日本の文学賞

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漁師さんの森づくり -森は海の恋人-

小学館児童出版文化賞

漁師さんの森づくり -森は海の恋人-

畠山重篤

『漁師さんの森づくり』は、畠山 重篤による児童向けノンフィクション。海を豊かにするため森を育てる漁師の活動を、自然のつながりとして描く。

歴史記録個人の生

作品情報

漁師さんの森づくりは、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

『漁師さんの森づくり』は、畠山 重篤による児童向けノンフィクション。海を豊かにするため森を育てる漁師の活動を、自然のつながりとして描く。 受賞作としての読みどころは、題材の珍しさだけでなく、人物や出来事を通じて時代の空気を伝える点にある。読者は、物語や論述の進行に沿って、背景にある社会や価値観の変化までたどることができる。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2000-11-09
ページ数
176ページ
言語
日本語
サイズ
14.9 x 0.9 x 21.1 cm
ISBN-13
9784062104111
ISBN-10
4062104113
価格
1320 JPY
カテゴリ
本/ビジネス・経済/産業研究/農林水産/水産業

森と川と海がひとつになった! 総合学習の目玉として、注目!! 著者・畠山氏の活動は小・中学校の多くの教科書に収められ天声人語などの有力紙コラムやNHK、TBS、NTVなどにも何度も取り上げられている。全国の小・中学校への講演活動、子どもたちを海に招いての「体験学習」も続けており受け入れた人数は5000人を超える。いうなれば、「森と海の親善大使」である。 産経児童出版文化賞JR賞

【畠山重篤】 1943年、中国上海生まれ。牡蠣養殖業。牡蠣の森を慕う会代表。1989年より、海の環境を守るために漁民による植林活動を続ける。また子供たちを海に招き、体験学習を行っている。1994年、朝日森林文化賞受賞。1999年、「みどりの日」自然環境功労者環境庁長官表彰。2000年、環境水俣賞受賞。著書に『森は海の恋人』(北斗出版)、『漁師が山に木を植える理由』(松永勝彦氏との共著、成星出版)、『リアスの海辺から』(文藝春秋)などがある。 【カナヨ・スギヤマ】 静岡県三島市生まれ。イラストレーター、絵本作家。1989年、東京学芸大学初等科美術卒業後、ステーショナリーデザイナーとしても活躍。絵本に『K・スギャーマ博士の動物図鑑』『K・スギャーマ博士の植物図鑑』(以上、絵本館)、『ゾウの本』『ペンギンの本』『ネコの本』(以上、講談社)など。1998年、『ペンギンの本』で講談社出版文化賞絵本賞受賞。

レビュー

  • 「森は海の恋人」運動がよく分かる1冊

    2000年、畠山重篤さんの著書です。 小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、受賞。 著者・畠山さんは、宮城県気仙沼でカキ養殖業を営むカキ漁師さんです。 1989年からは、「森は海の恋人」と称して、 気仙沼湾に流れ込む大川の上流・室根山での植樹活動を開始。 2012年には、国連のフォレスト・ヒーロー(アジア代表)に選出されています。 本書では、著者の幼い頃の気仙沼湾の風景から、戦後の発展に伴う海の変遷、 「森は海の恋人」運動の始まりから現在(執筆時点)に至るまでを記し、 他、県外・国外での類似事例などを紹介しています。 感想として、まず思い浮かぶのは、 「森は海の恋人」運動が非常に分かりやすい、ということです。 文章は、”普通の人(書くことを職業としていない人)が一生懸命書いた”感じで、 平易で読みやすく、同時に人柄や温かさ、カキへの情熱を感じさせてくれます。 話題は、カキを軸としながら、 生物・化学・地理・歴史、更に和歌にまで広がっていき、大人が読んでも楽しめます。 (子どもなら、学校の勉強へのモチベーションが上がるかもしれません。) また、本書は、イラストを多く掲載しているのが特長的です。 地図や知らない生き物は、予めイラストで描かれているので、スイスイ読めます。 【小学校高学年向け】の本とはいえ、 ”生き物が育つということがどういうことか、 森と川と海とは科学的にどういうふうにつながっているか”(P118) を伝えるのに、十分な内容だと思います。 評価は、ストレートに「☆5」です。 子どもの学習に、ついでに親の学習に・・・という、オススメの1冊です。 単なるカキ好きが読んでみるのも、いいでしょう。 日本食ブームで、魚食文化が国外に広がっていく中、 魚つき林や「森は海の恋人」運動も国外に広げていく必要があるのではないか、 と思いました。

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  • 不思議なタイトルです。

    小学生にお勧めです。自然の大切さを伝えたいですね。もちろん、大人もその責任を持っているための1冊です。わかりやすいです。

  • 森は海の恋人 そして・・・

    ~森は海の恋人・・・とても素敵なキャッチフレ-ズです。実際にこの本を読み終えると、海と森がお互いに密接に関わっていることが、はっきりとわかります。そうして海と森を結びつけるのに大切な橋渡し役があることもわかりました。それら3つを私たち人間がいかにとりもどしていくべきなのか、どうすればとりもどせるのか?そうしてそれはだれのために? そ~~れは私たちが忘れかけていた遠い昔の豊かな自然の中での生活を取り戻すための道しるべなのです。この本を読んで、心も豊かになることでしょう。~

  • 魚付林てどんなもの?

    総合学習の資料、社会科の調べ学習の資料として最適です。適度にイラストも入っており、生き生きとした文体で漁業従事者である著者の植林事業を紹介しています。 小学校の社会科にでてくる「うおつきりん(魚付林)」のすべてがわかって、「海辺に住む人々」の単元の学習にも役立ちます。

  • 後の生活に活きる良書

    私はこの本を小学生の時に読みました。自然の美しさ、楽しさをこれだけ表現している本は少ないと思います。 現在は私は大学で、ちょうど卒論を書いております。今までの自分の思考を整理していく中で、自分の様々な価値観に気付きます。 そして、この本で得た“自然”であることの大切さは、今でも深く私に残っていることを感じました。 ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。

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