日本の文学賞

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逢魔の都市

ムー伝奇ノベル大賞

逢魔の都市

葉越晶

『逢魔の都市』は、葉越晶による伝奇ファンタジー。古代都市ラヴァタアルの神殿に仕えるアルゲントスが、神官の失踪と市民惨殺の謎を追い、死者の夢と怨念が渦巻く都市へ入り込む。

伝奇古代都市神託呪い幻想

作品情報

死者の夢がさまよう都市で、神託の裏に潜む異変を追う。

学習研究社から 2003 年 12 月に刊行。第三回ムー伝奇ノベル大賞最優秀賞受賞作品で、神託を重んじる古代都市と、仮構の措定都市で起きる怪異を描く。

レビュー要約

  • 古代風の都市設定と、呪われた場へ入り込む探索の感覚が印象的と読まれている。世界観の説明が濃く、幻想とホラーの間を進む読み味が特徴である。

書籍情報

出版社
学研プラス
発売日
2003-12-01
ページ数
375ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784054022812
ISBN-10
4054022812
価格
138 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 逢魔の都市 : 葉越晶: 本

レビュー

  • 冴え渡る語り口!

    📚葉越晶『逢魔の都市』 一口にこの本の良さを表すなら、文体の語り口の妙ですね! ギリシャ・オリエント文明を舞台に、措定都市という…作者独自の仮想都市を舞台にした、呪詛のミステリーと謎解きがメイン 走り者のアルゲントスと仲間たちが 人形にまつわる謎解きに挑みます

  • ダーク・ファンタジーに翻訳された夢幻能

    『逢魔の都市』というタイトルは、「逢魔が時」のパロディーかと思われますが、このタイトル通り、都市で禍が起こり、それをなんとか解決するお話です。 ただ、ここに出て来る都市は普通の実体的な街のことではなく、「措定都市」と呼ばれる不思議な中間地点を指します。「措定都市」とはリンボー的な、この世とあの世のあわいであって、「逢魔が時」を空間的に表現している場といえます。そうすることによって、時間的な制約を受けずに夢幻能的な世界を表現することが出来ています。 夢幻能では僧侶がこの世に思い残しのある霊魂の話を聞いて、お経をあげて成仏させますが、この物語では個性的な二枚目男性たちが知力を用いて問題を解決します。そして夢幻能がそうであるように、この物語も相手を暴力で封じ込めるというやり方はしません。演劇的舞台装置というアイデアを用いてダイナミックに怨念を浄化してゆきます。その最後の場面は圧巻です。幻想的で、ドラマチックで、そして少しエロチックです。ぜひ皆様も実際にお読みになって確かめてみてください。 なによりも、夢幻能という古典的な物語構造をファンタジーに移植して、なおかつ素晴らしいエンターテイメント作品に仕立て上げた作者の力量に脱帽です。 星の数は4つですが、それは本作を上回る次回作を期待してのことです。 ちなみに、この作品は多少読み難さがあるかもしれませんが、それは物語に重厚な雰囲気を与えるための必要な手続きだと思います。はじめはゆっくりとお読みになって、ぜひこの物語の異界的な雰囲気を味わってみてください。

  • むづかしい・・・

    もう少し物語の骨組みを解りやすくしてほしかった。 いきなり、独自の世界の専門用語が出てくるため読みにくいのだー。

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