日本の文学賞

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赤い鳥さし絵賞

あかいとりさしえしょう

児童文学作品の挿絵を描いた童画家に贈られる賞

児童文学挿絵
創設年
1987
主催
赤い鳥の会、小峰書店
カテゴリー
漫画・イラスト・ビジュアル表現
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
賞のステータス
終了

説明

『赤い鳥』の理想思念を広く伝えた児童文化功労賞受賞者である小峰広恵を称えて1987年に制定され、小峰書店の赤い鳥の会が主催。児童文学の挿絵を手がけた童画家を対象とし、1990年以降は赤い鳥文学賞との同時受賞が多く見られ、2010年の第24回で終了した。

関連の賞

  • 赤い鳥文学賞
  • 新美南吉児童文学賞

過去の受賞者

田代三善 たしろ さんぜん 受賞

江戸の職人世界を背景に、建具づくりに向き合う少年の成長を描く児童文学。仕事の手触りと人のつながりを、物語と絵の双方から伝える。

建具職人の千太郎は、岩崎京子・田代三善の受賞作として刊行形態でも確認できる作品です。

205ページ
職人江戸児童文学
ささめやゆき ささめやゆき 受賞

戦時下の広島で暮らす少女が不思議な子ぎつねと心を通わせる児童文学。穏やかな日々と原爆による喪失を、彼岸花の鮮やかなイメージに重ねて描く。

『彼岸花はきつねのかんざし』は、朽木祥・ささめやゆきによる受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。

180ページ
広島戦争児童文学喪失
スズキコージ すずき こうじ 受賞

『旅ねずみ』は、松居スーザンの文にスズキコージが絵を添えた児童書です。旅に出るねずみの視点から、世界を知る喜びと、進む道を自分で選ぶ心を明るく描きます。

小さなねずみが北極星をたよりに、世界のにおいと光へ歩き出します。

108ページ
児童書絵本的物語自立
村上豊 むらかみ ゆたか 受賞
本朝奇談(にほんふしぎばなし) 天狗童子

『本朝奇談(にほんふしぎばなし) 天狗童子』は村上豊による受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。

『本朝奇談(にほんふしぎばなし) 天狗童子』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。

受賞作著者の作風同時代性
黒井健 くろい けん 受賞

腰を痛めた営業マンが不思議な旅行会社「またたびトラベル」に迷い込み、思いがけない場所へ案内される児童文学。猫の気配と旅の楽しさが、現実のすぐ隣にある不思議を開いていく。

猫に導かれる旅は、いつもの世界のすぐ隣から始まる。

156ページ
児童文学不思議
童画家
卯月みゆき うづき みゆき 受賞
祈祷師の娘

『祈祷師の娘』は、卯月みゆきによる作品で、2005年の赤い鳥さし絵賞で受賞に選ばれた。

赤い鳥さし絵賞で評価された卯月みゆきの作品。

赤い鳥さし絵賞受賞
童画家
金井田英津子 かないだ えつこ 受賞

神社の大楠の根もとに捨てられた雛人形が、満月の夜に木のうろへ消えていく。山陰の町を舞台に、子どもの目に映る不思議と別れを連作ファンタジーとして描いた作品集。

大楠のうろの向こうには、子どもだけが出会える海が広がっている。

206ページ
児童文学山陰人形子どもの不思議
童画家
杉浦範茂 すぎうら のりしげ 受賞
くすのきじいさんのむかしむかし1 かみかくし

「くすのきじいさんのむかしむかし1 かみかくし」は、杉浦範茂による受賞作品です。人物の感情や関係の揺れを軸に、時代や場所の空気を映しながら読者を作品世界へ導きます。

くすのきじいさんのむかしむかし1 かみかくしは、受賞歴を通じて広く知られるようになった作品です。

人間関係記憶日常と非日常
童画家
石倉欣二 いしくら きんじ 受賞

『空ゆく舟』は、沖井千代子作・石倉欣二絵の児童文学。瀬戸内海の周辺で暮らす人々を描く八つの物語を通して、失われた島、渡り鳥、自然破壊、戦争の記憶をやさしく伝える。

海の近くで生きる人々の物語が、自然と戦争の悲しみを静かに運ぶ。

167ページ
児童文学瀬戸内海自然破壊戦争挿絵
童画家
宮本忠夫 みやもと ただお 受賞
ぬくい山のきつね

山の自然ときつねの姿を、あたたかい絵の力で伝える絵本作品。野生の気配とやさしさが同居し、子どもに山の生きものへのまなざしを開く。

山のぬくもりの中で、きつねの命が静かに息づく。

絵本きつね自然
童画家
あべ弘士 あべ ひろし 受賞
ハリネズミのプルプルシリーズ全3巻

森に暮らすハリネズミのプルプルを中心に、子どもの好奇心と自然の手触りをやさしく描く幼年童話シリーズ。あべ弘士の絵が、動物たちの表情と森の空気を生き生きと伝える。

『ハリネズミのプルプルシリーズ全3巻』は、あべ弘士の作風が凝縮された受賞作。

60ページ
児童文学絵本自然動物シリーズ
童画家
おぼまこと おぼまこと 受賞
世界一すてきなお父さん

『世界一すてきなお父さん』は、1999年の受賞対象となった児童文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

