作品情報
『同心円』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。
野坂昭如『同心円』は、吉川英治文学賞の文脈で評価された作品です。物語、評論、詩歌、記録文学など作品形態は対象ごとに異なりますが、ここでは作品名と著者を軸に、単独作品としての魅力が伝わるよう紹介します。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1996-06-01
- ページ数
- 410ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062074469
- ISBN-10
- 406207446X
- 価格
- 1179 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
吉川英治文学賞受賞! 女と酒、舌先三寸、身勝手、臆病……同心円上の誰彼につながるオノレのうちを凝視する連作長篇。 「まけだね、争えないもんさ」まけとは血筋を意味する。「父はのんだくれ、あげく女の家で息を引取った。兄たちも、女と酒で一生棒にふっている。眼の前でみてたから、そりや小心翼々と生きてきた。あたしは、かなりいかがわしいね。君の、ちゃらんぽらんなとこ、嘘をつくこと、自分勝手、みんなあたしの中にあるよ」
関連する文学賞
- 吉川英治文学賞 第31回(1997年) ・受賞