作品情報
森村誠一の『悪道』は、受賞記録に残る作品として作品単位で整理した。
『悪道』について、NDL Search の書籍レコードで ISBN とページ数を確認した。採用した識別子は単行本・文庫など書籍形態のレコードに限定し、雑誌号や記事、音源などの識別子は使用していない。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2010-08-01
- ページ数
- 401ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062164863
- ISBN-10
- 4062164868
- 価格
- 30 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
人間とは、宿命という檻の中で競り合う動物なのだ。 歴史を覆す大胆な設定で、究極の悪と、人間の本性を描く。 著者10年ぶりの単行本書き下ろし! 孤独の行路の狩人か、宿命の檻の終身囚となるか。おれは宿命というものと、命ある限り対決する。 百花繚乱たる人間群像ひしめく元禄の江戸。恐るべき独裁者、犬公方をめぐって張りめぐらされた巨大な罠とは何か。その仕掛けを見破った下忍と少女の生き残りをかけた壮絶な戦いの果ては! 「大胆不敵な着想をベースにした逃亡と抵抗のドラマが、権力への怒りと、人間性への共感を呼ぶ。これが物語だ、これが森村誠一だ」――(文芸評論家・細谷正充氏) 講談社創業100周年記念出版 第45回吉川英治文学賞受賞
レビュー
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一気に読める痛快さ
何度目かの森村誠一マイブームのきっかけを作った本です。 難しい事は考えずに読めますが、元禄期の世相や時代背景の掘り下げはさすがです。 テレビ時代劇の水戸黄門の様なストーリー展開で楽しめます。
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時代劇物も中々いいですね
森村誠一氏にはスリル・サスペンス物の作家というイメージを有していたが、時代劇物の本書を見つけて、アマゾンの評価も高いので手に取ってみた。 舞台は江戸時代の徳川綱吉の治世で、側近の柳沢吉保が権力を握っている時代だ。物語は綱吉が急死するが、柳沢吉保は自己の権力保持のため、影武者を後釜に据えるところから始まる。 綱吉が本物でないことに気付いた、主人公の伊賀忍者の末裔の流英次郎は、柳沢吉保に命を狙われ東北地方に逃避行するが、その過程で猿蓑衆という幕府の先頭集団に何度も狙われ、激烈な戦いを繰り広げる。脇役陣も、栄次郎と共に秘密を知って命を狙われる美貌の医者の娘のおそでを始めとして、個性豊かなメンバーが集まり、それぞれの個性を生かして共に猿蓑衆と戦う様子は楽しめる。 ややご都合主義的な展開に、都合がよすぎるだろう、と思う部分がないではないが、いきなり将軍に祭り上げられた影武者が、意外に名君ぶりを発揮するなど、全体的なストーリーがしっかりしており、中々楽しめる作品に仕上がっている。
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続きも読みたくなった。
森村誠一初読。時代小説は苦手なのだがこれは面白かった。信義の大切さを教えられました。
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特になし。
ストーリーが長すぎる。
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弱者への眼差し
桃太郎のように、道中仲間が増えていくのが面白い。 綱吉が影武者と入れ替わるという大胆な設定を、 あり得ないと感じさせない力量は、さすがミステリー界の大御所。 「影」の存在を知ってしまったために刺客に追われる主人公よりも、 「影」その人に魅力を感じた。 それは「影」もまたかつて悲しい弱者であったという人物造形によると思う。 その「影」が力を得た時、何を為そうとするのか。 作品の根底には、理不尽なものへの怒りと弱者への慈しみがある。
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上様の身代わり探し人身売買。
権力による人身売買の悲惨さを痛感。現在にも通ずる出来事でもある。
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面白い
面白いけど、ちょっと現実的ではないな~、英次郎が強すぎるし…
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二度目の読破
二度目の読破ですが、楽しく読みました。 西国謀叛は紙で読みます。
関連する文学賞
- 吉川英治文学賞 第45回(2011年) ・受賞