『世界一すてきなお父さん』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む児童文学作品です。

児童文学成長家族
童画家
渡辺洋二 わたなべ ようじ 受賞
アルマジロのしっぽ
童画家
飯野和好 いいの かずよし 受賞
小さなスズナ姫シリーズ全4巻

『小さなスズナ姫シリーズ全4巻』は、飯野 和好の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。

『小さなスズナ姫シリーズ全4巻』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。

受賞作人物の変化時代と社会
童画家
池田良二 いけだ りょうじ 受賞

池田良二『馬を洗って…』は、赤い鳥さし絵賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

『馬を洗って…』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

55ページ
人生記憶時代
鈴木まもる すずき まもる 受賞
黒ねこサンゴロウシリーズ全5巻

『黒ねこサンゴロウシリーズ全5巻』は、鈴木まもるによる赤い鳥さし絵賞受賞作。受賞時の評価対象となった作品で、題名やジャンルの特性を手がかりに、作者の関心が凝縮された一作として読める。

鈴木まもるの表現が、黒ねこサンゴロウシリーズ全5巻という題名に凝縮された赤い鳥さし絵賞受賞作。

受賞作赤い鳥さし絵賞作者性
味戸ケイコ みと けいこ 受賞
花豆の煮えるまで 小夜の物語

『花豆の煮えるまで 小夜の物語』は味戸ケイコによる受賞作品です。単行本・文庫・短編集としての刊行確認は限定的ですが、受賞作として作者の同時期の表現を示す作品です。

『花豆の煮えるまで 小夜の物語』は、味戸ケイコの受賞対象となった作品です。

受賞作同時代の表現作者の展開
伊勢英子 いせ えいこ 受賞

『アカネちゃんのなみだの海』は、伊勢英子による作品で、赤い鳥さし絵賞の受賞作です。講談社、1999.4の刊行情報が確認でき、作品の中心には登場人物の切実な経験や時代の空気が置かれています。

赤い鳥さし絵賞で評価された、伊勢英子の作品です。

206ページ
文学賞受賞作人物描写時代と記憶
宇野亜喜良 うの あきら 受賞

瀬戸内の島を舞台に、カモメと人間の暮らしを重ねる児童文学。山下明生の物語に宇野亜喜良の絵が加わり、海辺の生命感と哀歓を豊かに描く。

島に生きるカモメたちの姿から、海と人の記憶が浮かび上がる。

366ページ
瀬戸内カモメ島の暮らし児童文学
織茂恭子 おりも きょうこ 受賞

岸田衿子詩・織茂恭子絵『へんなかくれんぼ 子どもの季節とあそびのうた』は、子どもの遊びと季節感を詩と絵で結ぶ絵本。言葉の軽やかさと、素朴で温かな画面が響き合う。

季節の中で遊ぶ子どもたちの声が、絵とうたになって広がる。

101ページ
児童詩絵本季節遊び
太田大八 おおた だいはち 受賞

長谷川集平の物語に太田大八が絵を添えた児童書で、見えないものをどう感じ、どう想像するかを読者に問いかけます。絵と言葉の関係を通じて、視覚に頼らない物語体験を広げる作品です。

見えないものを想像する力が、絵本という形式そのものを問い直します。

209ページ
絵本想像力視覚と物語児童書
小沢良吉 おざわ りょうきち 受賞

『かかみ野の土 壬申の乱』は、小沢良吉による児童文学。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

小沢良吉の『かかみ野の土 壬申の乱』は、受賞歴とともに読み継がれる児童文学。

342ページ
児童文学文学賞受賞作日本文学
南塚直子 みなつか なおこ 受賞
うさぎ屋のひみつ

『うさぎ屋のひみつ』は南塚直子による受賞作です。受賞時に評価された主題、語りの調子、人物や場面の立ち上げ方を通じて、作者の関心が凝縮された作品として読むことができます。

『うさぎ屋のひみつ』は、受賞時に注目された表現の核を手がかりに読み解きたい作品です。

受賞作表現同時代性
かみやしん かみやしん 受賞

ダウン症の姉と弟を中心に、家族の戸惑い、気づき、支え合いを児童文学のまなざしで描く短編集。かみやしんの絵は、姉の初めての給料が家族にもたらす小さな喜びを、やわらかな線で支えている。

ぼくのお姉さんは、かみやしんの表現の核を伝える一作である。

182ページ
家族障害と共生児童文学思いやり