作品情報
幼い日の約束は、母と娘の逃れがたい結び目へつながっていた。
事件の謎を追いながら、家族への愛着と束縛を掘り下げる作品。タイトルに込められた意味が、物語の終盤で静かに効いてくる。
レビュー要約
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心理描写の鋭さと息苦しい空気が評価される。母娘の距離感に強く反応する読者が多い。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2009-09-15
- ページ数
- 387ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062157612
- ISBN-10
- 4062157616
- 価格
- 1760 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
"30歳"という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。 都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、 地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。 少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。 あの"殺人事件"が起こるまでは……。 何かに突き動かされるように、警察の手を逃れ今なお失踪を続けるチエミと、 彼女の居所をつきとめようと奔走するみずほ。 行方を追う中、不可解な事件とその真相が明らかに……!!
レビュー
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読ませる力はすごい
傲慢と善良と同じテイスト。ほぼ同じような内容。 でも、読ませる出来になってる。別物として楽しめる。
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女の子の複雑に揺れ動く心境の変化…
読み勧めていくと少しずつ見えてくる人物像。女の子の心境って何て複雑なんだろう… ラストにバババッと伏線を拾っていく感じ。なぜこの題名なのか、最後に謎が解けるところは爽快。
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地方の女性の心理を丁寧に描いていた
人物の心を描くのは上手い作家さんだと思う。 ラストの展開もそうだったのかーと切なくなった。 ただ過程で多くの人に聞いた話や、協力したいと名乗り出た方、旦那さんが、真実解明にもう少し絡みがあればよかったなとは思う。 でも地方の女性心理や結婚事情がよくわかった
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日本の母子癒着文化の解毒剤
日本の母子癒着をミステリの形で描いた傑作。タイトルの数字が何を意味するかは最後にわかるが、この数字自体が母子癒着の象徴なのだ。日本の大衆文化には、森進一「おふくろさん」、森昌子「おかあさん」、武田鉄矢「母に捧げるバラード」など、母子癒着を推奨するかのようなものがあふれているが、本作はその解毒に一役買えるのではないか。
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Amazing
very fantastic, amazing!Thank you
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後半からの
後半、チエミの話から読むことを止められませんでした。少しでも希望があってよかった。
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男性には微妙かも
登場人物がほぼ全て女性。女子の関係、母娘の関係。 男性には共感しづらい。 タイトルも途中で想像がつきました。
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じっくりじわじわ感じられる小説
辻村深月といえば、女性達の心の中をリアルに書き上げる達人!ですが、この作品では初期の作品で多かったミステリー色も復活(?)して最高のエンターテイメントでした。 ミステリーとういうと良くも悪くも現実離れしがちなのに、辻村深月にかかればこんなにもリアルに感じられるのか!と驚かされました。 文量でいうと大体4、5時間で読み終わる本ですが、終始ピンと張り詰めた緊張感が漂っているような雰囲気があります。 女同士の友情、また親子関係に焦点をおいた今作品。タイトルの意味だとか、ラストの衝撃だとか十分に楽しめる作品になっていると思います。
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