日本の文学賞

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勇者症候群 (電撃文庫)

電撃小説大賞

勇者症候群 (電撃文庫)

彩月レイ

世界に仇なす《勇者》を殲滅するために戦う少年アズマと、勇者を人に還したい研究者の少女カグヤが、衝突しながら戦場へ向かう。世界を救う力が世界を滅ぼすという逆転した設定を軸にした、電撃小説大賞《金賞》受賞作。

勇者戦闘再生ディストピア

作品情報

世界に仇なす《勇者》を殲滅せよ。

勇者が怪物となる世界で、それを殲滅する少年と、救おうとする少女がぶつかり合いながら進む。第29回電撃小説大賞《金賞》受賞作。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2023-02-10
ページ数
344ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.6 x 15 cm
ISBN-13
9784049148725
ISBN-10
4049148722
価格
748 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

世界に仇なす《勇者》を殲滅せよ。 勇者、それは世界を救う特別な力。夢の中で「勇者」と称えられた少年少女は、ただ美しき女神の言うがまま魔物を倒していた。 ――――その魔物が“人間”だとも知らず。 《勇者》、それは世界を滅ぼす特別な力。謎の生物「女神」に寄生された夢見る少年少女は、無意識の怪物と化し破壊と殺戮を尽くす。 そこに悪意はなく、敵意もない。ただ一方的な正義のみが押し寄せる終わりなき戦い。その均衡は少年・アズマが率いる勇者殲滅の精鋭部隊『カローン』によって保たれていた――。 《勇者》を人に還す研究をしていた少女・カグヤは、ある日『カローン』への所属を命じられる。だが過去の災厄で全てを失ったアズマたちにとって、カグヤの存在は受け入れ難いもので……。 少年は《勇者》を倒すため。少女は《勇者》を救うため。二人は衝突しながら、ともに戦場へと赴く――! 第29回電撃小説大賞《金賞》受賞、電撃文庫が贈る出会いと再生の物語。

●彩月 レイ:第29回電撃小説大賞《金賞》受賞でデビュー。 ●りいちゅ:MF文庫J『また殺されてしまったのですね、探偵様』、GA文庫『ひきこまり吸血姫の悶々』などフリーで活躍するイラストレーター。 ●劇団イヌカレー(泥犬):アーティスト。アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの異空間設計デザインなどを手掛ける。

レビュー

  • 裏切られた

    まずは、タイトル買い。あまりラノベ系は読まないのだが、これは絶賛されるのは当然だと納得させられる。四の五の言わず読んで欲しい

  • 冒頭からワクワクが止まらない!

    圧倒的な冒頭の文章にしてやられました。 やられた!騙された!という気持でしたが不快な意味ではなく、こんなどんでん返しがあるなんて!というワクワクからです。 読み進める手がとまらずに最後まで一気に読んでしまいました。 ラストの結末には感動しました。 挿絵もカバーイラストも全て素晴らしく、何度も見返してしまいました。

  • 王道的だが面白い

    積読されていたものを改めて読破。ネタバレあり。 魔王をたおしていたと思ったらそれは実は幻覚で、倒していたのは実は人間だったという真実が明かされる展開は王道だが驚きでおっと引き込まれた。 アズマの元に異動してきたカグヤがアズマとの交流も経ながら前線の勇者問題に立ち向かっていこうとする構図は見ていて応援もしたくなった。 強いてあげると、設定のひとつひとつが浮いてしまっていて若干勢いで書かれた感があるのが残念。

  • 勇者という設定

    勇者症候群という名前からは、主人公が勇者で……ってのを想像していたけど、実は逆だったということが斬新だった。あと挿絵の使い方がうまい 絵師さんにイヌカレーを使ってるんですね。 このまま続いてほしい。

  • ザ・王道 (良くも悪くも)

    自分も電撃大賞を目指しているので、勉強のために買って読みました。 結論から言うとザ・王道です(安里アサト先生の言うとおり)。 敵が自分を勇者だと思っている病気に陥って暴れている存在だという設定は斬新だと思いました。異世界転生モノへのアンチテーゼですね。 そういう意味で本作は『処刑少女の生きる道』に似ているなと思いました。つまり、冒頭のインパクトがものすごく強いということ、それがこの作品の魅力のほとんどを占めているということです。 私は処刑少女はあまり好きではありません。あれも冒頭は衝撃的ですが、他は大したことなかったです。この小説も冒頭の仕掛けはすごいですが、それ以外は良くも悪くも「王道」でした。 よく言えば「テンプレをきちんと使えている」作品。悪く言えば「ただのテンプレ」。これは受け手によって異なるでしょう(どれだけ多くの作品と触れてきたかによる)。 『86』や『竜殺しのブリュンヒルド』のような怪作・新鮮な作品を期待している人にはお勧めできません。 この作品は金賞とのことですが、おそらく大賞ではないのは王道であることが理由だと思います。 大賞をとるには、もうひとひねり必要なんだと思います(あとキャラがテンプレすぎる)。 そう言う意味で電撃大賞金賞受賞は納得だと思います。 興味ある人、電撃を目指している人は読んでみてはいかがでしょうか? 色々な意味で参考・勉強になると思います。 ボロクソ言っている人もいますが、自分はそこまでとは思いませんでした。 自分も目が肥えている方なので、まどマギとかの方が面白いと思います。 決して悪い作品ではないと思いますが、僕はブリュンヒルドや86のような変わった作品の方が好みです。 ということで星3評価にしました。

  • ちゃんと編集さん付いてるんですか?

    Kindle版の133ページに物語の根幹を覆しかねない誤表記があります

  • かなり尖った異色作

    昨今の「とにもかくにも異世界転生!」の風潮を逆手にとった意欲作。その手の取り方が本当に突飛で尖っており、素直に「なるほどそう来たか!」と思わされる。 構成も見事。電撃レーベルの人気作(86、ビスコ等)の美味しいところをうまく混ぜて丁寧に味つけてある。特に中盤からの緊張感ある展開は圧巻。安里アサト先生が帯に書いた「王道」の表現になるほどと。 そんな感じでとにかく設定が秀逸な本作だが、反面、粗もちょこちょこ。途中放棄されてしまった設定もちらほら。それらも魅力ある設定だけにそこはすこしもったいないように感じた。 とはいえ電撃大賞金賞受賞作。読み応え抜群。2巻も楽しみ。

  • ただただ平凡。面白そうなアイデアはあるが全く膨らまず

    人が怪物に変化する世界で、殲滅を主張する少年と救済を主張する少女のバディもの、という何度見たか分からないような話。少女の方が主人公なのはちょっと珍しいだろうか。 タイトルにもある独自の点として、怪物になった人間は自分が「異世界転生勇者」のような存在になったと思い込んでおり、魔物を倒すつもりで周囲に被害を与えている。 この設定は少し面白そうなのだが、びっくりするぐらいストーリーに生かされない。想像上の「異世界」に主人公が入り込むという描写があるものの、特にその中で活動するわけでもない。(これもベタだが)怪物の心の闇に立ち向かうというわけでもない。武力で倒すか、ちょっと話しかけて説得する程度。ならバトルは凝っているのかいうと、これも平凡である。 主人公の特異な設定や過去についても扱いが非常に軽く、よく分からないうちに終盤に入ってよく分からないうちに終わる。唯一の救いは、筆力が高くそれぞれのシーン自体はそれなりに読めることだろうか。 面白くないとは言わないが、あまり他人に勧められるものではない。

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