作品情報
家族の記憶と生活の不穏さを、ロックの響きに重ねる短編集。
講談社から刊行された短編集です。川端康成文学賞受賞作を含み、母の姿、父の記憶、旅や結婚、日常の違和感を通じて、家族や自分の来歴から逃れられない感覚を描き出します。
レビュー要約
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読者からは、家族のざらつきや土地の閉塞感を描く力を評価する声がある一方、文学性の強い短編群として重く感じる反応もあります。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2007-06-01
- ページ数
- 262ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062140331
- ISBN-10
- 4062140330
- 価格
- 2251 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
川端賞受賞作を収録。角田光代ベスト短編集初の芥川賞候補作から川端賞受賞作「ロック母」まで、角田光代の15年にわたる代表作を集めた「ベスト短編集」。角田文学のすべてがわかる傑作短編集。
レビュー
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本について
ストリートスライダーズが出てくるあたり、年代を感じます、今の若い子は知らないだろう。。。 全体的に気だるい感じの小説です、角田光代さんの小説では普通より下かも、 空中庭園、対岸の彼女、森に眠る魚、かなたの子のほうがおもしろいです たしか、短編小説だったかな?
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人それぞれ かな。
それぞれの短編小説、ワクワクするものも有る一方なんか中途半端な思いで終わる理解に苦しむものも有るのは、私だけ。そんなイメージですね。
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意外性のある短編
7つの短編に共通してるのは人間への深い洞察、そして「死」をテーマにしてるところ である。「ゆうべの神様」での父親の「おれとあの女はどんなに好きあっても縁がない んだ、だからあの女とは一緒にはなれない」という言葉は重く深い意味がり全編に通じ るものがある。また「父のボール」のボール玉、坂を転げ落ちてくる不幸という手法と 話の進め方は絶妙である。
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うーん
確かに上手いのだと思います。 次々に読みたくなります。 でも、読んだ後になんだか不幸せな気分になってしまう。 だから、彼女の本はしばらく読まないと思います。
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初めての角田文学?
内容紹介から、以下。 川端賞受賞作を収録。 角田光代ベスト短編集初の芥川賞候補作から川端賞受賞作「ロック母」まで、 角田光代の15年にわたる代表作を集めた「ベスト短編集」。 角田文学のすべてがわかる傑作短編集。 初めての角田文学でした。受賞作が収録されているとの事で、 作風と賞についても知ろうという事で。 個人的には、『ゆうべの神様』『父のボール』が夢中で読めたんだけど、 確かに、芥川賞候補作の『ゆうべの神様』も候補だけど選ばれたのには納得がいくし、 肝心の『ロック母』も、川端賞受賞作に選ばれたっていうのにはまあまあ、分かる気はした。 自分と重ね合わせたりとかしてるのかなと思ったりする。 人への洞察力だよね~。 人間って個性的、当たり前だけど。理屈では分からない行動なんてしょっちゅうだよ本当は。人間の数が増えていく一方で、摩擦も起きてくる。自然だよねこれは。 『父のボール』に一番関心持ったのは、不幸が坂を転がり落ちてくるってのが風のせいじゃないか、と考えてたりしたからだ。まあどうでもいいんだけど(笑)。 答えのない人生。作品には「え、ここで終わるの」感が尽きませんが、 そのせいでリアルに感じます。 丁寧な描写なので好感でしたが、あまり興味がないと逆にすっ飛ばしてしまいたくなります(実は旅行の所飛ばした苦笑)。 味のある作家さんなのだなと思います。前に重松清さんの本を何冊か読んで、 家族愛や男目線(親父)の作風なのかなと思ったんですが、 こちらは女目線で、1992~2006年分の短編集だから、目線がその年相応の作品なのかなと思いました。年が近いと移入が入りやすかった。 他の賞をとった作品を読んでみたいと思います。 たくさんあるんだなぁ・・
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喧騒を丁寧に思うか煩く思うかで評価が二分する本
角田さんが25歳時芥川賞候補になった『ゆうべの神様』から15年、常に書き続けていた角田さんの短編集が収まったこの本は、角田さんの書き方が変化していった15年が辿れる短編集だった。 本人は拙いと下した『ゆうべの神様』も作品としては荒いが、無骨ながら今の角田小説が伺える。 角田さんの小説は、良く言えば丁寧、悪く言えば煩い。 それは主人公の心の動きに対しての描写が、アジアの町の喧騒を思わせるような騒々しさにある。 今回の短編集にも、人間のみっともない箇所が愚痴を並べるように続く。 自分の家が嫌いな女子高生『ゆうべの神様』 バンコクでぐたぐたする女『緑の鼠の糞』 上海でイライラする男『爆竹夜』 前妻を妄想する女『カノジョ』 未来を決断出来ない女『ロック母』 醜悪な家族が恋しくなる女『父のボール』 失ったものに気付く女『イリの結婚式』 人がいかに無様でちっぽけなものなのか突き付けられている気持ちになる。 もちろんそれに答えなどないから、心だけ揺れてしまう。 その心を揺れを直視出来ると好きで、直視出来ないとこの本は嫌かもしれない。
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良かったです。
きれいな状態で届き、またお気に入りがあればお願いしたいです。
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うーん
短編集です。 第一話の「ゆうべの神様」だけ読んで、くじけました。不幸がページからにじみ出てくる。早くこの本を自宅から出したい。そんな感想です。 高校生のうちは未来に希望を持っていて、自分は何者かになれるんじゃないか、みたいな期待が2人の間にあって。でも、ど田舎で働き始めたり進路に躓いたりして大したものにはなれない自分に早くも気づかされてしまう。その残酷さが2人の大声な言い合いに現れていた。 他の方のレビューを読むと後続の作品も良さそうなのですが、もう十分 どんよりしたので、ちょっとやめておきます。
関連する文学賞
- 川端康成文学賞 第32回(2006年) ・受賞