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王手桂香取り! (電撃文庫)

電撃小説大賞

王手桂香取り! (電撃文庫)

青葉優一

書籍情報

出版社
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
発売日
2014-02-08
ページ数
280ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.5 x 15 cm
ISBN-13
9784048663175
ISBN-10
4048663178
価格
31 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

将棋部部長の桂香に片想いしている歩は、駒の化身の美少女たちの指導のもと、王手飛車ならぬ王手桂香をかけるべく奮闘する! 第20回電撃小説大賞<銀賞>の、さわやか将棋青春ストーリー!

レビュー

  • できれば続きを読みたかった

    将棋ネタということで惹かれて購入。 将棋を全く知らなくても読みやすく書かれている。 キャラクターが魅力的で続きをぜひ読みたかったのだが 最後で駒1枚を残して眠ってしまう。もったいない。 ダラダラ続くよりはいいかな~とは思うが せめてもう少し読みたかった。

  • オススメ

    設定などが工夫されていてとても面白かったです。 文章もかなり読みやすかったです!

  • 着想は良いがブレがある

    将棋部の先輩・大橋桂香に憧れ、淡い恋心を抱くアマチュア初段の中学一年生・上条歩は小学生ながら 相当の実力を持つ相良純一に連戦連敗を喫している上、弱さ故にディスられる体たらくだったが、 そんな彼の目の前に亡き祖父の形見である駒の香車・桂馬・歩であると自称する三人の女性が現われ、 相良純一の将棋に対する姿勢に憤怒していた彼女たちは歩に相良純一へのリベンジと大橋桂香との 橋渡しを手伝うことを提案し、歩もそれを受け入れるが……というおはなし。 将棋のことが分からなくても読めなくはない(それでも知っておくことに越したことはない)よう一定の配慮が なされているものの、作中に登場する対局はどれも実際の対局をベースに描かれたものであるはずなので (そうでなければ絶対矛盾が生じてしまう)、できれば巻末等にそれぞれの対局の棋譜があれば なお分かりやすいと思ったのだが、載せることができない大人の事情でもあったのだろうか。 二階堂がWeb上に残した棋譜に横歩取りが一切無く、それが彼の弱点だと見抜き、横歩を徹底的に 叩き込んでレベルアップを図るくだりは弱者が強者を翻弄させる、日本人が好みそうな弱者の戦略的要素と 青春小説的要素がうまく絡まっていたが、肝心の二階堂に横歩を取らせるために取った行動は おそらく米長邦雄が王将戦で南芳一に対して行なった盤外戦術が元ネタであると思われるが、 これがタイトル戦のような一対一の個人戦ならまだしも、作中の東日本代表決定戦が三人一組の 団体戦という設定であるため、普通であればチームプレイを重んじ、どんなに挑発されても確実に 勝てる方法で相手を仕留めなければならないのに、二階堂ほどのスキルを持つ人物がまんまと香車の 挑発に乗ってしまうことに不自然さを覚えざるを得ない。 また、相手が駒とはいえ、一人称の地の文ということを差し引いても女性をろくに知らないような バリンバリンに○○(自粛)な中一男子が年上の女性のことを『女の子』と呼ぶのだろうかという違和感が 読んでいる間じゅう絶えず脳内を駆け巡りながらページをめくっていた。おそらく作者が書いている最中、 十三歳の少年になりきれていなかったのだろう。 『続けるかどうかは別として、原則として一冊で一旦区切りをつける』ことが原則である電撃小説大賞 受賞作品において、小学校6年から急激に力をつけ、奨励会入りも噂される西日本代表決定戦の ファイナリスト・西本に関する言及や、香車・桂馬・歩以外の駒の存在についてなど、 次巻に繋がるであろう伏線の存在から、受賞作をかなりブラッシュアップさせたことを窺うことができる。 それが何を意味するか、あとはわかるな?

  • ほとんどのプロ棋士に対して飛車落ちで勝てるレベル(笑)

    プロ棋士を舐めすぎだと思いますが・・ 羽生名人は将棋の神様(10の220乗を読み切る)と対局したら 「角落ち」なら勝てる、「香落ち」なら負けると言ったそうですね さらに「角落ち」と「飛車落ち」って、同じ1枚落ちでも相当差があるんですよ いくら強いと言っても現実味がなさすぎて荒唐無稽に思えます しかも中学生がプロに平手で勝つとか・・将棋やプロについての知識が ある人ほどありえないと思うんじゃないでしょうか 「月下の棋士」や「しおんの王」みたいな将棋を題材にした作品を読む度に思うんですが もうちょっとプロ棋士に対して敬意をもって書いてほしいです

  • 将棋に興味ある人限定?

    内容は、将棋の戦法や解説が7割近く、しかも段持ちを対象にしているのか、駒の動かし方がわかる程度の私にはちんぷんかんぷんです(^^;) 残りの3割の中にラブコメ(?)や、「駒の擬人化」といったラノベ要素がありますが、特筆するほどでは無いかな? 正直、将棋に興味がある人以外にはおすすめしません。

  • ストイックも究めれば芸になるという見本の様な作品。将棋に詳しくない方でも十分楽しめます!

