日本の文学賞

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アフリカにょろり旅

講談社エッセイ賞

アフリカにょろり旅

青山潤

ウナギ研究者がアフリカでの調査行をユーモラスに綴り、冒険と研究現場の熱を伝える紀行エッセイ。

紀行生物研究冒険

作品情報

アフリカにょろり旅は、紀行を軸に読者を作品世界へ引き込む。

ウナギ研究者がアフリカでの調査行をユーモラスに綴り、冒険と研究現場の熱を伝える紀行エッセイ。 受賞歴により再注目され、現在も著者の代表的な仕事として参照される。

レビュー要約

  • 題材への切り込み方と読みやすさが評価されている。一方で、扱うテーマの重さや独特の語り口に好みが分かれる読者もいる。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2007-02-10
ページ数
281ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062138680
ISBN-10
4062138689
価格
1714 JPY
カテゴリ
本/ノンフィクション/歴史・地理・旅行記/紀行文・旅行記

教授、ウナギは見つかりません! 50度を超える猛暑、住血吸虫だらけの真水、水のないトイレ。過酷な環境が二人の研究者の肉体を蝕む──ウナギの捕獲に全てを捧げた、決死のアフリカ冒険旅行記

レビュー

  • ワイルドすぎます。すごくいいっ!

    数年前にTVのドキュメンタリー番組で、グアム沖でニホンウナギの稚魚を発見し、産卵場をほぼ特定したという放送をやっていたのを思い出した。ロマンがあり、すごく神秘的に思えた。 本書の冒険の目的は熱帯ウナギ「ラビアータ」の探索だ。 たかがウナギかもしれない。でも、すごく真摯な態度で取り組む学術的な研究なのだ。 そんな熱帯ウナギを探し求めて、幾多の苦難を乗り越え、決死の覚悟で過酷な辺境・秘境を徘徊する。 そういったすごく真面目な目的を踏まえ、想像を絶するアドベンチャーの極め付けが、熱帯の現地事情を交えて、お笑い旅行記として、おもしろおかしく書かれているのだ。壮絶な食べ物やトイレ事情、交通事情に極暑。。病気。。 こういったアンマッチすぎるところが実に滑稽で次から次へと読みふけってしまう。 地の果てまで捜し求め、やってくれます。 こんな痛快でワイルドな本は久々だ。 冒険大好き野郎にはたまらないおススメの本。そして、勉学に励む少年たちにもぜひ読んでいただきたい。

  • この本のユニークさは旅の目的

    高野秀行の『辺境中毒!』に収録されていた本書の解説を読んで購入。 探検と言うより『地球の歩き方』上級編といったところか。 過酷な環境には違いないが行く先々に青年海外協力隊員や欧米人が住んでいる。著者は東大海洋研の研究者。 この本のユニークさは旅の目的で、ウナギ全十八種類中、唯一サンプルが確保できていない熱帯種を求めて、灼熱の大陸を駆け巡る。 その調査法たるや、行き当たりばったりで適当に地域を決め、現地語でウナギ、ウナギと叫びながら聞き回るだけ。 面白いがちょっと力が入り過ぎ。高野氏の脱力技を覚えたら一皮剥けるかも。

  • 「自分探し」の地雷が埋まっていない、ひたすら痛快な旅行記!

    学術研究のためにアフリカに「うなぎ」を採りに行く研究者の旅行記。とはいっても、研究の内容は本書にほとんど関係がない。 「100年間ほとんど研究されていない種類の、幻のうなぎを採りに行くのだ!」という明快な目的があるので、旅の基調がものすごく明るくてポジティブ。旅行記にありがちな「自分探し」の要素が全く混じっていないので、他人の心情の吐露を聞かされるという地雷を踏むことなく、ひたすら痛快に楽しく読める。(関係ないが、著者達は知らずに本物の地雷が埋まっている湖畔で夜釣りをしていたそうだ。) また、旅行記のなかでは傑出した良い文章だと思う。不必要なことをそぎ落とした書き方と良いリズムですぐに読めてしまうので、内容が薄いと勘違いしそうになるがそんなことはない。ともあれ、この本は傑作の旅行記、というか、アフリカを旅するとデフォルトでなってしまう珍道中記だ。 しかし、帯には疑問が残る。そこにあるキャッチコピーが(逆)学歴差別的だったり、内容に無いことがあたかも書かれているかのように思わせたりしているからだ。なので、文章だけならば文句なく★★★★★なのだが、本としては★1つ減らして評価。

  • 学問の裏話でおもしろい

    とにかくガムシャラ突撃、結果として学問の成果に昇華する。こういう話は大好きです

  • 読みにくい

    内容は波瀾万丈で興味深いのだが、状況説明が少なく、感情的で、俯瞰的視点が少ないため、何が起きているのか客観視しにくい。地べたに這った視点ゆえにパッションは伝わるが、文章運びが素人臭く、非常に読みにくかったのが残念。

  • 科学研究のプロセスを、爆笑系文章で活写する。

    ウナギの生態や進化の研究者2人(最初は3人)による珍道中記。当時認知されていた18種のウナギの、最後の1種を捕獲するために、著者らはマラウイ、モザンビークなど東南アフリカを巡り続ける。素人には窺い知ることのできない科学研究のプロセスが、爆笑系の文章で活写される。 本書に描かれているような、文字通り地を這うような、あるいは他者から「ここまでするか!」と呆れられるような努力の結果「わずか十年ほど前まで、ほとんど謎に包まれていた熱帯域に生息するウナギ属魚類の生態は、一気に明らかにされ……こうした知見を基に、現在では世界のウナギ属魚類の進化の道筋さえ、ぼんやりとではあるが見えて(p.313)」くるのだなあ。

  • とにかく、おもしろい

    ウナギを求めてのアフリカの旅がとてもおもしろいです。これぞ究極のアフリカ旅!

  • 面白くない、文章も稚拙。

    文章力が稚拙、内容が乏しい上に表現が大げさ。ぬくぬくとした日本で育った著者達には、大変な苦行に感じるのであろうが、アフリカを旅する貧乏旅行者ならこれくらいの体験はする。表現力、構成力無し、もともと本にするほどの中身無し。

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