日本の文学賞

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人喰い (講談社文庫 さ 4-7)

日本推理作家協会賞

人喰い (講談社文庫 さ 4-7)

笹沢左保

笹沢左保の『人喰い』は、凶悪な事件を入口に、人の心にひそむ暴力性と欲望を暴き出すミステリである。硬質な語り口と不穏な題名が、読者を暗い心理の奥へ誘う。

犯罪心理欲望暴力戦後ミステリ

作品情報

人を呑みこむのは怪物ではなく、人間の奥底にある闇かもしれない。

1960年に光文社から刊行され、のち講談社文庫などで再刊された。講談社文庫版は291ページで、ISBNが確認できる。

レビュー要約

  • 暗い題材をテンポよく読ませる構成と、犯行の背後にある心理を追う展開が支持される。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1983-08-01
ページ数
291ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784061830837
ISBN-10
406183083X
価格
61 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

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レビュー

  • 誰もいないが受賞作です

    この作品笹沢佐保のミステリーの中でも代表作といってもいいでしょう。初めから読者を引き込むように失踪した姉の遺書から始まります。内容は会社の労働争議に巻き込まれた姉が婚約者と一緒に失踪しその姉を妹と妹の婚約者が探しに行くというストーリーです。会社がらみの嫌がらせや姉と婚約者のかなえられない結婚の中にやむにやまれぬ事情が深く係わり、会社の中での人間関係、不可解な殺人事件、姉の行方、会社の火薬庫の大爆発など実にエンターテイメントにとんだ作品ですが、意外と余り人には知られていない作品かもしれません。犯人当てのトリックや殺人のトリックなど推理作家批評家賞受賞という作者念願の作品です。

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