の期待通りに話が進んで、期待通りに終わるという感じ。 総評すると、軽く読めるエンタメ作品。 怒りを抱く場面もあるのですが、そこを掘り下げてカタルシスに繋げるのではなくて、さらっと流して、読者の感情を、むしろ大きく揺さぶらないようにしているのではないかと思いました。読者にストレスを与えないように、と。 そういう意味では安心して読めるのですが、少々物足りないと思うのも人情。ただそこがこの作品のよさでもあるので、評価が難しいところではあります。 この作品は、いい意味でベタです。 読んでいて、そうそうベタだけどこれでいいんだよ、と思ったし満足でした。 魔法の説明で、「ま……ほう……?」聞きなれない言葉だ、と言っておきながら、10行ほどあとに「魔法陣か?」と言っていたのは、これはギャグなのか?と少し悩みました。聞き慣れないのか、聞き慣れてるのか、どっちなんだ。数えてみると、15行あとでした(笑) あとは主人公について。 主人公に爽快な活躍を求める方には注意が必要。 主人公が獣人でパワー型とのことで、もっとヒーロー的な活躍を期待していただけに、あまり見せ場もなくモブ的な役割で終わったのは肩すかしを食らった気分。だけど獣人としての苦労や、考え方に人間味があって、私はとても感情移入できました。とても人間らしいキャラで、魅力がないというわけではないです。でもパワー型ならもっと暴れろよ! 主人公に痛快な活躍を求める方は、避けるのが無難かな。主人公のメンタルに、イライラすることのほうが多い気がします。 全体的に見ると完成度が高く、満足度が高い作品でした。 露骨な萌えも少ないし、大人でも楽しめるのではないかと思います。
-
もふもふは最強だ。
魔法使いと獣、それが書きたくて書いたという話をききましたが、納得しました。 ちゃんと楽しめました。テンポ良く弾む会話は読んでいるだけでも楽しくなりますね。 ストーリーは、察しなさいよという感じですが、結局のところ、もふもふがどうなんだって話なのです。 二巻以降も暇があれば読んでみたいと思います。
-
どストレート
なかなか珍しいくらいの、ストレートなファンタジーだった。 独自の魔法体系、人種、生活。懐かしみを覚えるくらい。文章も読みやすく、好感を持てるキャラが多かった。 気になったのは、登場人物を全員物語の中心に関わらせなくてはいけないとでも思っているのか、主人公とゼロと13番以外のキャラ設定に無理矢理な感じがしたこと。 それでも話の魅力を損なうようなものでもなかった。おもしろかったです。
-
私は楽しめました
この作品は展開が常に次へ次へと動いていくので飽きずに読めました 評論家とかではないので文章が拙いとかはよくわからないですが個人的には気にならなかったです 複線がわかりやすく配置されてる分先の展開の予想がしやすい部分もいくつかあると思いますが その他の色々な部分も含めて結局好みで評価が変わると思うので とりあえずつまらなかったら読むの止めればいいかぁとかそういう軽い気持ちで手にとってみるのもいいんじゃないでしょうか 個人的には続編も買ってみようかなという気持ちになりました
-
まずまず
基本面白い。キャラが立ってるし、設定も良い。ストーリーも王道。 但し、後半、展開がグダグダ。味方になったり敵になったり、ボスキャラがそうするのは良い。大事なもの以外には感情薄いキャラだし。でも回りもそれで納得させたいなら、もう少し説得力が欲しい。 かなり面白い筈なのに、点数付けるとせいぜい星3.5となる不思議小説。
-
良くも悪くも読者の期待を裏切らない良作
前々から気にはなっていたので今更ながら読んでみました。ここのレビューだと酷評に同意してる人が多いみたいですが、そういう人達が面白いと感じる作品を是非とも教えて欲しいですね……個人的にはここ最近読んだラノベの中では1番完成度高いですよこれ。 まず先に星1個減らした理由。確かに他の人が言う通り盛り上がりには欠けます。派手なシーンが無く、ハラハラ感もありません。理由として、①作中の最強が主人公?のゼロであるから(敵側はみんなゼロより弱いということが最初から判明しているので負けをイメージできない) ②最大の敵である十三番がゼロに対して敵意が全くない ③ゼロが魔法を戦いの道具として使いたがらないせい この3つに尽きます。他の完成度がとても高いせいでここだけが勿体なかったのは確かですね。 では星4つの方について。 ①登場キャラ全員に好感が持てる これのせいで味気なくなっている、と感じる人も居るみたいですが、勧善懲悪で主人公マンセーにうんざりしている派としては久しぶりに好感の持てるキャラ達だったと感じました。気分を害するキャラが居ないというのはそれだけで有難いです。 ②王道の良さが現れたストーリー 王道と謳われているように本当にこの物語は捻ったところもなく王道のファンタジーです。ボーイ・ミーツ・ガールの小さな旅立ちから始まり、次第に大きな問題に発展していくという流れ。それを綺麗に簡潔にかつクオリティ高く仕上げています。悪くいえば無難ではありますが、退屈ではありません。作者の自己主張が激しくオリジナリティを追求するあまり話の質を落としている作品が多い昨今、ここまで潔く王道を貫いてくれた作品は本当に貴重です。起承転結と話の流れがここまで綺麗に纏まっている作品、なかなか無いですよ。 個人的に勧善懲悪があまり好きではないので、争いの発端が人の悪意ではない、という点もとても好ましかったです。誰かを想う気持ちの暴走、強者に対し弱者が抱く恐怖心や疑心、安息や力への依存、そういった「人の不完全さ」が丁寧に描かれています。 ③伏線が秀逸 伏線を置くこと自体は誰にだって出来ます。ですが1冊でこれだけ多くの伏線を配し、かつ1冊で回収仕切る作品というのは本当に稀です。伏線好きな人の作品というのは往々にしてばら撒くだけばら撒いて回収を先延ばしにすることが多いですが、これは違和感なく配置してずるずる先延ばしにせず綺麗に回収を終えています。正直これだけでも星3つ分の価値はあります。 出版にあたり手直しはあったとは思いますが、それでもこの作品が選考の場に流れてきたら、私でもこれを大賞に選ぶだろうと思いました。無駄なく、作者の自己主張もなく、かつ分かり易く、面白い。単純な事ですがこれが出来ておらず自己投影したキャラや奇を衒って失敗する作品が多い中、ただ純粋に自分の好きな物を読者に伝えることに全力を注いでいたこの作品はとても気分が良い良作だったと思います。インパクトに欠ける、緊張感が足りない、萌え推しやサービスシーンがちょっとくどい、所々矛盾がある等の課題点はありますが、そこさえクリア出来れば間違いなく屈指の名作にも成り得るポテンシャルがあります。デビュー作でこれなら今後幾らでも伸び代も可能性もあると思うので、酷評に負けず頑張って欲しいです。
-
外伝とか出れば読みたい
アニメ版から入りました 面白いです
-
最高です。
真実がいっぱい詰まっていて、最高に楽しい本に出会えた気分です。
関連する文学賞
- 電撃小説大賞 第20回(2013年) ・大賞