日本の文学賞

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カエルの歌姫

日本児童文学者協会新人賞

カエルの歌姫

如月かずさ

校内放送で覆面アイドルを作る企画から始まり、女性の声で歌うことをひそかな喜びにしている少年と、孤高の少女の関係を描くジュブナイル。歌声、秘密、初めての恋を通して、自分のあり方を誰かに知られる怖さと願いが交差する。

ジェンダー歌声初恋

作品情報

謎の歌姫の正体をめぐって、誰にも言えない願いと初恋が動き出す。

講談社刊。校内放送、動画サイト、覆面アイドルという現代的な装置を使い、少年が抱える秘密と恋の芽生えを児童文学として描く。

レビュー要約

  • 爽やかな語りの中に、身体への違和感や自己表現の切実さを組み込んでいる点が評価されている。重い主題を学校生活の物語として読ませるバランスがある。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2011-06-17
ページ数
252ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062170123
ISBN-10
4062170124
価格
1320 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

覆面の校内アイドル、雨宮かえるの正体は?学園アイドルをプロデュースする企画を考えた親友から、歌手志望の女子を紹介してと言われたぼくは、動画サイトの「雨宮かえる」の歌声を聞かせてみることに。

レビュー

  • 好き

    この作品好きです。 男の子だけど、女の子のふりして、歌う男の子のお話。 女の子もからんできたりして。 読みやすい。

  • よいです。

    タイトルで目に入りました。とても面白く読めて楽しかったです。

  • 作者へ惜しみない拍手を。

    著者の3作目にして、第45回日本児童文学者協会新人賞受賞作。 受賞にふさわしい素晴らしい作品です。 ニコニコ動画、両声類、初音ミクを想起させる覆面アイドル。 読みやすく、子どもが共感しやすい現代的な文章、ライトノベル調のテンポの良いかけあい、サブカルチャーを上手く取り入れた 理想的なヤングアダルト。 初恋の戸惑い、決してなれないものへの憧れ。 普遍的な、大人が読んでも素直に共感出来る気持ちをみずみずしく描き、さわやかな友情にも素直に感動出来ました。 主人公のハナが、アイドルを演じることに罪悪感を持つ所は、特に印象的で、主人公の追い詰め方もとてもお上手です。 嘘をつくのをやめ、本当の自分を見せた時。 ありのままの自分を受け入れてもらったハナにおくられる、全校生徒からの、惜しみない拍手。 この拍手の音が、聞こえた時。 涙でページが見えなくなりました。 「ありのままの自分を、ありのまま受け入れてもらえること」 それが、どんなに幸せなことか。 ありのままの自分を、「いいよ」と認めてもらえること。 その大切さを、改めて教えられました。 私からも、主人公のハナ、そして、作者へ惜しみない拍手をおくりたいと思います。

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