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誰がための刃: レゾンデートル

ばらのまち福山ミステリー文学新人賞

誰がための刃: レゾンデートル

知念実希人

余命を告げられた若い外科医が、自暴自棄の暴力から連続殺人鬼との接点を持ち、少女との出会いを通じて自らの存在理由を問い直すミステリー。

医療ミステリー連続殺人存在理由

作品情報

残された命を前に、医師は暴力と救済の境界へ踏み込む。

余命を告げられた若い外科医が、自暴自棄の暴力から連続殺人鬼との接点を持ち、少女との出会いを通じて自らの存在理由を問い直すミステリー。 書誌識別子は、Amazon JP、NDL/CiNii、出版社・書店情報で単独書籍または収録書籍として確認できたものだけを記録し、雑誌号や掲載媒体の識別子は流用していません。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2012-04-01
ページ数
600ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062176026
ISBN-10
4062176025
価格
1387 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

自らが末期癌に冒されていることを知った若手の外科医、岬雄貴。自暴自棄となった彼は体を鍛え上げ街の不良を襲撃する。そのことがきっかけで、連続殺人鬼「ジャック」と接触を持った雄貴は、ジャックの思想に感化され、その共犯となる。偶然助けた少女、沙耶と心を通わすうちに、自らの行動に苦悩するようになる雄貴。「ジャック」はなぜ殺人を繰り返すのか、少女はなぜ追われるのか。残り少ない命をかけ、雄貴は少女のために戦いを挑む。

知念 実希人 経歴 1978年10月12日沖縄県に生まれる。東京慈恵会医科大学卒。医師。東京在住。日本内科学会認定医。

レビュー

  • 綺麗な本!

    綺麗な本でとても嬉しかったです。

  • 世直し殺人鬼のロンド

    本格ミステリというよりは、サスペンスでしょうかね。 あるいはハードボイルドという分類もできるか知れません。 一応推理小説的な仕掛けもないではないのですが、 基本的にそこはあまり重きを置かれていません。 様々な立場の人間が織りなす群像劇、ですかね。 それが、ある一点を目指して収束していきます。 アクション描写にはかなり熱が入っております。 反面、何故剣道ばっかり前面に?という感想も少し(苦笑) ほかの方も書いておられましたが、 終盤はあまりにも綺麗にまとめ過ぎたせいか歪みがなく、 その分カタルシスがぼやけてしまった点が瑕瑾かと。

  • 微妙な読後感

    やはり、デビュー作だけあって、アラが目立つ。 例えば、P234の12行目。宇佐見記者目線で三人称で描かれた文章でありながら、「私は、悪人じゃない。」と、一人称になっている。 それから、P278の16行目。「自分を襲った男たちに逮捕されれば」ではなく、「自分を襲った男たちが逮捕されれば」の間違いなのでは? それと一番残念なのは、結構早い段階で、田中が川原丈太郎だと解ってしまった事。 三十路の医者が17歳の処女に「優しくするよ」と言いながら中田氏しちゃ駄目だろうとか、いろいろ言いたい事はあるけれど、 細かい点はさておき、全体的には面白かった。

  • レビュー遅くなりました

    母が愛読の知念実希人さんのこの本が、出版社に在庫がなかったので、購入したんですが、届いた本、誰も読んだ形跡がなく新品だったので、母かが、大喜びだったので嬉しかったです 内容も、面白いからまた読みかえすと言ってたので、購入したかいがありました ありがとぅございます

  • 最高でした!

    もぅ 久しぶりに一気読みしました! 知念実希人さんファンになりました!他の作品も読もうと思ってます。医療ネタは沢山読みましたが、なんか素敵な何かが溢れてます!何かが!

  • 本格というよりエンタメ小説

    本格ミステリの賞を受賞しているが 本格というよりは様々な要素を組み合わせた エンターテイメント作品といった感じ。 犯人当てを楽しもうとしていたらがっかりするかも。 ただエンターテイメントしてはかなり良く。 リーダビィリティが高かった。 厚い本だが手に汗にぎりかなり早く読めた。 爽快な読書を楽しみたい方にお勧め。

  • ミステリ?

    なのだろうか。 ストーリーやキャラクター描写は陳腐でした。主人公の医師が作者の理想なのかなぁと。大分古臭いですけど。読みきるのが苦痛でした。

  • 男は自分の為だけじゃあ生きられないんかも…

    "純愛"は純粋ゆえに登場人物が何かしらの形で狂的に壊れていかなければ表現できません。 そしてハードボイルドは男たちが壊れていく"純愛"の物語であり、「誰がための刃」はまさにそう云う意味でのハードボイルドだと感じました。 この作品に登場する男性たちは、世界から取り残され、絶望し、自己破壊的に暴走し、虚無に耽溺して心を腐食させていきます。その中で、一人は守るべきものを失って虚無に呑み込まれてしまい、一人は虚無の中で守るべきものを見出したのに、本当の意味で守りきれずに絶望に崩れ去り、一人は一旦虚無に陥りながらも守るべきものを見出し、命に代えて守りきって充足を得ます。 具体的でリアリティのある医学的描写やスピード感のある武闘描写もさりながら、"純愛"に飢えている人にお薦めですね。

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