日本の文学賞

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満月のさじかげん

日本児童文学者協会新人賞

満月のさじかげん

樫崎茜

過剰歯が生えた小学五年生の鳴を中心に、体や心に欠けたもの、多すぎるものを抱えた人びとが登場する。満ち欠けする月のような少女の心に、痛みとやさしさが寄り添う物語。

身体と心少女の成長痛み多様性児童文学

作品情報

足りなさも多すぎるものも抱えながら、少女は心の満ち欠けを知る。

講談社から 2010 年に刊行された樫崎茜の児童文学。公式ページで ISBN、発売日、ページ数を確認。

レビュー要約

  • 短い分量のなかで、子どもの身体感覚と心の痛みに寄り添う点が特徴。淡い語りながら、違いを抱えた人びとへのまなざしがはっきりしている。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2010-07-01
ページ数
195ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062163521
ISBN-10
4062163527
価格
2400 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

椋鳩十児童文学賞作家が描く 少女の心の満ち欠け 過剰歯が生えた5年生の鳴(めい)、片腕のないおじさん、言葉を発しない友だち、妊娠した担任の先生……。みんなどこか足りなかったり、多すぎたり。心とからだの痛みにやさしくよりそう物語。

レビュー

  • すれてないってことが大事!

    純な子どもを描くと、そんな子どもいないっていわれるんだね。そんなことない、子どもたちってとっても純情なんです。大人が決めつけるんですよ、すれているって、そんなんじゃないって。屈折した登場人物の出てくる児童書が評価される時代というか、評論家たちの責任だよね。結局、子どもの本は子どもたちが選んで読むべきなんでしょうね。大人ができることは、ちゃんと手の届くところに並べてあげて、ささやかな紹介をしてあげること。

  • ノスタルジーにひたってください。

    大人がノスタルジーにひたりたいときに読む本。 とくにすれた子どもたちに疲れた小学校の先生や、保護者のみなさん、どうぞ。 そんな子ではなさそうな祭くんがぺらぺら訳知り大人みたいなことを話すのも気になるし、腕をなくしたおじさんが、問わず語りする場面もちょっと辟易。 あとがきで、「ほんとの話しを書こうと思った」とあるが、担任の先生の妊娠にプラスでもマイナスでも、クラス全体でこんなに素直に反応して盛り上がる小学5年生ってどこにいるの?って感じ。 樫崎さんは80年生まれということですが、いまの30歳ってこんな牧歌的な小学校生活だったのか? 心と体の痛み、余分ななにか、足りないなにか。 テーマがはっきりしている分、未消化な感じはいなめません。 力はある方だと思うので、これからに期待で★2。

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