日本の文学賞

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うつろ屋軍師

歴史群像大賞

うつろ屋軍師

簑輪諒

『うつろ屋軍師』は簑輪諒による歴史群像大賞の対象作である。戦国の陰で策を巡らす軍師を描き、空白を抱えた人物が戦乱の中で役割を見いだしていく歴史小説である。

受賞作文学作品

作品情報

『うつろ屋軍師』は、簑輪諒が人間の経験と時代の空気を作品の中心に据えた一作である。

戦国の陰で策を巡らす軍師を描き、空白を抱えた人物が戦乱の中で役割を見いだしていく歴史小説である。 受賞作として読まれる背景には、題材の切実さと、作者が選んだ語り口の強さがある。

書籍情報

出版社
学研プラス
発売日
2014-07-29
ページ数
338ページ
言語
日本語
サイズ
13 x 2 x 18.9 cm
ISBN-13
9784054060272
ISBN-10
4054060277
価格
265 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

123万石から僅か4万石に大減封! ? そこからの、戦国最大・敗者復活劇! 信長の家老にして「米のように欠かせぬ男」と言われた知将・丹羽長秀。だが、清洲会議で秀吉を支持し、越前・若狭・加賀123万石の大封を得たとき、丹羽家取り潰しの定めは決まってしまった! 長秀死後の4万石への大減封、家臣団離散の中での小田原出兵、そして、北陸の関ヶ原「浅井畷」における前田家100万石との死闘……。風前の灯火の丹羽家に残されたのは、家中も「うつろ屋(空論家)」と呆れる新米家老・江口正吉と、城オタクで人の好い若殿・丹羽長重、そして、あまりにも大きすぎる「理想」だった! 理不尽に滅封された丹羽家の若き新米主従の、空論(うつろ)で理想を貫いた胸熱くなる闘いの軌跡! 第19回歴史群像大賞入賞作品。

1987年生まれ、栃木県出身。本作で第19回歴史群像大賞入賞。これがデビュー作となる。

レビュー

  • 稀代の軍師とそれを惹きつけて離さない柔らかくてしっかりした光

    これ程才覚の塊の心を惹きつけ、通わせ、諦めず、生き抜きつつ、うつろを見事成し遂げた人物に、改めて感動したし、時代の表舞台では無かったかもですが、清々しい気持ちで読み切りました…かなり人生訓としても学ぶ所が多かったです!

  • 丹羽家のその後を知るのにうってつけ

    取り潰しにあって滅亡したかと思いきや、しぶとく生き延びていたという話を丁寧に書き記してあり安心して読める。やや美化されているが、丹羽長秀たち丹羽家の野心のなさは少し共感できる。みんな天下を狙っていたわけではないと思う。天才も悪人も出てこない小品でした。

  • 丹羽家のその後が知りたくて

    秀吉天下統一後の丹羽家を知りたくて #読了 師と慕った織田家武将 長秀の亡き後、息子 長重に面影を重ねながら戦い抜く主人公の生き様に感銘。 長重の人望、主人公の思いが危機を乗り越え進む心地よい読めて良かった物語。

  • 清々しさ

    大御所が描く時代小説とは違う、良い意味で若さが表れた小説だと感じた。軽い読み口なので物足りなさもあるが、理想、清々しさ、読み終わったあとにそんな気持ちが残る。 やっぱりさ、時代小説に求めるものって、今の時代にはない矜持や理想、胸を熱くするような憧れなんだと思う。 まだまだ読みごたえという面では物足りなさが残るけれど、この人の書いたものはしばらく読み続けていってみたい。

  • 時代小説初心者にも読みやすい一冊です。

    くせものの譜を読んでから蓑輪諒さんのファンになりました。 自分のご先祖様のお話だったので手に取りましたが、元々時代小説はほとんど読んだことがなかったんです。 でも、キャラクター作り方というか個性の付け方が素晴らしい。 まるで映画を見ているか漫画を読んでいるかのようなテンポの良さで戦国時代に引き込まれます。 とても面白い一冊でした。

  • 本は良いです。値段が問題だ。

    織田信長の2番家老だった丹羽家のその後の話。 長重の死後に没落した丹羽家の筆頭家老が主人公。 表舞台からフェードアウトした後にこんな闘いが 有ったんですね。知りませんでした。 若い当主との主従関係が爽やかでいいですね。 kindle unlimitedのあおりでkindole版の値段が高いのは 納得できない。

  • 名も知れぬ軍師にスポットを当てた時代小説

    戦国時代に数奇な運命を背負った一大名の藩主と家老を描いた小説、史実を調べあげたたノンフィクション小説で読んでいて感動した。

  • 久々にすがすがしい読後感でした

    最近読んだ時代劇小説の中では、一番読み応えのある内容でした。時代の大きな縦軸と横につながるエピソードが絡み合い、見落としがちなエピソードが全体の流れの中で楽しく読める内容です。

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