作品情報
赤い鳥さし絵賞で評価された、伊勢英子の作品です。
『アカネちゃんのなみだの海』は、伊勢英子による作品で、赤い鳥さし絵賞の受賞作です。講談社、1999.4の刊行情報が確認でき、作品の中心には登場人物の切実な経験や時代の空気が置かれています。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1999-04-15
- ページ数
- 206ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 11.3 x 1.3 x 17.3 cm
- ISBN-13
- 9784061485051
- ISBN-10
- 4061485059
- 価格
- 607 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/日本文学研究
ロングセラーの人気シリーズ、最終巻。
東京に生まれる。1951年、『貝になった子供』で児童文学者協会の第1回児童文学新人賞を受け、以来、『龍の子太郎』(国際アンデルセン賞優良賞)、『ちいさいモモちゃん』(野間児童文芸賞)、『モモちゃんとアカネちゃん』(赤い鳥文学賞)、『アカネちゃんのなみだの海』(野間児童文芸賞)、『あの世からの火』(小学館文学賞)と数々の賞を受けている。ほかの著書に、『ふたりのイーダ』、オバケちゃんシリーズなどがある。 【画家紹介】 1949年札幌に生まれる。東京芸術大学デザイン科卒業。絵本『むぎわらぼうし』(絵本にっぽん賞)、『水仙月の四日』(産経児童出版文化賞)、『雲のてんらん会』のほか、童話『マキちゃんのえにっき』(野間児童文芸新人賞)や、エッセイ『カザルスへの旅』、『グレイがまっているから』(産経児童出版文化賞)、『気分はおすわりの日』、『画集「死の医学」への日記』など著作多数。
レビュー
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こんな展開になっていたなんて
私自身が子供の頃,この「モモちゃんシリーズ」を買ってもらって,何度も何度も読んでいました。 ところがどういうわけか,私が読んでいたのは「モモちゃんとアカネちゃん」までだったようです。続きが3冊もあったことに気付いて,さっそく購入して読んでみました。 「歩く木」の話などはありましたが,それでもまだまだ童話っぽかった前半分と比べて,こんな展開になるなんて。 他の方もレビューで書いておられる通り,これは「ママ」のお話だったのかもしれませんね。 もし私と同じように「モモちゃんシリーズ」を途中までしか読んでない方がいらしたら,最後まで読んでみてはいかがでしょうか。
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母娘ともに引き込まれたように読みました
「えー、この本でモモちゃんとあかねちゃんのお話は終わりなの?」小学校4年生の娘と同じように、何度読んでも私もこれから先のお話が読めないことに残念な気持ちになります。 この本では両親の離婚、仕事しているシングルマザーとの生活、反戦争、父親の死という普通の絵本では取り上げられない題材が散らばっていますが、モモちゃんとあかねちゃん、そしてママの明るくてひたむきな性格と素朴な語り口で、重くなく、自然に話に引き込まれたように読み続けました。 たぶん同じような絵本は他にないのではないでしょうか。このももちゃんとあかねちゃんのシリーズの絵本に出会えて良かったなとしみじみ思います。
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ちいさな大河童話のおしまい
『ちいさいモモちゃん』から始まったこのシリーズも、ついに最終巻です。 エピソードも、おしごとママの悩み、より具体的な反戦(反核)から登校拒否(不登校)まで、より現代的になっています。どれも難しい問題ですが、このお話が、考えるきっかけになるかもしれません。 最後にはとても悲しい事件がありますが、みんなの心はつながっているから、けっして不幸ではありません。ぜひ1巻目から、それが無理でも『ちいさいアカネちゃん』から、続けて読んでほしいと思います。 最後の一章は、この物語の主人公は、やはりママ自身であったのかもしれないと感じさせられます。
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大人も楽しめる。
私は小さい頃からこのシリーズが好きで、大人になって改めて集めました。このお話はママと別れたパパの死の話が出てきます。別れる時にママと話したおばあさんがこの巻にも出て来て、アカネちゃんにパパはあるく木でママは育つ木なのだ。と話します。私自身も離婚をしていて、小さい頃には分からなかった話に今は理解でき、(だったら私と元旦那はどんな木だったのかしら)と考えを巡らせています。
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小さい時から引きずっていたものが完結した
いつか、続きを読みたいと思っていたモモちゃんとアカネちゃんシリーズ。当時4巻まででした。大きくなってそれが6巻で完結し、しかも松谷先生の実話をもとにしていらっしゃると知って、一気に読みました。モモちゃんとアカネちゃんを自分の子供、お母さんを自分に重ね合わせてしまいます。子育てに悩みはつきもので、お母さんに共感し、涙なしには読めません。小さい頃に途中まで読んだシリーズが大きく実を結び、成長したモモちゃんとアカネちゃんを見られて大満足です。
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結婚する人へのプレゼントに最適
家庭を持つこと、子供のいる家庭、男女の考え方の違い、離婚・・・ 子供の話しかける言葉ではあるものの、ここまで内容の濃い児童書は無いと思います。結婚は平坦なことばかりではなく、様々な場面を迎えます。その中で振り回されたり、犠牲になる子供がいる、ということを 現在の親はどれだけ感じているのでしょうか。自分への戒めとしても意味がありました。我が子が結婚するときにも、持たせてあげたいと思います。
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長年の謎が解けます。
この本はシリーズの最終章ですが、ここでモモちゃんたち姉妹とパパの関係がさらに理解できます。悲しいお話ですが、これを読まないとやはりお話は完結しません。でも、読み終わった後も、モモちゃんたちの育っていく姿が想像できるすばらしい作品です。ぜひ子供の頃に読んだ方も、読み直してほしいです。また新しい発見があります。
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大人になってからも読み続けられるお話。
大好きなモモちゃんとアカネちゃんシリーズ。 すべてが出揃うまでに20年。 最初から最後まで読み応えがあります。 特にこの最終作の中に収められている モモちゃんとアカネちゃんがパパと悲しいお別れをする話は 子どもにも分かる言葉で、お別れの悲しさ、辛さをきちんと書いていて 読みながら、そして読み終わった後も思い返すだけで涙が出てきます。
関連する文学賞
- 赤い鳥さし絵賞 第7回(1993年) ・受賞