作品情報
満員のエレベーターで起きた不可能めいた殺人を、千草検事が追う代表作。
私立高校校長がデパートの満員エレベーター内で殺される。偶然その場にいた千草検事は、名刺と母娘の古い写真という細い手がかりを起点に事件を追う。第16回日本推理作家協会賞受賞作として知られる土屋隆夫の代表作。
レビュー要約
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出版社紹介は、衆人環視の中で起こる大胆な犯行と、名刺や古い写真といった限られた手がかりを強調している。手がかりの論理を追う読書に向いた、本格派らしい構成が評価できる。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1975-12-19
- ページ数
- 347ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.5 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784061360341
- ISBN-10
- 4061360345
- 価格
- 26 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
デパートの満員のエレベーターの中で、殺人事件が発生。被害者は、私立高の校長・城崎達也と判明。白昼、しかも衆人環視の中での大胆不敵な犯行の手がかりは、名刺と母娘の古い写真しかない。偶然、事件現場に居合わせた千草検事が、捜査の指揮をとることになった……。本格派の第一人者の代表作。日本推理作家協会賞受賞作品。
レビュー
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圧倒的な文章力
もはや末期的と思われるテレビの刑事犯罪ものの、視聴者の誤誘導を狙ったクローズアップと、アンフェアな手がかりの秘匿といった安直な手は一切使わない堂々たるミステリー。筋と犯人が分かっていても何度でも読みたくなる。文章で読ませる本格推理小説の見本である。
関連する文学賞
- 日本推理作家協会賞 第16回(1963年) ・受賞