作品情報
姿を定められない生きものが、僕の孤独にそっと触れる。
小川洋子の小説。ブラフマンという生きものの世話をする日々を通じ、言葉になりにくい愛着と別れを描く。
レビュー要約
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静謐な幻想性と、正体のわからない存在をめぐる余韻が評価される。物語の輪郭をあえて曖昧にすることで、読者の想像を誘う作品として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2004-04-13
- ページ数
- 146ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062123426
- ISBN-10
- 4062123428
- 価格
- 2335 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
『博士の愛した数式』に続く小川洋子最新作夏の初めのある日、ブラフマンが僕の元にやってきた。それは傷だらけの小さな生き物だった。思いだせばいまでも温かな気持ちになれる、奇跡のような楽しい毎日。
レビュー
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特に好きな小川洋子先生の作品
ブラフマンの細かい仕草や行動は描かれるのに、彼が何者なのかは分からない、という奇妙な感覚で読み進めるのが面白かった。 分からないのに不思議と愛着が湧くので、最後のシーンでは不意に泣いてしまいました。
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小川洋子ファンタジーが心暖まる
小川洋子さんの小説は情景描写がとても丁寧で的確です。文章にムダがなくピーンとした空気を感じます。本書は小川ファンタジーの一つです。
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あっという間に読める
童話のような感じもする不思議さがある。超自然的な何かがあるわけではないが。 薄い本で、行間も広いので、あっという間に読める。 急に話が終わる感じのエンディングだ。
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よい。
読んでよかった。
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愛しさが溢れて辛い
私の愛犬と重ねて非常に愛しかったです。いつどんな時も愛していこうと思いました。
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小川さんらしい優しさを感じる文章でした
短い小説なうえ、小川さんらしい優しさを感じる文章で、遅読の私でもスラスラと読み終えることができました。 博士の愛した数式と比べる声もあるようですが、あれは格別ですから。。。
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共感王国へのパスポート としてのこの本
「埋葬」タイトルで宣言ペット生活黙示録美しい限定された情景叙情際立つ固く結ばれた愛情他人共有化限定的拒絶タイプ多し街中ペットボトル水かけエクスキューズ 結び付きから空想されたメタバースワールド 突然の喪失 街川 生者死者関係 インダス北上川ワールドスタンダード この傷一生抱えるため愛して共に暮らしたのか何を得たのか分からずただ街角で見かける若いブラフマン見つける度ココロ揺れる駆けて行って抱きしめたい けどそれは僕の役目じゃないうまく飼ってあげて 願って 立ち去る そんな思い抱えた人へ 共感王国からのパスポート としてこの本
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不思議な物語
読んでいると、曖昧模糊とした雰囲気に包まれる。頭の中に霧がかかったみたいな気分にさせられる。 どことなく優しい。 ブラフマンが可愛い。 登場人物の名前が出てこない小説はあまり読んだことがなく、新鮮だった。 心を安らがせたい時にまた読みたい。
関連する文学賞
- 泉鏡花文学賞 第32回(2004年) ・受賞