日本の文学賞

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草のかんむり (講談社文庫 い 54-1)

群像新人文学賞

草のかんむり (講談社文庫 い 54-1)

伊井直行

曾祖父のうらみでカエルに変身してしまった「ぼく」と、やさしい麦子の関係を描く童話的な作品。

変身童話性青春群像新人文学賞

作品情報

曾祖父のうらみでカエルに変身した「ぼく」と、やさしい麦子の物語。

講談社文芸文庫として刊行された作品。奇妙な変身譚のかたちで、少年の感情と恋の気配を描く。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1990-07-01
ページ数
164ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784061847088
ISBN-10
4061847082
価格
484 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

第26回(1983年) 群像新人文学賞受賞

レビュー

  • カエル体験

    かなり以前の本ですが今読んでも新鮮かつ斬新。 SFかメルヘンかミステリーか カエルになりたいと思ったことはなかったけれど、 この本を読んだら、ちょっとなってみたいような・・ 楽しいような物悲しいような 不思議な本でした。

  • 草のかんむり

    誰もが思う村上春樹風の語り。ですが、伊井さんの他の本にも感じられた特別ではない温かさが感じられます。きちんと謎が解けているのも良い。投げっぱなしで濁して雰囲気だけって雑なパターンではないです。扱えるサイズでまとめられた読みやすくて素敵な本です。

  • 冒険物語の終点は

    蛙にされてしまった予備校生を主人公とした大冒険物語、といえば何だかちゃちな娯楽小説に思えるかもしれません。数々の苦難(フィンランド語の習得とか)を乗り越え、彼がたどり着いた先は。 メーテルリンクの青い鳥がどこにいたのか、そのことを思い起こさせてくれる良質の恋愛物語。冒険の果てにたどり着いたところ。それは、終点ではなくて。タイトルの切なさが終盤になって胸に迫ります。

  • 伊井直行、小説デビュー作

    伊井直行、30歳の時の小説デビュー作。 群像新人文学賞。 同じく群像新人文学賞を受賞した、村上春樹そっくりの文体で語られる、蛙にされてしまった予備校生の物語。 蛙にされてしまった主人公と彼を拾った女性麦子との恋物語も、蛙から人間に戻ろうとする主人公の物語も、スリーリーテリングがデビュー作とは思えないほどよくできています。 面白いです。 が、いかんせん文体が村上春樹そっくり過ぎです。 なので、☆4つ。

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