    第二十回電撃小説大賞・銀賞受賞作 ライトノベルでは極めて珍しい将棋モノという事で大いに興味を引かれた。正直将棋モノは漫画でも「ハチワンダイバー」 小説となるとかなり昔に夢枕獏の「 新装版 風果つる街 (角川文庫) 」(傑作なので読むべし!)を読んだ事があるぐらいで将棋を理解できるか不安だったのだけど… 物語はアマチュア初段で中学一年生になったばかりの主人公・上条歩が三段で小学三年生の相良純一に徹底的に追い込まれている場面から始まる 腕はあるが名人位の親の名声に胡坐をかいて態度が極めて悪い純一の罵詈雑言を浴びながら歩は無念の投了を迎える。ボロボロに打ち負かされた 歩は憧れの将棋部部長・大橋桂香先輩に慰められながらしょぼくれて帰宅。そんな彼の前にどこからともなく姿を現した三人の女性。彼女たちは 歩の家に代々伝わる将棋盤に宿った「将棋の神様」を名乗る。彼女たちの指図で純一を徹底的に叩き潰した歩はその勢いで純一の父親のプロも破ってしまい… 主人公がアマチュアの、それも中学一年生と言う事で猛烈に不安になった。「ハチワンダイバー」にしても「風果つる街」にしてもぶっちゃけ 対局場面で見せる真剣師たちのキャラの濃さで勝負するタイプの作品だっただけに真剣師みたいなドロドロ・ギラギラした連中を出さずに将棋ネタで 読ませる作品になり得るのかと…。これが見事にひっくり返された。本作はストイックも究めれば芸になるというお手本の様な「爽やか系」物語である 序盤でこそ態度の悪い相良親子を(何せ自分の負けに納得できない糞ガキがプロの親を呼び寄せてプロが本気で中学生を潰そうとするんだから!) 叩き潰す所までは将棋の神様の言うとおり打って勝つが、もちろんそんな勝ち方を続けても読者はカタルシスを得られん訳で以降の対局では歩は あくまで自分の力で戦う事を選択。憧れの桂香先輩に対してはつい先日まで小学生だった中学一年生らしく「綺麗で優しいお姉さん」に対する 仄かな想いで留まっているが、未熟な後輩としか見てもらえていない自分を少しでも頼りがいのある部員として認めて貰うべく将棋に打ちこむ姿は まさにストイックそのもの。若干弱気ではあるが将棋の神様の一人・関西弁イケイケ娘の「香車」に桂香先輩への想いを煽られる形で強者に勝負を 仕掛けるまでに成長していくキラキラした思春期の成長モノとしては極めて完成度が高かった 将棋そのものの描写も一手一手の描写は最小限に抑えて、読者に将棋盤上に生まれている「流れ」を理解させる事に重点を置いているので定跡などを 知らない人でも「ああ、ここまでは油断した主人公が追い詰められて、ここで逆転したんだな」という雰囲気は十分に理解出来るようになっている 章の幕間には前章で出てきた定跡などの解説が盛り込まれているのでより深く理解したい読者には親切な仕様となっている点も好感を持った 難を言えば本巻の強敵・アマチュア四段で桂香先輩が大の苦手としている二階堂が不得手としている「横歩取り」を受けさせる展開が強引過ぎる さんざん勿体ぶった挙句にまさかの力押しと言うのは…ちょっとあり得ない展開だった。これが星を一つ減らした最大の理由。付け加えて言えば 将棋の神様の三人娘は香車だけで良かったのではないだろうか?歩は香車の宥め役にしかなってないし、桂馬に至っては全然流れに絡んで無かった 最後に王将を登場させて「引き」にしてしまった点もマイナスポイント。新人がデビュー作でオチを描かずこういう「引き」を使うのは感心しない 多少の難点はあったが、全体的に見れば昨今の味付けが濃くなるばかりのライトノベル界にあってストイックさを極めて芸にまで昇華させた 極めて珍しいタイプの作品であった。文章力もかなり完成の域に達しているので上で挙げたいくつかの難点を修正できれば極めて有望な作家さんかと

  • 頓死頓死アンド頓死

    最後の一局は読み抜けで両者頓死しまくるという素敵な展開でした。しかし流石に桂馬と角を使ったコビン攻めくらいは見抜いてほしかったよ! 俺は低級だから全然文句言える立場じゃないけど! でも本人も「これ絶対見抜けたろ」的なコメントをしてたので、多分作者的にも「いやこれ普通見抜けるだろ」みたいな感覚はあったんじゃないかと思います。まあ展開上仕方ない部分もあったし、終盤の展開は事実として面白かったのでいいんだけど。 「将棋が強い人が好き」、という古典的なヒロインを巡る男の戦いは純粋にいいものだと思いました。男の論理的思考力はこういうところで発揮されるべきなのかもしれない(暴論)

  • 将棋の知識面でややハードルが高いが、ストーリーはわかりやすくおもしろい

    学校の将棋部に所属する中1の主人公が、団体戦で全国出場を目指すストーリー 主人公がほぼ独学のアマチュアで、将棋の駒の化身(付喪神?)たち(歩、香車、桂馬)が美少女として現れて指導を受け、一方で、憧れの美少女部長(ヒロイン)からも指導を受けて、強くなって部長への告白も目指す、と、ラノベらしい味付けがされている 将棋のライバルが登場し、恋愛のライバルも登場し、格上に勝つ目的で特別な練習をしたりと、ストーリーの展開や構成もよく考えられている しかし致命的なのが、将棋の専門用語や業界の言葉が多く、場面描写も具体的すぎて、非常に読みづらいこと ある程度、将棋の知識があるのが前提となっていて、ハードルが高くなっているように感じる 今なら りゅうおうのおしごと! (GA文庫) などがあるため、将棋に詳しくない人はそちらを先に読んだ方が良い また、主人公が強くなる過程や手段はそれなりに説得力があるものの、肝心のクライマックスの「秘策の通し方」が強引すぎたり、決着の付き方が相手のミスなどに因るものが目立つところが、読んでいて違和感が大きく、爽快感を台無しにしてしまっていた 短期間で目標に対する結果を出す、そのために強くなる、という繰り返しはわかりやすく、最後は気になる引きで終わっているため、次巻が楽しみである

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