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歌集 はじまりは、恋

角川短歌賞

歌集 はじまりは、恋

知花くらら

「ナイルパーチの鱗」は、知花くららが第63回角川短歌賞で佳作となった短歌連作です。初歌集『はじまりは、恋』に収録され、恋、身体、故郷、旅、社会的な経験を、モデルや国際活動を経た作者自身の声として差し出しています。

身体沖縄国際経験自己回復

作品情報

見過ごされがちな心の深部を、恋と身体の言葉で鮮やかにすくい上げる連作です。

「ナイルパーチの鱗」は、第一歌集『はじまりは、恋』の目次に収録作として確認できます。角川文化振興財団公式書誌、CiNii、流通書誌で ISBN を照合し、ASIN は ISBN-10 と同値で補完しました。

レビュー要約

  • 自分らしさを探す過程を、恋や家族、社会問題の経験と結びつけて詠む率直さが評価されている。華やかな経歴の裏側にある迷いや痛みを、短歌の湿度ある声として提示している点が読みどころです。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2019-06-28
ページ数
200ページ
言語
日本語
サイズ
13.7 x 2 x 19.5 cm
ISBN-13
9784048842785
ISBN-10
4048842781
価格
1760 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

眠つてゐる君がほどけてするすると真つ赤なリボンになる夢を見た 女優、モデルとして活躍する知花くららの初の短歌集。言葉にしなければ、見過ごしてしまっていたかもしれない一瞬、一瞬、現代に生きる女性の心の深淵を31文字にのせて鮮やかに、高らかに歌いあげる。

●知花 くらら:2001年4月 - 上智大学文学部教育学科入学。 2006年3月 - 同大学を卒業 2006年4月25日 - 「ミス・ユニバース・ジャパン」に選出される。 2006年7月 - 「ミス・ユニバース2006世界大会(第55回大会)」総合第2位 テンカラット所属 歌歴 2015年より永田和宏氏に師事。塔入会(現在は休会)。 2017年「ナイルパーチの鱗」により角川短歌賞佳作。 2018年「素足の花嫁」により角川短歌賞予選通過。 2018年永田和宏氏と共著『あたなと短歌を』刊行。

レビュー

  • 天才です。

    この人の感性と表現力はすなおにすごいと思う。 まぎれもない天才歌人です。

  • ミスコン短歌

    週刊朝日の連載で、ミスコン知花くららと歌人永田和宏氏の対談があった。 そこでは永田氏に知花くららが鼻を鳴らして甘える場面が散見され、 その場違いな様子に「この女は何が目的なのか」と訝った。 永田氏も悪い気はしないようで鼻の下を伸ばしていたようだ。権威ある男を手玉にとる術は一流。 本書はその連載をまとめた一冊。内容は推して知るべし。 書名の「はじまりは、恋」は、短歌に興味を持ったきっかけは永田氏への恋、と読むのは穿ち過ぎか。 オンナを売りにする短歌も、湿った肌で、膝を開いて股間に触れる表紙写真もいやらしい。 かつて、俵万智が自分のことを「万智ちゃん」と幼稚に詠んだり「缶チューハイ」などの日常を詠んで 時代の寵児となったが、本書はその向こうをいくような歌集。 しかし、身銭を切ってこの本を買うくららファンは何人いるでしょうかね。

  • 新鮮な驚き

    正直なところ正当な短歌というものを私は深く勉強したことが無い。 なので彼女の作る作品が短歌としてどこくらいのクオリティのものであるかについては論評できない。 それはこの本を手にとった読者も同じだと思う。 なので完全に素人の感想なのだけれども、純粋に驚いた。 知花くらら、という芸能界でキラキラと輝いている人が、こんなにも生々しく生きていたのかと。 このAmazonレビューにも羨望と嫉妬と、そこから生まれた根拠のない悪意とが感じられるものがあるが きっと彼女は日常生活でもそのような「世間からの目」に晒されて生きてきたのだろう。 それが彼女を苦しめ悩ませてきたことは容易に想像できるが、 それをこうして歌集として包み隠さず世間に示したことはよほどの覚悟とエネルギーがなければできないことだと思う。 私はこの本から彼女の生きていく決意のようなものを感じ、 彼女のような人でさえ、これだけ抱えているものがあるのだから、 私のような凡人でも悩み、苦しむのは当たり前だという 一種の救いのようなものを得られた気がした。

  • みずみずしい感性で、大胆に表現されている歌です。

    若い女性の歌を初めて読んだ気がします。 実際は古くは与謝野晶子の歌を読んだはずですが。 知花さんが歌を詠まれるのを初めて知りました。 生々しい歌が多く、新鮮に感じました。 ご自身の恋も、国連の活動での思いを詠まれた歌も 率直で、飾られていない分、情景が浮かんで来ます。 「当てのない排卵」を詠まれてますが、当てがあったようで 間もなく母になられるんですよね。 母になればまた新しい境地で「母の歌」を詠まれると思います。 どんな歌を詠まれるのか楽しみです。

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