日本の文学賞

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まよなかのぎゅうぎゅうネコ (わくわくライブラリー)

講談社児童文学新人賞

まよなかのぎゅうぎゅうネコ (わくわくライブラリー)

葦原かも

真夜中に起こる少し不思議な出来事を、トミエおばあさんと季節の移ろいに重ねて描く児童文学。懐かしさとユーモアを帯びた語りで、日常のすぐ隣にある幻想を見せる。

夜の不思議老女児童文学

作品情報

夜が深まると、トミエさんのまわりで不思議な物語が動き出す。

受賞時タイトル『トミエさんの真夜中ものがたり』は、刊行時に『まよなかのぎゅうぎゅうネコ』へ改題された。四季の中でトミエおばあさんが出会う不思議な出来事を描き、昔話のような親しみと現代児童文学の軽やかさを併せ持つ。

レビュー要約

  • ほっとする読後感と、夜の不思議を怖くしすぎない語りが好まれている。子どもにも大人にも届く、懐かしい空気を持つ作品として受け止められている。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2014-05-30
ページ数
154ページ
言語
日本語
サイズ
15.5 x 1.8 x 19.8 cm
ISBN-13
9784061957510
ISBN-10
4061957511
価格
603 JPY
カテゴリ
本/絵本・児童書/読み物

第54回講談社児童文学新人賞佳作受賞作『トミエさんの真夜中ものがたり』を改題、刊行いたします。 葦原かも氏は新人ながら、同人誌等でのキャリアも長い実力派作家です。 ひとり暮らしのトミエおばあさんが夜中に出会う、ちょっと不思議な四季の物語。どこかなつかしい、ほっとするファンタジーです。 表題作「まよなかのぎゅうぎゅうネコ」(春)をはじめ、「まよなかのペンペン・ポット」(夏)、「まよなかのねむこ玉」(秋)、「まよなかのホット・タルタル」(冬)の4話による短編連作。小学中学年くらいを中心に、安心して読める本格派童話作品です。 講談社出版文化賞受賞作家の武田美穂氏による、あたたかなイラストも満載。 ●あらすじ トミエさんは、運転免許をとるために、自動車学校に通っています。孫が遊びにくるときに、車で駅まで迎えにいって、びっくりさせようとしているのです。でも、歳のせいか、あまりにも運転がうまくならないので、落ち込んでいました。 ある月のきれいな夜、トミエさんが散歩をしていると、自動車学校の明かりがすべてついて、そこだけ昼のように明るくなっています。よく目をこらすと、ネコが30ぴきほど集まって、おしゃべりをしています。トミエさんの家のミミもいます。 どうやら、ネコたちは安全にくらすために、交通ルールを勉強しているようです。ネコたちの「自動車学校」です。 トミエさんが入っていくと、実際に車をつかって勉強したいから、車を運転してほしいと、ネコたちにせがまれて……。 (「まよなかのぎゅうぎゅうネコ」)

1961年生まれ。1984年、東京学芸大学教育学部初等教育教員養成課程卒業。小学校高学年より童話を書き始め、1994年、アンソロジー『二年生のニョロニョロマラソン』(偕成社)に「きょうのたいいくはニョロニョロマラソン」を収載。2013年、本作で第54回講談社児童文学新人賞佳作を受賞(受賞時タイトルは『トミエさんの真夜中ものがたり』)。同人「にじゅうまる」に所属。東京都東村山市在。 東京都生まれ。イラストレーター、絵本作家。作品に『となりのせきのますだくん』(絵本にっぽん賞、講談社出版文化賞絵本賞受賞)にはじまる「ますだくん」シリーズ、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞)、『すみっこのおばけ』(日本絵本賞読者賞、けんぶち絵本の里大賞)、『「けんぽう」のおはなし』(井上ひさし・原案)、『どーんちーんかーん』、「ちいさいモモちゃんえほん」シリーズ(松谷みよ子・文)、「ざわざわ森のがんこちゃん」シリーズ(末吉暁子・文)などがある。

レビュー

  • 好きなタイプの児童小説です

    受賞の時から気になっていました。読んでみたら「ペンペン・ポット」「ねむこ玉」「ホット・タルタル」……魅力的なネーミングの独自のモチーフで作者の世界に引き込まれました。小学二年生の娘もかじりついて読んでいました。低学年でもいけます。

  • 是非読んでほしい

    無名の作者ではありますが、温かい筆致のほのぼのとした懐かしさあふれる作品です。

  • 楽しい、楽しい。

    トミエさんは運転面免許を習得中ですが、なかなか進みません。ネコのミミが夜中のお出かけ、ネコの集会なんですが、それがトミエさんが通う自動車学校。乱暴な運転で事故に遭わないように訓練をしているのでした。運転を頼まれたトミエさん。危険運転の見本のような駄目さに、ネコのみんなはどうする? トミエさんが夜中に出会う不思議な出来事が四季、四編納められています。 どこか懐かしい作品たち。 それでいて、あ、今、こういうのあんまりないなあ。あったらいいなあと思わせる作品たち。

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